ハーゲンダッツ特集、インタビュー第2回は、「バニラ」に続いて2番目に人気の高い「ストロベリー」。甘酸っぱくフルーティーな「ストロベリー」のおいしさについて、担当の渡辺淳巳さんにうかがいました。

第1回 ミニカップ バニラ

理想のイチゴを探し求めて6年間

前回の「バニラ」もそうでしたが、この「ストロベリー」も、子どものころから何度食べたか分かりません! ほのかな甘みと酸っぱさのバランスが絶妙だし、ごろっと入っているイチゴの食感も、ハーゲンダッツならではですよね。

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渡辺ありがとうございます。「ストロベリー」も、ハーゲンダッツが日本に上陸した1984年当時から「バニラ」と並ぶ人気商品です。「バニラ」同様、日本で開発されたフレーバーではありませんが、イチゴの品種探しに3年、開発に3年の歳月も費やしてようやく完成したものです。

イチゴを探すだけで3年も……?そこまでして最終的に選ばれたイチゴというのは、一体どのようなものだったのでしょうか?

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渡辺ハーゲンダッツのストロベリーに使われているイチゴは、日本で流通しているものとは違って、スパッと切ったときに中まで真っ赤なんです。私たちが普段食べているイチゴに比べると、味もとても濃くて香りも華やか。そのまま食べるものとしてはやや酸味が強いのですが、ハーゲンダッツの濃厚なクリームと混ぜたときに、絶妙なバランスで抜群のおいしさを発揮してくれるんです。

この鮮やかなピンク色は、イチゴそのままの色なんですね。

渡辺ハーゲンダッツのアイスクリームはすべて着色料無添加ですから、もちろん原料そのままの色です。果実本来の風味や食感をお楽しみいただけると嬉しいです。

イチゴの選び方にもこだわりがあるんですか?

渡辺はい。イチゴは海外からのものですが、一粒ずつ熟度を確認しながら手摘みをしています。熟度・色・サイズ・形など、とても厳しく定められた基準を満たすものしか使いません。

前回の「バニラ」のインタビューのときも、バニラビーンズの収穫の丁寧さに驚きましたが、ここでも機械に頼らず、手作業なのですね……。

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渡辺さらに、収穫したイチゴの鮮度が落ちないように、洗浄から冷凍までの一連の作業をすべてその日のうちに行います。果実本来の味や香りを活かすため、完熟の状態で収穫しており、柔らかくつぶれやすいため、ここでも細心の注意が払われているんです。

素材から加工まで、一切の妥協が許されないのですね。ハーゲンダッツのアイスクリームに関わっている方すべてに敬意を払って、次からは、いただくときは正座してしまいそうです。

ミニカップのお楽しみ、ハーゲンハート

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あっ、フタを開けると、可愛いピンクのハート形が現れましたね! この「ハーゲンハート」は、いまSNSでものすごく話題になっているそうですね。ちなみに、このハーゲンハートの名前は……

渡辺こちらは、ちょっと丸っこいですが、きれいな「クリアハート」ですね。出現率は0.2%です!

わー、なんか、いいことがありそう!

渡辺「ハーゲンハート」というのは、アイスクリームのミニカップのフタを開けたときに現れるハート形のクレーターのことなのですが、実はハーゲンダッツが言い出したものではないんです。

SNSを中心にお客さまの間で話題になっているのを受けて、それなら実際に社内でも調べてみようということになって。約1,000個のミニカップを使い、「クリアハート」「涙ハート」「なりかけハート」など、タイプ別ハーゲンハートの出現率を調べた結果を特設サイト「Häagen Heart Hunting 幸せのハーゲンハート探し」で発表したところ、予想以上の反響をいただいたというわけなんです。

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私も拝見しましたが、とても楽しくかわいい特設サイトですよね。SNSから生まれた話題をひとつのコンテンツとして成り立たせる遊び心が、本当に素敵です。どのようなハーゲンハートが現れるか毎回占い感覚で楽しめて、ミニカップを食べるときの楽しみがまた新たに増えました!(つづく)

教えてくれた人
渡辺淳巳さん
ハーゲンダッツ ジャパン マーケティング本部。思い入れのあるフレーバーは、甘さの中に渋みがあって飽きのこない「グリーンティー」。
商品リスト
ハーゲンダッツ ミニカップ ストロベリー 294円