コンビニ「ナチュラルローソン」の秋冬のおすすめ新商品を紹介する特集。第3回は、希少な牛乳を使った「吉本牛乳最中アイス コーヒー牛乳」について、ナチュラルローソン商品部 広報販促担当の鮎川美保さんに伺いました。

第1回 桔梗信玄餅アイスプレミアム、桔梗信玄餅アイスクレープ
第2回 石川県産 五郎島金時のモンブラン

4軒の契約酪農家で搾った生乳だけを使った牛乳アイス。

桔梗信玄餅アイス」に続いてナチュラルローソンのこだわりのアイス、第2弾です。初めて食べたときに、すごく牛乳にコクあっておいしくて感動しました!この「吉本牛乳」ってどんな牛乳なんですか?

naturallawson_monaca_01

鮎川プレーンな味の「吉本牛乳最中アイス」は今年の4月から販売し、おかげさまで大変ご好評を頂いています。

私も担当するまでは知らなかったのですが、牛乳をつくる乳業会社は、ひとつのトラックで何軒もの酪農家を回り生乳を回収するんです。この仕組みのために、どんなにこだわって牛を育てている酪農家の牛乳も、他の生乳と混ざってしまうため、その牛乳のおいしさや特徴が分からなくなってしまうという問題が生じます。

それを解決するために「吉本乳業」さんでは、品質の高い生乳だけを扱うわずか4軒の酪農家のみと契約し、おいしい牛乳をつくることにこだわっているんです。

naturallawson_monaca_02

そのエピソードだけでもこだわりが伝わってきます。パッケージデザインもかわいいですね。開封すると、香ばしい香り!

naturallawson_monaca_03

鮎川アイスはもちろんなのですが、この最中の皮にもすごくこだわりがあります。もなか皮は一般的に小麦粉を使ったものが多いのですが、「吉本牛乳最中アイス」のもなか皮は、和菓子と同じ「もち米」を原料にしているんです。滋賀県産のもち米の「滋賀羽二重もち(しがはぶたえもち)」を100%使い、香りがとても良いのが特長です。

サクッとした歯ごたえのあと、もなかの皮が口の中でアイスと混ざり、しっとりとしてきました。もなかの皮というとパサパサしたイメージがあり正直苦手だったのですが、この皮はおいしいですね!

naturallawson_monaca_04

鮎川もち米が入っているので、皮がパサパサせず、ねっとりもっちりした食感が特長なんです。吉本牛乳がとてもコクと甘さのある牛乳なので、通常の小麦のもなか皮だと負けてしまって。それで、「吉本牛乳最中アイス」では、羽二重糯のもなか皮で包むことにしました。

アイスも皮も、本当に自信作。もうこだわるところがありません(笑)。

羽二重もちの皮がより一層、アイスのおいしさを引き立たせていますね!

寒い季節がいちばんの食べ頃。

以前、同じ酪農家でも、季節によって牛乳の味が変わるという話を伺ったのですが、吉本牛乳もそうでしょうか?

naturallawson_monaca_05

鮎川はい。一番牛乳がおいしいのは、秋冬の寒い季節です。寒さに備えて牛が脂肪を蓄えて、とても濃厚になります。つまり寒い季節が「吉本牛乳最中アイス」も一番おいしい時期になります。夏は反対に暑くて牛が水をいっぱい飲む分、冬に比べると牛乳は少し薄くなります。

では「吉本牛乳最中アイス コーヒー牛乳」は、これからまさに食べ頃の時期に発売されたわけですね。「吉本牛乳」は高知県の乳業会社とのことですが、「桔梗信玄餅アイス」と同じく、バイヤーが見つけてきたのですか?

鮎川そうなんです。四国は、山もあり海もあり、陽もサンサンと照っていて……という土地柄なので、農作物がとても元気でおいしいものが多い地域です。そのためナチュラルローソンとの繋がりが深く、バイヤーも足繁く通っています。「吉本牛乳」も、そうして得たバイヤーの情報から商品化が決まりました。

商品化までにはどれくらい時間がかかったのですか?

鮎川昨年から企画は始まっていたんです。実はアイスが完成してからが大変でした。アイスに合うもなか皮にこだわるあまり、商品になるまでに1年もかかりました。

ナチュラルローソンのみなさんの情報網と、おいしさを極めるこだわりから生まれたアイスですね。読者のみなさんにも食べていただきたいです!(つづく)

■ 教えてくれた人

鮎川美保さん

株式会社ローソン 商品本部 ナチュラルローソン商品部 広告販促担当。2012年入社以降、ナチュラルローソンの店長を経て現職に。ナチュラルローソンの手描きのPOPはすべて美大卒である鮎川さんが描いたもの。

naturallawson_ayukawa
商品リスト
吉本牛乳最中アイスコーヒー牛乳 291円