あらゆる分野の作家さんが、心を込めてつくった作品が集まるオンラインのハンドメイドマーケット『minne』では、2016年4月から、新しく食品の取り扱いをスタートしました。今回はコラボレーション企画として、全4回に渡って、『minne』に食品を出店するつくり手さんの紹介をしていきます。

明るい笑顔が印象的な、台湾茶を扱う『チャリカ』の峰尾真依子さん。台湾茶と聞くと、たくさんの茶器が出てきて、あれこれ作法があって…、なんて難しそうな気もしますが、『チャリカ』のお茶はそんなイメージを払拭し、毎日に特別な時間をプレゼントしてくれます。

旅好きの会社員だった峰尾さんを惹きこんだ台湾茶の魅力とは? 「日常にもっと台湾茶を取り入れて欲しい」と願う『チャリカ』のこだわりを、「minneのアトリエ」で伺いました。

ふわりと広がる香りに、自然と気持ちもリラックス

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『チャリカ』は、台湾茶をベースに、ハーブやドライフルーツをブレンドしたオリジナル商品を取り扱っています。そもそも台湾茶は、中国茶の一種。その中で、台湾で独自の文化へと発展したものです。

峰尾中国茶って作法や飲み方が難しそうで、どこか敷居が高く感じませんか? 私自身ずぼらな性格なので(笑)、気軽に飲める方法を考えて西洋のハーブや日本のドライフルーツをブレンドするようになったんです。

峰尾さんは、現在オンライン販売とイベントへの出店をメインに活動しています。まずは香り豊かな台湾茶の世界をご紹介します。

はじめに淹れていただいたのは、『minne』のオンラインショップでも人気の「花畑のブレンド茶」。烏龍茶をベースに、3種類のハーブをブレンドしています。

写真左から、ローズ、マローブルー、マリーゴールド。鮮やかな色合いに、飲まずとも気持ちが癒やされそうです。

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それぞれを写真のようにブレンドし、お茶とハーブがお互いを惹き立て合うちょうどよいバランスに整えます。

峰尾一口目がおいしく感じられることが、何よりも大事だと思っています。商品にする前に、必ず自分で飲み、納得のいくまで味の調整をします。

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コポコポとお湯を注ぐと、花びらが水分を含んで、よりいっそう鮮やかに。

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ふんわりと、豊かな香りが部屋に漂いだしたところで、茶葉をこせばでき上がりです。

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一口飲むと、豊かな香りが口のなかから鼻の方へと抜けていきます。

峰尾それぞれのお茶とハーブには効能があります。烏龍茶には身体を温める効果、ローズには美肌効果、マリーゴールドは免疫力UP効果、マローブルーは喉の粘膜を保護する効果が代表的です。それから、これらの香りはもちろんリラックス効果もあるんですよ。

日々の喧騒のなかでどんなに慌てていても、思わず「ほっ」とさせてくれます。

『チャリカ』のモットーは、「いつでもどこでも、気軽に美味しいお茶を」。

台湾茶に魅せられた峰尾さんが、その魅力をもっと多くの人々に知って欲しいと思ったことが、お店のはじまりでした。では、峰尾さんをそこまで惹きこんだ台湾茶との出会いのきっかけを聞いてみました。

きっかけは、偶然現地のお茶の専門店に立ち寄ったこと

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峰尾昔から旅行が趣味でした。会社員時代に行った台湾で、お茶の専門店に訪ねたときに出してもらった台湾茶の味に、すごく感動したんです。

普段は、大のコーヒー好きだと話す峰尾さん。しかし、そのときに現地で飲んだお茶は、今までのイメージとは180度違ったといいます。

峰尾最初に 「高山(こうざん)烏龍茶」というお茶を飲ませてもらったのですが、花のような香りと、優しい味わいに驚きました。かと思えば、「東方美人茶(とうほうびじんちゃ)」は、まるで紅茶のような味に、ビンテージのワインを思わせる香り。日本に帰ってからもそのときの熱が冷めず、講習に参加したり本を読んだりして、台湾茶の世界にハマっていったんです。

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台湾茶の種類はさまざま。会社員として働きつつ知識を蓄えていった峰尾さんは、それまでのアパレルのお仕事を辞めるタイミングで『チャリカ』をはじめました。今では、毎年2回の「春茶」と「冬茶」の時期には、必ず現地に買い付けに向かいます。

