無印良品の菓子部門のなかで、特に“手みやげ”を意識して商品開発されたのが「伝統菓子シリーズ」。無印特集第2回は、そのシリーズの中から、おすすめ4点の開発秘話や商品にまつわるエピソードを、担当の山田達郎さんにうかがいました!

・第1回 不揃いホワイトチョコがけいちご

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手みやげ用のお菓子として開発がスタート

この「伝統菓子シリーズ」は他の商品と比べて、マットな質感のパッケージが印象的ですね。

山田こちらのシリーズはギフトを意識して商品開発されたものなので、他の商品とは違うパッケージになっていて、他の商品と同様に値段の表記もないんですよ。

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パッケージのサイズも、お菓子の小ぶりなサイズもかわいらしいですね。

山田“本格的な味を一口で”がコンセプトで、ヨーロッパを中心にした世界中の伝統的なお菓子を再現し、専門店にも負けない風味が自慢です!気軽に本格的なお菓子を届けたいという想いで、サイズや形を見直し、無印良品らしく仕上げました。これを私たちは “仕立て直す”という表現を使っています。例えば、この「ヘーゼルナッツのフィナンシェ」は、従来のフィナンシェの形から、小さな丸型に仕立て直しました。

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長方形のイメージのフィナンシェが、可愛らしく変身ですね。パクッと口の中に入れると、リッチな香りが口に広がります。

山田実はこの「ヘーゼルナッツのフィナンシェ」、マーガリンなどは使わずにバターをたっぷりと使った贅沢なレシピなんです。ジューシーな味わいと、豊かな香りをお楽しみいただけますよ!

かなり本格的なレシピですね。こだわりを感じます!また、クッキー生地にナッツとキャラメルをのせて焼きあげた「フロランタン」も、アーモンド入りの生地をまるく焼きあげ粉糖をまぶした、ほろりとした食感が印象的な「ブールドネージュ」も、無印良品オリジナルの形状なんですね。

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山田はい、どちらも一口サイズで小ぶりに仕上げました。「ブールドネージュ」は一般的には半球型が多いですが、無印良品のものはまん丸なんですよ。ちなみに「ブールドネージュ」は、粉糖が溶けてしまうため、夏はお休みする商品です。

甘酸っぱくて、かわいらしいサブレが仲間入り

このシリーズにはたくさんの伝統菓子がラインナップされてますが、最近の注目アイテムを教えてください。

山田一番新しい商品の「サブレフランボワーズ」ですね。

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アイシングのピンク色がとってもかわいいですね!

山田かわいらしいので、ホワイトデーでも人気の商品でした。サクッとした香ばしいサブレ生地に、ラズベリーの甘酸っぱいアイシングで仕上げました。

焼き菓子は茶色っぽいので、売り場もぱっと華やぎますね!

山田まさに、そういう意図もありました。また、同じシリーズに「サブレシトロン」という、レモンのアイシングがかかったものもありますよ。

甘いだけじゃない、ちょっぴり大人のおやつという感じですね! 小ぶりでかわいらしく、さらに本格的な味わいの「伝統菓子シリーズ」、手みやげはもちろん、お皿にならべておもてなしにもおすすめだと思います。(つづく)

教えてくれた人
山田達郎さん
無印良品食品部ローカルMD担当。「これからの季節におすすめは、冷やしておいしいシリーズ。新しいおいしさに出会えるはず!」
商品リスト
「サブレフランボワーズ」7枚 300円
「ブールドネージュ」85g 200円
「フロランタン」85g 200円
「ヘーゼルナッツのフィナンシェ」10個 350円