甘いマロンと無糖クリームのコントラスト

angelina_01

「初めて食べたときの衝撃が忘れられない」という人も多いだろう。それまで黄色いクリームがかかっていた日本のモンブランを、栗本来の自然な色に変えたのはほかでもないアンジェリーナのモンブランだ。

なにが驚いたって、表面の色はまだしも、中が真っ白だったこと。マロンクリームの下にはたっぷりと生クリームが入っていて、ボディはほぼ生クリームといってもいい。フランス産のマロンペーストはきっちりと甘く、中の生クリームは無糖というコントラストに、なにより感動したものだ。

このきっちりとしたコントラストを口に入れたときに、アンジェリーナのモンブランを食べている、という幸福感が生まれる。

angelina_02

そして、もうひとつのポイントは底のメレンゲ。当然スポンジではなく、サブレやパイでもなく、メレンゲというカルチャーショック。サクッと感がしなやかに軽く、そして、マロンクリームと同じくきっちりと甘くするにはやっぱりメレンゲしかない。

このはっきりとした味の対比は、どうにもこうにもくせになる。忘れたころに「ああ、アンジェリーナのモンブランが食べたい」と思い浮かべてしまったら最後、食べるまで「アンジェリーナのモンブラン欲」は収まらない。とても中毒性のあるおいしさ。

これがフランスのモンブランのオーソドックスな構成だと知ったのは後のこと。その後日本にもさまざまなモンブランがやってきて、作られたけれど、やっぱりアンジェリーナのモンブランはほかのものとは代えがたい。唯一無二の「アンジェリーナのモンブラン」なのだ。

angelina_03

商品リスト
モンブラン デミサイズ 486円

SHOP INFOMATION

NAME サロン・ド・テ アンジェリーナ
URL http://www.printemps-ginza.co.jp/restaurant/angelina/
ADDRESS 東京都中央区銀座3-2-1 マロニエゲート銀座2
TEL 03-3567-7871
OPEN 11:00~20:00(L.O.19:30)/ 金土21:00(L.O.20:30)
CLOSE 不定休

※他、臨時休業する場合があります