「スナックミー」人と人をつなぐおやつのストーリー
- ジャンル
- ソフトクリーム
- アイス
- 東京
- 浅草・押上
- サブスクリプション
- お取り寄せ
- クッキー
- スナックミースタンド
- スナックミースタンドオシアゲ
- スナックミー
- snaq.me
- タルト
- フィナンシェ
- 焼き菓子
- コーヒー
- インタビュー
創り手を訪ねる取材ライター
Yui Ichihara
会員数累計20万人を誇るおやつの定期便(サブスクリプション)「snaq.me(スナック ミー)」。
からだにやさしく、おいしいお菓子を届けることで多くの人の「おやつ時間」を幸せにしています。
コンビニやスーパーで手軽に買えるお菓子を、わざわざ「定期便」で取り寄せる…一見ひと手間に思えるサービスが、なぜここまで多くの人に愛されているのでしょうか。
その背景には、独自のテクノロジーとこだわり、そしてお客さまを飽きさせない様々な工夫がありました。知れば知るほどファンになる「スナックミー」のブランドストーリーをお伝えします。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
目次
話題のおやつのサブスクリプション「snaq.me(スナックミー)」
「snaq.me」の「おやつの定期便」は、個人の好みにあわせてパーソナライズされたおやつのセットが定期的に届くサブスクリプションサービス(以下サブスク)です。
毎月1,880円+送料330円でBOXがひとつ届き、その中には食べ切りサイズのおやつが8個入っています。
お届け頻度は2週に1回または4週に1回
とてもかわいらしいデザインの「snaq.me」の「BOX」。開ける前からワクワクしてほしいと、パッケージは毎月変えるのがこだわりだそう。(取材時は2024年12月のデザインです)
“個人の好みにパーソナライズ”…その仕組みは、「おやつの定期便」を始める際に公式サイトにある「おやつ診断」を受け、好みのテイストや避けたい原材料などを回答すると、「snaq.me」独自のAIが適切なおやつセットを判断し、自宅まで届けてくれるのです。
色とりどりのかわいいおやつ!どれから食べ始めるか、悩みどころ
今回、CAKE.TOKYO編集部が体験した「BOX」には、焼き菓子やドライフルーツ、和風のお菓子、さらにはフライドポテトといった塩気のあるものまで入っていました。個人の好みに寄り添いつつ、バランスよくセレクトされている印象です。
おやつは常時100種類ほどあり、新商品も毎週登場しているそう。そして最大の特徴は、すべてのおやつが保存料、合成着色料、人工甘味料などの添加物を使用しないナチュラルな素材でできていることです。
左手の白い封筒が「寄付用封筒」。おやつ以外の部分にも最大限の配慮が
さらに「BOX」の中には「snaq.me」を深く知るブックレットやSNS用の撮影シート、おやつを小分けできる保存袋が同封されています。特に「寄付用封筒」には驚きました。食べきれなかったおやつを、福祉施設や児童養護施設にいる子どもたちに届けることができる工夫のひとつなんだそう。
こうしたオリジナリティのあるアイテムの数々は、お客さまの声をもとに形にしているとのこと。ユーザーと二人三脚で、今もなおアップデートし続けているといいます。
はじまりは、マルシェのおやつの定期便
「子どもが生まれて、なるべく不要なものが入っていないおやつを食べさせたかったんです」
とサービス誕生のきっかけを話してくださったのは「スナックミー」代表・服部 慎太郎(はっとり しんたろう)さん。IT業界のご出身です。
お子さんが生まれてから食品表示をチェックするクセがついた服部さん
服部さん
「ナチュラルなおやつを買いによくマルシェに行くようになったんですよ。マルシェでは必要最低限の素材で作られたおいしいおやつがたくさんあって、新しい出会いもある。こういう体験をもっと手軽にできたらいいなと思いました」
そこで始めたのが、マルシェで販売されているおやつを詰め合わて送るサービスです。これが思った以上のニーズがあり、会員は自然に増えたそう。
「おやつ」は午後2時から4時頃を指す「八つ刻(やつどき)」が語源になっている
そして何度もアップデートを重ねてたどり着いたのが現在の「snaq.me」です。誕生から10年ほど経ちますが、コンセプトはずっと変わらないといいます。
服部さん
「マルシェのおやつのようなやさしさやワクワクを届けたいんです。『スナックミー』では“お菓子”ではなく“おやつ”という表現を使いますが、これは“モノ”ではなく、開封する瞬間の楽しさや、おやつを囲む家族団欒のひととき…このような“体験”や“時間”を提供するのがミッションだからです」
ユーザーを夢中にし続ける独自のテクノロジー
ITの知見に長けた服部さんが立ち上げた「snaq.me」は、ひとりひとりの好みを正確に分析する独自のAI技術に強みを持っています。1回目が届いたあと、食べた感想を会員ページで評価することでAIが学習し、次にお届けするおやつがより好みに近くなるようアルゴリズムがデータをアップデートします。
お客さまから「新しいおいしさに出会えた!」という喜びの声も多いそう
服部さん
「ポイントは、全部似たようなものはつまらないので、意外性のあるものを毎回1〜2個入れること。新たな出会いを楽しんでいただくようにバランスにもこだわっています」
また、保存料を使用せず、体にやさしいおやつを届けられるのも、サブスクリプションという仕組みならではの魅力です。一般的な流通商品は、生産者から消費者の手元に届くまでに時間がかかり、その間に保存料や添加物が必要になることも少なくありません。一方、「snaq.me」ではサブスクリプションの仕組みと独自のAIを活用し、商品ができあがったらすぐにお客様のもとへ直送する方法を採用。これにより、体にやさしく、安心して食べられるおやつをおいしいうちにお届けすることができるのです。「無添加」と「おいしさ」はトレードオフではない――そのことを「スナックミー」は見事に証明しています。
おいしさの秘密は、全国の生産者との連携
好みのテイストのおやつが届いても、やはりおいしくなければ…というのがユーザーの本音かもしれません。
「スナックミー」では全国250社以上の生産者と連携し、納得のいくおいしさを追求していると商品開発担当・バイヤーの淺野僚太(あさの りょうた)さんが教えてくれました。
おやつの開発にまつわる話をたくさん聞かせてくださった淺野僚太さん
淺野さん
「安心安全でおいしいおやつを作るために、独自の規格をもうけています。生産者さんにとってはチャレンジングな内容になることもありますが、『ちょっと作ってみようか』と前向きに取り組んでくださる方々と協力して、何度も試作を重ねながら開発にのぞんでいます」
服部さん
「あと、淺野がおいしいと思ったらとりあえず一旦出してみよう!というのも僕らのスタンスです。たまに失敗しますけど(笑)」
お二人からトライアンドエラーを楽しむ姿勢が伝わってくる
さて、ここで閑話休題。
100種類を超えるこだわりのおやつの中から、人気ベスト3を教えていただきました!
