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たねや
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ツアーガイドと巡る、ラ コリーナ近江八幡。

2015年にオープンしたたねやグループの旗艦店「ラ コリーナ 近江八幡」には、店舗を含めた広大な敷地を紹介する、「ラ コリーナ ツアー」があります。

値段は、1グループ5,400円。(1グループ15名まで)

2016年8月にスタートしてから、すでに多くの方が参加されています。

この記事では、ラ コリーナツアーのツアーガイド、新谷朋子さんに各所のポイントを紹介してもらいながら、記事を進めていきます。

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ツアーガイドの新谷朋子さん

赤い旗を目印に、ガイドさんの声が聞こえるよう、レシーバーを耳につけて出発です!

ラ コリーナのメインショップ「草屋根」

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ラ コリーナのイラストマップ

ラ コリーナの敷地面積は、35,000坪!甲子園球場で例えると、約3個分の大きさなんだそう。

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ラ コリーナ(La Collina)は、イタリア語で「丘」という意味。八幡山の稜線に繋がるような丘をイメージした草屋根の建物が印象的です。

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東京ドームで言うと、約2.5個分

1階には、たねや・クラブハリエのショップが、2階には、クラブハリエのカフェが併設されています。

木の温もりを感じるガラス扉を開けて、メインショップへ踏み入れます。

新谷さんが、質問しました。

「問題です、天井に見える黒い点々は何だと思いますか?」

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店内を見上げると、ひとつずつ大きさの違う、黒いでこぼこが見えます

これらは、貼り付け凹凸をつくることで、消音効果が得られるそうです。

…答えは「炭片」!

建築家の藤森照信さんと社員のみなさんでひとつひとつ炭付け作業をしたと言うから驚き。そのときの様子はこちら。

地上8.5mの炭付け作業 - ラ コリーナ日誌


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たねやの売り場では、全商品を取り揃えているほか、職人が目の前でお菓子を仕上げてくれる「できたて工房」が併設されています。

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写真左 : どらやきの生地に粒あんとソフトクリームを挟んだ夏期限定の「どらソフト」 / 写真右 :マンゴーソースが爽やかな「どらソフト マンゴー」

売り場の反対側には、大小様々な木型がずらりと並べられています。

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よーく探してみると、飛行機の木型もあります。ぜひ探してみてください!
新谷

これは、実際に使用していた和菓子の木型です。饅頭や干菓子に使われていたものです。


こちらは、たねやの売り場の反対側にある、「クラブハリエ」の売り場。クラブハリエ最大のバームクーヘン専門店です。

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職人が焼きたてのバームクーヘンを一つ一つ丁寧に包装。バームクーヘンの良い香りが店内に漂います

さらに、バームクーヘンだけでなく、クッキー生地にバームクーヘンを練り込んだ「バームサブレ」、サブレでレーズン入りのバタークリームを挟んだ「バームサンド」など、新しい商品もラ コリーナ限定で登場しています。

また、2階のカフェでは自然を感じる開放的な空間で、「焼きたてバームクーヘン」を味わえるのでぜひ食べてみてください。

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焼きたてバームクーヘン。そのままでもおいしいですが、生クリームをつけて食べるのも別格

見渡す限りの田園風景

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メインショップを抜けると、見渡す限りの緑!(田んぼだけで4,500㎡もあるのだそう)

手前の広い田んぼではうるち米を、奥にちらりと見える棚田では、もち米などを栽培しています。

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6月下旬訪問時の様子。秋になると、黄金色の稲穂が広がります

毎年ゴールデンウィーク明けの5月中旬ごろ、すべて手作業で田植えをおこなうのが、ラ コリーナの恒例行事。

新谷

私たちたねやグループの従業員にとって、お菓子のもととなる農作物をつくる農業の大変さ、大切さ、そして素晴らしさを体感できる貴重な学びの場になっています。

今年の田植えの様子は、 こちらをご覧ください!

ラ コリーナの田植え - ラ コリーナ日誌

和洋の垣根を越えるフードガレージ

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新谷

こちらは、フードガレージのフードコートです。社長が海外へ視察に行った際、若い方たちが活気あるお店づくりをされていることに感銘を受けたのがきっかけで、この形で運営しています。

クラブハリエが展開するパン専門店「ジュブリルタン」から毎朝届くパンやホットドッグ、イタリアのライスコロッケをアレンジした「アランチーノ」、今の暑い季節はかき氷など、和・洋の垣根を越えてカジュアルなスタイルで飲食を楽しめるショップが連なっています。

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イタリアのライスコロッケをアレンジした「アランチーノ」
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かき氷

ちなみに、取材メンバーが訪ねた際はまだ完成していなかったのですが、7月15日に「フードガレージ ギフトショップ」がオープン。ギフトショップではリーフパイやオレンジケーキのほか、クラブハリエキッズの商品も並びます。

フードガレージ ギフトショップオープンしました! - ラ コリーナ日誌

今回ラ コリーナを歩きながら感じたのは、“どこを見ても絵になる”ということ。ラ コリーナに来てからというもの、このことばを何回使ったかわかりません…。

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建築家・藤森照信さんの遊び心あふれる「土塔(どとう)」。子供たちだけでなく、大人も小さな扉をくぐろうとしていました

田んぼ脇を歩いていると見えてくるのが2016年6月に移ってきた本社オフィス。

滋賀の近江八幡は、たねやの原点。いつか創業の地である近江八幡に本社を戻したいという、長年の思いもありました。ここラ コリーナをたねやグループの発信の場として、たねや、クラブハリエの旗艦店、本社、たねや農藝を置くことに決めたのだそうです。

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写真右に見えるのは樹齢250年のクスノキ。ラ コリーナのご神木です

実はこの屋根、“銅”で葺(ふ)かれているのだそう!

