季節のお菓子は、素材を活かしたお菓子が多い無印良品ならでは

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無印良品では季節に合わせたお菓子のお取り扱いがあるそうですね。

岩本そうなんです。店舗ごとに場所は異なりますが、そういった棚をつくっています。

例えば、どんなテーマで展開しているのですか?

山田春には「抹茶」や「桜」、夏は「ゼリー」、秋は「芋」「栗」「かぼちゃ」、冬は「いちご」などです。10月中旬から冬にかけては「チョコレート」のお菓子が登場しています。実際に秋になるとチョコレート系の売り上げも4倍近くもアップするんですよ!

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4倍も?季節の素材や、気候にあわせてテーマが決まるんですね。確かに肌寒くなってきて、チョコが恋しい季節です。お菓子コーナーで季節を感じられるのはいいですね!

 

チョコレート菓子を通して、地域支援ができる仕組みとは?

今回新登場した、「チョコがけコーヒー豆」「ビターチョコがけオレンジピール」は、インドネシアのパプア州産のカカオのチョコレートを使っているとのことですが、なぜパプア州のチョコを使用しているのですか?

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岩本現地のカカオ農家を支援するという目的がありました。パプアはまだまだ発展途上の地域で、以前は環境も技術も遅れていたのですが、カカオ農家を生活の改善から支援する日本企業が登場し、カカオの質も美味しくなってきたんです。

その企業に紹介いただき、私も実際この夏に、現地の農家に視察に行ってきたのですが、カカオを食べてみてその美味しさと、農薬を使わずに一生懸命つくっている農家さんを支援したい気持ちで、商品に採用させてもらいました。こちらの写真は、現地で撮影したものです。

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原材料まで作っている人の顔が見える商品は、作り手の立場としても嬉しいのではないでしょうか。

岩本はい、自分たちのつくる作物が日本でお菓子に生まれ変わることに、とても喜んでくれました。また、大量に発注すればよいというわけではなく、農家が無理することなく生産ができることも大切だと考え、生産量にあわせて、無印良品の商品数も絞りました。そうすることで農家は計画的に栽培することができ、生活も安定したものになります。お客様が商品買ってくださり、私たちが商品を作り続けることで、農家に継続的に発注することができ、支援につながるというわけです。

私たちはチョコレートを買うことで、カカオ農家さんを間接的に支援できるんですね。さて、そのパプア州産のカカオを使った、この2種のチョコレート菓子は、どちらもチョコレートにこだわった“大人お菓子”という印象。

「チョコがけコーヒー豆」はカリッとしたコーヒー豆の苦味が美味しいです。

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岩本ありがとうございます。コーヒー豆にもこだわりがあるんですよ。これは、ちょっと甘めのラオス産のコーヒー豆を採用しています。チョコレートもやや甘めに仕上げてバランスをとりました。

「ビターチョコがけオレンジピール」は、形がユニークですね。一般的なオレンジピールのチョコがけはスティックタイプのものが多いなか、小さな粒状で。

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岩本麦チョコのように気軽につまめるサイズにしたいと試行錯誤し、小さくしてもオレンジピールの風味と食感がきちんと残るように大きさを考えました。糖がけのオレンジピールをコーティングしたチョコレートはビターなものを。苦味と甘みのバランスを味わっていただきたいです。

毎日食べたいチョコ系おやつの人気の秘密は、個包装と手軽な価格

「ベルギーショコラドーナツ」は、1個で十分満足感がありますね。

山田チョコレートの濃厚さと、パサつきがちなドーナツ生地をしっとりとさせたことで、量が少なくても満足できると思います。朝ごはんにもぴったりです。

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ナッツの香ばしさがアクセントになった「チョコがけアーモンドパイ」と、塩気がくせになる「塩ミルクとチョコチップのクッキー」は、どちらも以前に見たことのある商品のようですが…。

山田はい、再登場の商品です!「チョコがけアーモンドパイ」は、以前は倍くらいの長さでした。美味しい商品だと思っていたのですが、なぜかあまり人気がなくて。とても濃厚な味わいなのでもしかしてひとつの量が多いのかもと、ひとくちでも食べやすい形にリニューアルしたんです。

サクサク感はパイ生地の層を何層にも重ねて食感を出し、まろやかな口どけの濃厚チョコとマッチして、小さくても満足感があるようにしました。

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「塩ミルクとチョコチップのクッキー」は、塩気があるので男性にも人気のお菓子で、再販を心待ちにしてくださるお客さまも多い商品なんです。

ちょっとしょっぱいのがアクセントになるのはいいですね。そういえば、「塩ミルクとチョコチップのクッキー」のチョコが、裏面についているのは何か理由があるのですか?

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山田これは、棚に並べたときに、チョコレートだらけですと真っ黒になってしまうので、クッキー生地の裏面にしたんです。

なるほど、そんな工夫も! それにしてもどちらもこのボリュームで250円とは、価格も手ごろですね! 個包装も嬉しいです。

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山田子どもが駄菓子を買う感覚で、好きなお菓子をお小遣いで買えるような価格設定にするために試行錯誤しました。また、個包装はお客さまのニーズに合わせて採用しました。その方が保存しやすくて、配るのにも便利ですよね。

しょっぱい系といえば、「不揃い 柿の種チョコ」も再開ですね。リニューアル点などありますか?

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岩本チョコは口どけ感がアップ、おかきの部分はおせんべいの軽さをアップさせて両者のバランスを整え、食べた後の味のまとまりを意識したレシピに変更しました。

全く異なる味わいの、ふたつがどちらもバラバラに主張するのではなく、サクッとしたおせんべいの食感とすぐに口に広がるチョコレートの甘さが絶妙ですね。クセになる味わいです。200円という価格もとても良心的…。

岩本ありがとうございます。子どもから大人まで大好きなチョコレート菓子。ぜひ美味しいものを手軽に楽しんでほしいと思います。

■ 教えてくれた人

岩本英幸さん

(株)良品計画 食品部ローカルMD担当。ロングセラー商品のバウムクーヘンで、一番好きなフレーバーは「チョコがけバナナバウム」。

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山田達郎さん

(株)良品計画 食品部ローカルMD担当。一番好きなバウムクーヘンのフレーバーは「バナナ」。

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商品リスト
「インドネシア パプア州産カカオ使用 チョコがけコーヒー豆」45g
200円
「インドネシア パプア州産カカオ使用 ビターチョコがけオレンジピール」40g
200円
「ベルギーショコラドーナツ」4個
250円
「チョコがけアーモンドパイ」12個
250円
「塩ミルクとチョコチップのクッキー」10個
250円
「不揃い 柿の種チョコ」80g
200円