こんにちは、えみ(@himawari_emi)です。
 
今回は、見た目もかわいいケーキ「クグロフ」をご紹介させていただこうと思います。まずはクグロフの説明を少しだけ。

クグロフとは、中心に穴が開き、らせん状に溝が入った王冠のようなリング型で焼いたフランスのアルザス地方を代表するお菓子のこと。この地域では、結婚式、子供の誕生日、クリスマスなど、お祝いごとには欠かせないハレの日に食べるお菓子です。

かのマリーアントワネットは、朝食必ず食べていたとも言われるほど大好物だった伝統菓子だそうです。

クグロフと名前だけ聞くと、ケーキ?パン?と悩まれる方もいるかもしれません。実は、この型で焼いたものを総称して「クグロフ」と呼び、生地にアーモンドやドライフルーツを入れたりレシピも様々。

その中から今回は、これからの季節にぴったり「マロンクリームのクグロフ」をご紹介させていただきます!(記事の最後には、プレゼント用のラッピング方法も紹介しています

材料(10cmのクグロフ型6個)

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・薄力粉:卵:砂糖:バター=1:1:1:1

・ベーキングパウダー……3g
・マロンクリーム……60g

※ 重さが変動する卵の重さに合わせると良いです。今回は、卵2個(112g)でつくりました。
※ 今回は砂糖を【 上白糖:きび砂糖=3:1 】にしてみましたが、全て上白糖でも大丈夫です。
※ 今回のマロンクリームは、ボンヌママンを使用しています。他のメーカーでも販売していますが、比較的この商品は、スーパー、菓子材料店、インターネットなど購入しやすいと思います。

下準備

・バター・卵を常温に戻しておく
・クグロフ型に溶かしバターを塗り、薄力粉を振り冷やしておく
・薄力粉とベーキングパウダーをふるっておく
・オーブンを180℃で余熱しておく

つくり方

 

1)大きめのボウルに、常温に戻しやわらかくしておいたバターを入れ、ハンドミキサー(なければ泡だて器)でクリーム状になるまでほぐします。

砂糖を一度に加えふんわりになるまでよく混ぜるのがコツです(砂糖のじゃりじゃり感がなくなるくらいが目安)。

2)ボウルにマロンクリームを一度に加え、しっかり混ぜます。

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3)室温に戻しておいた卵をしっかり溶いて、②のボウルに4~5回に分けて加え、その都度しっかり混ぜます。

このとき、バターと卵の温度・固さが違い過ぎると、分離してしまう原因になるので注意してください。

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【ポイント】
バターという油に、卵の水分を加えるので、ここでしっかりと混ぜなければ分離してしまいます。4~5回に分けるのは面倒でも、少しづつ『加える』『混ぜる』をくり返しながらしっかり混ぜてください。

もし分離してしまったら、湯せんにボウルをつけて混ぜ直してみてください(バターが溶けてしまうまで温めないこと)。少しづつ、生地がつながっていきます。

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しっかりバターと卵が混ざったなめらかな生地
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分離してしまい混ぜてもボロボロとまとまらない生地

しっかりバターと卵が混ざったなめらかな生地分離してしまい混ぜてもボロボロとまとまらない生地4)バターと卵をしっかりと混ぜた③のボウルに、ふるっておいた粉類を加え混ぜます。

混ぜるときには、ゴムベラで底からすくうように、粉気がなくなりツヤが出るまでしっかり混ぜてください。

5)冷やしておいたバターと粉をふったクグロフ型に、④を均等に流し入れます。

平らな場所で軽くトントンして、中の空気を出します。

6)180℃に温めておいたオーブンで30分~35分焼きます。

竹串を刺して抜いてみて何も付いてこなければ取り出し、型にいれたまま冷まします。温かいうちに型から外すと、崩れてしまうことがあるのでよく冷やしてから外したら完成です!

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【ポイント】
きび砂糖をいれると生地の色が濃くなるので、焼き色も濃い目につくことがあります。焼き色が気になった場合は、表面にホイルをかぶせて調整してください。

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アレンジ編(クグロフ型がない場合)

クグロフ型がない場合は、パウンドケーキ型に入れて焼いてみましょう。この場合、トップに砕いたくるみやナッツをのせて焼くだけで、ちょっとオシャレなケーキに変身しますよ。

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プレゼント編

見た目がかわいいクグロフは、プレゼントにもぴったり。100均でも購入できるアイテムを使ったラッピングをいくつか紹介しますので、誰かにプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

1)マチつきの袋に入れて留める

マチつきビニール製の袋、麻ひも、クッキングシート、リボンを使いました。

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2)紙袋に麻ひもを通す

持ち運びやすいよう、紙袋に、パッキン、シール、マキシングテープを使いました

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3)そのままリボンをかけるだけ

大きなサイズのクグロフ型で焼いたときは、これだけでも様になります。

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いかがでしょうか? いろいろなケーキ型がありますが、クグロフ型は私のお気に入りの1つです。

最近では、菓子材料店さん、ホームセンターなどでも見かけますが、インターネットだとすぐに購入できるので、今回使用した型をご紹介させていただこうと思います。

シリコン加工 ミニクグロフ型

気持ちのこもった手づくりケーキのプレゼント。ぜひお試しください!

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