こんにちは、えみ(@himawari_emi)です。
お菓子づくりをしていると、卵黄しか使わないレシピも多く、余った卵白どうしよう…?と思ったことはありませんか? 私も、お菓子づくりを始めたばかりのころは、どう使えばいいんだろうと悩むことも多々ありました。
卵白消費の有名なお菓子と言えば、フィナンシェ・ダックワーズ・メレンゲクッキーなどがありますが、この3つの共通点は「どれもオーブンを使うこと」です。暑い夏にオーブン料理は正直避けたいところ。
今回は、そんな暑い夏にぴったりの「冷たい卵白デザート」をご紹介させていただこうと思います。見た目はまるでアイスクリーム、しかし食べてみると卵黄を使用しないため、味も触感も軽くさっぱりひんやりデザートです。特別な材料も使わなく、つくるのも簡単な夏スイーツ。是非お試しください!
材料(23cm×19cm×5cmのバット1個分)
・生クリーム……150cc
・卵白……2個分(60gほど)※多少増減しても問題ありません
・クリームチーズ……60g
・砂糖……70g
下準備
・クリームチーズを常温に戻しておく
・バットにクッキングシートを敷いておく
つくり方
1)大きめのボウルに、常温に戻しやわらかくしておいたクリームチーズを入れ、なめらかになるまでよく混ぜます。
2)別のボウルに卵白を入れメレンゲをつくります。
① 最初は何も入れず泡立て、シャンプーの泡くらいになったら砂糖1/2量を加えます。
② 砂糖を加えたら手早く混ぜて砂糖を溶かし、つややかな状態になったら残りの砂糖を全て加えます。
③ さらに勢いよく泡立てて、持ち上げたときにもったりしたやわらかメレンゲになるまで泡立てます。
※泡立てすぎてしまっても触感が変わるくらいなので大丈夫です。
3)別のボウルに生クリームを入れ、かるくおじぎをするくらいまで泡立てます。
※泡立てすぎてしまっても触感が変わる位なので大丈夫です。
4)③の泡立てた生クリームに、②のメレンゲを2回に分けて加え、そのつど泡を潰さないようさっくりと混ぜ合わせます。
メレンゲは時間を置くと泡の状態が変化するため、加える前に泡立て直してください。
5)④の混ざった生地を①のボウルに一気に加え混ぜ合わせます。
6)バットに流し込み、冷凍庫で半日程凍らせます。
7)凍ったら冷凍庫から取り出し、好きな形にカットして完成です。
ナッツをかけたり、ソースをかけて、毎回違う味を楽しむこともできます。
アレンジ編
1) アッフォーガード風アレンジ
エスプレッソや、コーヒーシロップ、コーヒーリキュールをかけてみて…。
2)ケーキ型で冷やし固めた、ほろ苦アーモンドキャラメリゼ風アレンジ
アーモンドキャラメリゼのつくり方
材料
・スライスアーモンド……20g
・水……10cc
・砂糖……30g
① 鍋に水と砂糖を全て入れ中火にかけ、色がついてきたら火を止めアーモンドを入れる。
② 固まりやすいので手早く混ぜながら、アーモンド全体にカラメルを絡ませて、出来上がったアーモンドは、クッキングシートを広げたお皿の上で冷まし完成です。
3)お祝いにも使えるようなホールケーキ風アレンジ
ホールケーキ型で冷やし固め、フルーツを飾ってみて…。
その上にチョコレートをコーティングすると、デコレーションケーキに変身です。
チョコレートのコーティング方法
材料
・市販の板チョコ……2枚(※15㎝ケーキ型に少し多めのチョコレートの場合)
① 大きめの鍋に水をいれ沸騰直前まで温めます。その間に、ボウルに板チョコを割り入れます。
② 湯せんにボウルを入れてチョコレートを溶かし、完全に溶けたら湯せんから外し、たえずかき混ぜ少し冷まします。
※ 冷たいアイスケーキが一度に溶けださない程度まで冷まします。ただ、冷ましすぎると固まってしまうので要注意です。
③ バットや網の上にアイスケーキを置いて、ケーキの中心めがけて一気にチョコレートを流して完成です。
※ アイスケーキがとても冷たいので、チョコレートを一気に流さないとすぐにチョコレートが固まってしまい、凹凸ができてしまったり綺麗な仕上がりにならないので、ここは手早く行ってください。
このデザートは、南フランスの銘菓『ヌガー・グラッセ』や、イタリアのアイスケーキ『カッサータ』からヒントをもらいレシピを考えてみました。
紹介したアレンジ以外にも、フルーツソースを混ぜてマーブル模様にしてみたり、洋酒漬けのドライフルーツを入れてみたり、アレンジを楽しめそうですね♪ 火を使わないので、小さい子供でも安心してつくれます。暑い日に、ぜひ親子で一緒につくってみてください!