3回にわたってお届けしてきたナチュラルローソンのお菓子の秘密ですが、今日はそのお店そのものについて迫ります。バーガンディ・レッドの看板が目印の「ナチュラルローソン」は、おしゃれで、素敵なものが揃うコンビニとして人気。2001年に自由が丘でオープンし、現在は首都圏を中心に約140店舗を展開中。なんといってもナチュラルローソンのお菓子はどれもクオリティーが高く、専門店にも引けをとらないほど!その秘密やこだわりを、ナチュラルローソン商品本部の鮎川美保さんと、小林愛花さんのおふたりにお話をうかがいました。

第1回 桔梗信玄餅アイスプレミアム、桔梗信玄餅アイスクレープ
第2回 石川県産 五郎島金時のモンブラン
第3回 吉本牛乳最中アイス コーヒー牛乳

オーガニック食品を日常使いにしてくれたナチュラルローソン

ナチュラルローソンで取り扱っているお菓子は、セレクトされたものも、オリジナル商品も、食べたことのない産地の食材をつかったものばかりで、お菓子のセレクトショップみたいです!

今回は、新発売のスイーツについてのお話を聞かせていただきたいのですが、その前に、まずはナチュラルローソンについて教えてください。そもそも、どんなきっかけでナチュラルローソンができたんでしょう?

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鮎川 これは、私もこのインタビュー取材にあたっていろいろ聞いて今回初めて知ったのですが、ナチュラルローソンは、実は社内ベンチャーという形で、たった2人の社員の企画からはじまったんです。

担当者の奥さんの「オーガニック食品を気軽に買える場所がほしい」という想いを叶えるためにスタートしたんだそうです。オープンした2001年当時はまだオーガニック食品というものが一般的ではなくて。でもナチュラルローソンができたことで、オーガニックや有機食品という言葉が徐々に一般的になってきたと思います。

自分たちが本当に食べたいと思うものを届けたい

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小林 オープン当時は、店舗で炊飯した栄養価の高い玄米を使用した、手作りのおにぎりを販売していたり、私たちのバイヤーがセレクトした、日本や世界のこだわり商品を販売していたのですが、現在では約140店舗にもなりオリジナル商品も開発できるようになりました。創業時の「毎日のことだから、美味しいものを安心して届けたい」という想いは、今でも受け継いでいる思想です。

オリジナル商品の基準は、合成着色料と保存料は一切不使用、カロリー、塩分量なども、細かく規定があります。

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オリジナルのお菓子にもこだわりがありそうですね。

小林 はい。そうなんです!例えば白砂糖ではなく、和三盆などの体にいい材料を選ぶようにしています。また、食材もできるだけ国産のものを使うようにしています。実際に農家さんの元に足を運ぶこともよくあります。

農家にまで!それは驚きでした。農家の皆さんも嬉しいでしょうね。

鮎川 お話を聞くことで商品開発のヒントにもなりますし、商品ができたときにはお客さまに作り手の顔もご紹介することができますし、農家の方も喜んでくださっていると思います。

全国各地を駆け回る商品開発は、時間もかかりそうですよね。どれくらいの期間で商品が誕生するのですか?

小林 だいたい半年先のことを考えて動いています。今なら3月発売のものを。

意外と早いスパンで商品開発が行われているんですね。たしかに、いつも新しい商品が並んで話題になっていますもんね。ひとりでは大変じゃないですか?

小林 食品部門のチームは10名いるのですが、他の食品部門のスタッフと情報を共有したり、意見交換したりしながら進めるので、ひとりの大変さはありませんね。ほぼ女性なんですが、みんな食べることが大好き。

みんなで食事にいったり、雑誌やWebサイトを見ながら今のトレンドを研究したりと、「30代の働く女性」という店舗のメインターゲットに近いスタッフが、味、量、見た目など、自分たちが本当に食べたいというものを日々研究、開発しているんです。

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なんて楽しそうな職場でしょう!羨ましいです。好きなものに情熱を注いでいる結果、私たちのもとにおいしいお菓子が届くんですね。これからもどんどん美味しいお菓子の誕生を期待しています。

小林 はい、ぜひご期待ください!ナチュラルローソンには宝探しのような気分で来店してくださるお客さまが多いんです。ですので、これからも、ナチュラルローソンらしいお菓子を皆さまの元へお届けしたいと思います。

■ 教えてくれた人

鮎川美保さん

株式会社ローソン 商品本部 ナチュラルローソン商品部 広告販促担当。2012年入社以降、ナチュラルローソンの店長を経て現職に。ナチュラルローソンの手描きのPOPはすべて美大卒である鮎川さんが描いたもの。

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■ 教えてくれた人

小林愛花さん

株式会社ローソン 商品本部 ナチュラルローソン商品部 マーチャンダイザー。2013年入社。ローソンの店長から、商品部でのベーカリー担当などを経て現職に。小さい頃からおかし作りが大好き。

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