イベントへの出店やオンライン販売をしていくなかで、商品のバリエーションは徐々に増え始めます。現在は、その時期に合ったドライフルーツを一緒に楽しめる「ドライフルーツブレンド茶」シリーズが、『チャリカ』の人気商品。

一番の売れ筋は、この「凍頂烏龍茶&みかん」。もともと柑橘系のような香りのする凍頂烏龍茶に、和歌山県産の温州みかんのドライフルーツがマッチします。

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峰尾飲み方はすごく簡単です。約100℃の熱湯を温めたカップの茶葉に注ぎ、約1分間蒸らす。それだけです。小さなお皿があれば、蒸らしている間にカップの上にフタとして乗せておくと、さらに蒸らし効果がUPしますよ。

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『チャリカ』のお茶はドリップパックに入った状態で販売されているので、お家に届いてすぐに、お湯さえ沸かせば気軽に楽しめるのが魅力です。

台湾茶をもっと日常的に楽しんで欲しい、そんな峰尾さんの想いから誕生した『チャリカ』の商品が、今では実を結び人気を集めています。使用するドライフルーツは、国産の「旬」のものを選ぶというこだわりも。

峰尾日本のフルーツは味が濃いので、ドライフルーツにしても風味が凝縮されています。それぞれのお茶と相性の良いフルーツを選び楽しむことができるのも魅力です。

ここで、『minne』でオンラインショップを始めたきっかけを伺いました。

『minne』から広がった購入者との関係性

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峰尾もともとハンドメイドのものが好きで、『minne』は消費者の一人として楽しんでいました。そんなあるとき、イベントに出店している際に会場の担当者経由で食品の出店者を『minne』が募集していると聞き、連絡させてもらったのがきっかけです。

別のサービスを利用してオンライン販売を行っていた峰尾さん。しかし、『minne』を始めてから、より多くの人に『チャリカ』を知ってもらえるようになったそうです。

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峰尾『minne』にはさまざまなジャンルの商品が集まっているので、販売量も、リピーターさんも増えています。商品へのコメントやレビューをもらえるのも嬉しいです。時期によっては商品の到着までお待たせしてしまったり、すぐにお返事をできなかったりすることもあるので、商品を発送する際に手書きのメッセージカードを同封させてもらっています。

『minne』を通して、直接顔を合わせなられなくても温かいやり取りが生まれているようです。

峰尾 『minne』で知ってもらったお客さまに、イベントに出店した際にお声がけいただくこともあるんですよ。

台湾茶は、お湯を注いで飲む以外にもさまざまなアレンジがでます。峰尾さんに、オススメの飲み方を教えてもらいました!

台湾茶を気軽に楽しむ方法は? オススメ飲み方アレンジ

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峰尾例えばこのいちごのお茶は、ハチミツのような甘い香りのする「密香紅茶(みっこうこうちゃ)」に、群馬県産の紅ほっぺを合わせたもの。お湯を注いでそのまま楽しむのもいいけれど、ミルクをプラスしてイチゴミルクティーにしてもおいしいですよ。

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これからの暑い季節には、水出しもオススメ。

峰尾茶葉と氷を入れた容器に水を注いで、3〜4時間置いておけばでき上がりです。台湾茶は日本茶と違って、長時間水につけておいても濃く出すぎてしまうことはありません。水がなくなったら継ぎ足せば数回は楽しめるんです。私も毎日持ち歩いているんですが、よかったら飲んでみますか?

そう言って鞄から出してくれた水出しのお茶は、先ほどのいちごのドリップパックにも使用している「蜜香紅茶」。

一口飲むと、ひんやりした口当たりのあとに、華やかな香りとほんのりとした甘みを感じます。夏の乾いた喉には、最高の癒やしになりそうです。

峰尾他にも、烏龍茶などは脂肪の吸収を抑えてくれるので、食事の前に飲むと良いですよ。私は食べることが大好きなので、日常的に飲むようにしています。

台湾茶を取り入れたライフスタイルの魅力を伝えてくれた峰尾さん。香り豊かな毎日を始めるために、まずは『minne』で気軽に『チャリカ』のお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか?

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SHOP INFOMATION

NAME チャリカ
URL https://minne.com/charicatea
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