「snaq.me」おやつ人気ベスト3!
左からブールドネージュ、セミドライストロベリー、おかき揚げチーズ
●「ブールドネージュ バニラ」
白砂糖を使わず甜菜糖を使用。しっかりとしたバターのコクと甘いバニラの香り、サクホロ食感がたまりません!
●「甘酸っぱい セミドライストロベリー」
砂糖を使わず、リンゴ果汁を使ってしっとり仕上げたジャムのようなドライフルーツ。淺野さんも「初めて食べたときは衝撃でした!」。
●「おかき揚げ チーズ」
創業80年以上の老舗あられ屋さんがつくりました。軽やかなおかきと、濃厚なカマンベールチーズクリームがベストマッチ!日本人好みの味わいです。
サブスクだけじゃない!カフェでは新しい体験も
「snaq.me stand oshiage」は、東京スカイツリーのすぐそばにあります
実は押上・蔵前・清澄白河に実店舗(カフェ)を持つ「スナックミー」。
サブスクとどんな違いがあるのでしょうか。「snaq.me stand oshiage(スナックミースタンド オシアゲ)」にお邪魔してみました。
真っ白な店内はシンプルでかわいい
店内は焼き菓子のいい匂い!ここでは「できたておやつ」をテーマに、オリジナルメニューを楽しめます。またサブスク商品の一部も購入できます。
賞味期限はたったの60秒!無添加ソフトクリーム
無添加ソフトクリーム/¥490(税込)
看板メニューは「無添加ソフトクリーム」。
なんと、賞味期限はたったの60秒!白砂糖も保存料も不使用のため溶けやすいのですが、さっぱりとミルクの風味が上品なのソフトクリームです。
ラングドシャが付いてくるのもうれしいポイント!
食べ応えたっぷりの焼き菓子たち
手前「林檎とさつまいものタルト」、左奥「あんバターフィナンシェケーキ」、右奥「アメリカンクッキー」
ほかにも、素材がごろごろ入った「アメリカンクッキー」や「林檎とさつまいものタルト」、キューブ型が特徴的な「あんバターフィナンシェケーキ」など、小腹を満たしてくれるボリュームのおやつが勢ぞろい。
サブスクとはまた違った魅力にあふれていました。
●アメリカンクッキー(¥390/税込)
●林檎とさつまいものタルト(¥490/税込・季節限定)
●あんバターフィナンシェケーキ(¥330/税込)
これからの「スナックミー」
生き生きとしていて、柔らかい。そんなすてきなお二人
今後はオフィス向けに展開している「snaq.me office」でもおやつを届けていきたいと語る服部さん。淺野さんは「スナックミーの代名詞になるような看板おやつを作りたい」と意気込みます。
「おやつと世界を面白く」が理念の「スナックミー」。今後もスタイルを問わず、幸せなおやつ体験を生み出していくことでしょう。躍進する彼らの活動にこれからも注目したいと思います。
SHOP INFORMATION
BRAND | スナックミー |
---|---|
WEBSITE | https://snaq.me |
SHOP | snaq.me stand oshiage(スナックミースタンドオシアゲ) |
SHOP WEBSITE | https://www.instagram.com/snaq.me_stand_oshiage |
ADDRESS | 東京都墨田区向島1-24-15 grande forét 1階 |
OPEN | 平日 11:00〜18:00/土日祝 11:00〜18:00 |
CLOSE | 火曜日 |
人気の記事
-
「銀座に志かわ」と「テオブロマ」がコラボ!バレンタイン限定食パン「贅沢カカオ食パン」
旅するパンマニア
片山智香子
-
【京都】国内最後の出店「アマムダコタン京都」限定、新作パンをチェック!
CAKE.TOKYO編集部
-
【2025年】手土産にピッタリの限定品も!羽田空港で持ち帰る、ご褒美スイーツ
旅するパンマニア
片山智香子
-
【2024年版】エキナカで手に入る!JR品川駅でおすすめの手土産スイーツ5選
CAKE.TOKYO編集部
-
【岐阜・各務原】新カフェ「matane HERB&SPICE(マタネハーブアンドスパイス)」がグランドオープン|ハーブとスパイスの癒し空間をレポート
アパレル勤務の一児のママ。
miki
おすすめ記事