最初は新しい10円玉のようにピカピカだったそうですが、雨に打たれることでサビて、今の鈍色に落ち着いたのだといいます。“ラ コリーナが自然に馴染んでいくように”という思いも込められています。

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本社の展望室からの眺めは格別です!

そして、本社の最上階にはラ コリーナを見渡せる展望室があります。4階から見える壮大な景色は、ツアーに参加したときのお楽しみ!

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4階の展望室から下を眺めると、歩いている人が小さく見えます

また、展望室のなかには、建築家・建築史家の藤森照信さんのスケッチやメインショップの模型などを展示していて、自然と一体となったラ コリーナができるまでの経過を垣間見ることができます。

ちなみに展望室の反対側からは、安土山や琵琶湖の内湖「西の湖」を臨むことができます。

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カステラショップ「栗百本」

最後に、カステラショップ「栗百本」を訪ねました。使用している栗の木は、全部で144本。

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144本の理由は、2016年がたねやの創業144年に当たることから。

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たねや名誉会長の山本德次さんが精魂こめて極めた「カステラ」

たねや伝統のしっとりとした「カステラ」だけでなく、カステラショップオープンのために開発されたふわふわ食感の「八幡カステラ」も販売されています。

ちなみに、焼きたての八幡カステラは、口に入れるとふわっと溶けるほど。ぜひこちらも、ツアー体験後に食べてみてください。ラ コリーナ限定商品です。

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カステラショップオープンのために開発した「八幡カステラ」

50分間のツアーは、あっと言う間に終了。

田んぼのあぜ道を歩きながらツアーについてのお話を新谷さんに聞きました。

暮らしの中で自然を身近に感じてもらうために

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今回案内してくださった、新谷朋子さん。新卒入社後は販売員として接客を担当し、ラ コリーナ近江八幡メインショップのオープニングスタッフを務め、2016年8月からツアースタッフとして仕事をしています。

現在2名体制で、多いときで1日に4回おこなうそうで、暑い日にはのどがカラカラになるほど。

もともと、どういう経緯でラ コリーナ ツアーをはじめたんでしょうか。

新谷

私たちがここ近江八幡の地で自然とともにどう歩もうとしているのかを、敷地全体を歩きながら紹介していく“ツアー”があったら、たねやグループのことをより深く知っていただける機会になるのではないかという思いからはじまりました。

ツアーガイドを1年間経験してみて、どういう方が参加されることが多いですか?

新谷

時期によりますが、ゴールデンウィーク、秋の行楽シーズン(10〜11月)はバスでお越しになる団体のお客さまが多いですね。それ以外の時期だと、ご家族連れやお友達同士のグループが多いかもしれません。

販売スタッフから、ツアーガイドに仕事がガラッと変わったことで、苦労したことはありますか。

新谷

販売だと、1人のお客さまに接するのは、長くても10分程度。でも、ツアーではひとつのグループを先導して、50分間敷地内をご案内します。周囲に気を配りつつ、案内の中で質問をいただいても答えに詰まらないようにしておかないといけません。最初は、「そんなん私にはできひん」と、正直思っていました。

そこからどうやって、今のようにスムーズに話せるようになったんでしょう?

新谷

はじめは先輩に案内のシナリオをつくってもらって、それを覚えました。

覚えただけじゃ臨機応変に対応はできないので、自社のホームページでラ コリーナの日常をお伝えしているブログ「ラ コリーナ日誌」も最初からすべて読んだり、自分で敷地内を歩いてみたり、分からないことは工房の職人や農藝スタッフに聞いたり。自分の“引き出し”を増やすように意識しています。

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新谷さんのお気に入りの場所。田んぼや棚田が見渡せるカステラショップの軒先

新谷さんがツアーガイドとして、今心がけていることはありますか。

新谷

ラ コリーナはこれだけの自然に囲まれているので、ツアーに参加してくださったお客さまに、少しでも日々の暮らしの中で感じる自然の大切さやたねやグループが思い描く夢をお伝えしたいと思っています。

もちろん、ぶらりと歩くのもいいですが、ラ コリーナには携わった方の思いやこだわりが詰まっているので、知れば知るほど興味が湧いてくるはずです。そんなラ コリーナの奥深い部分との”橋渡し”としてツアーガイドが担えればうれしいです。

確かに、ふらっと歩いているだけでは気づかないこだわりをたくさん知ることができました。質問したら答えてくれる人がいるということは、すごく頼もしいなぁと感じました。とっても面白かったです。ありがとうございました!

WRITER

平野太一

CAKE.TOKYO 編集者。あたらしいものとおいしいものを求めて、プライベート・仕事を問わず、実際に訪ねることをモットーに、日々活動しています。 Twitter : @yriica

PHOTOGRAPHER

三浦咲恵

1988年大分県生まれ。City College of San Francisco写真学科卒。帰国後、株式会社マッシュにてスタジオアシスタントを経て、2014年鳥巣佑有子氏に師事。2016年独立。現在、ジャンルを問わず、雑誌・Web・広告等で活躍中。

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