子どももおとなも大好きな「プリン」。世界中のグルメ食材からこだわり抜いたオリジナルフードを扱う成城石井にももちろんありました! スーパーマーケットとして営業を開始して以来、ともに歩んできたというロングセラーの「特製焼プリン」。長く愛される美味しさの秘密を、菓子グループ長の光野正三さんにお話を伺いました!
パッケージに込められた想い
「特製焼プリン」は、アルミのパッケージが印象的ですよね。
光野発売以来このパッケージなんですが、当時「レトロな見た目」にこだわって採用されたと聞いています。
レトロさですか!確かにショーケースにプラスチックの入れ物に入った商品が並ぶなかで、この銀色の存在間はどこか懐かしさを感じます。安心感というか。懐かしい優しい味わいを届けたかったのかもしれませんね。
光野今でも家庭の味を皆さんにお届けしたいと、小さなお子さんでも安心して召し上がっていただけるような材料のみで作っています。パッケージに記載された、原材料を見てください!
牛乳、卵、砂糖、バニラオイル。…実にシンプルですね!まさに、家庭でも作れる材料。それでいて、家庭では真似できないような食べたときのリッチな感じはどこから生まれるんでしょうか。作り方に秘密がありそうですね。
“子どものおやつ”ではなく、“みんなのおやつ”
光野プリンというと子どものおやつ、のようなイメージがありますが、どなたにも美味しく味わっていただけるようなレシピになっています。ポイントは濃厚さ、なめらかさ、カラメルの味わいです。
なるほど!ではいただいてみます。すべすべとしたなめらかな表面にスプーンを入れると程よい硬さのぷるんとした生地が。
さらに下までスプーンを運ぶと、じゅわっとカラメルが登場!生地にカラメルを絡め食べると甘みと苦味がちょうどよいバランス!カラメルは結構たっぷりと入っているんですね。
光野そうですね、たっぷりと入ったカラメルのほろ苦さが「特製焼プリン」の特徴ですね。
生地のなめらかさはどのようにして出すのですか?
光野手作業で丁寧に漉すことで、なめらかさが生まれます。この濃厚でなめらかな生地を味わっていただくのに、パッケージを逆さまにして取り出してしまうのではなく、ぜひこのままでお召し上がりください。まずはプリン生地そのものを。そしてカラメルと一緒に。
シンプルな材料のみで一つひとつ丁寧に作られた「特製焼プリン」。甘さと苦味のバランス、そしてふと食べたくなるような懐かしさが、長く愛され続けている理由なのですね。次回はもうひとつの人気プリン「北海道えびすかぼちゃのパンプキンプリン」のお話を伺いたいと思います。お楽しみに。