【シュークリームの日】生チョコ発祥の店が生み出す新たなおいしさ「SILSMARIA(シルスマリア)」
フードイラストレーター
まるやまひとみ
毎月19のつく日は「シュークリームの日」。“シュークリーム”と「ジューク(19)」の語呂合わせから制定された記念日です。
私は母とおばあちゃんの家へ遊びに行く時、必ずお土産にシュークリームを買っていました。
家族と分かち合う甘いひとときは、私にとってかけがえのない思い出。
あなたもきっとやさしい気持ちになる、様々なシュークリームをご紹介します。
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国際的な雰囲気が漂う、横浜・馬車道。
開港当時には馬車が走っていた場所としても知られ、横浜にさまざまな文化をもたらしてきた。
そんな趣のある馬車道に「SILSMARIA(シルスマリア)」が店を構えたのは2011年。
1982年に平塚でスイス洋菓子店として創業し、当時のオーナーシェフが考案した「生チョコレート」をより多くの人に広めたいという想いから横浜へ出店した。
日本における「生チョコレート」発祥の店として歴史を重ねてきた「SILSMARIA(シルスマリア)」。そのチョコレートのこだわりをいかした「シュークリーム」も、同店を代表する味のひとつだ。
街並みと一体になるクラシックな店構え
馬車道の趣に溶け込む高級感のある外観
みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩2分ほどの場所にある「シルスマリア馬車道本店」。
この通りは、地元の人から観光客までさまざまな人が行き交い、平日でも活気にあふれている。この日も次々とお客さんが訪れ、その人気ぶりがうかがえた。
店内は馬車道の雰囲気にマッチする落ち着いたトーン
「SILSMARIA(シルスマリア)」を代表する「生チョコレート」をはじめ、チョコレート菓子や焼き菓子が並ぶ店内。平塚店創業時から、ケーキなどの生菓子や焼き菓子とともに、チョコレートづくりにも力を注いできた。
転機となったのは1988年の冬。
「口に入れた瞬間にとろけるチョコレートを作れないか——」。
その問いから生まれたのが、外側のコーティングを持たず、ガナッシュのやわらかさをダイレクトに楽しめる「生チョコレート」だった。徹底した温度管理のなかで数種類のチョコレートとクリームをなじませることにより、ほどけるような食感を実現。チョコレート業界に革命をもたらした。
左:ショーケースに並ぶ生チョコの数々/右:「生チョコ2種セット」¥220(税込)
「SILSMARIA(シルスマリア)」が大切にしているのは、濃厚なチョコレートのコクを軸に、豊富なバリエーションでチョコレートのおいしさを最大限に引き出すこと。
定番と並んで人気の「スノーベリー」は、ホワイトチョコにいちごの酸味を加え、甘酸っぱさとコクが楽しめる生チョコレート。チョコレート本来の苦みや甘みのなかにさらなるアクセントを加え、立体感のある風味で生チョコレートを進化させている。
馬車道本店の人気メニューであるシュークリームもまた、チョコレートへの愛が生んだひと品だ。
9月からはハロウィンの装いでかわいらしくおめかし
チョコレートクリームを存分に味わってほしいという想いから生まれたシュークリーム「クリムショコラ」。
薄めの軽やかなシュー生地に、くちどけのいいチョコレートクリームをたっぷりと詰め込んだこだわりの一品だ。
手作業にこだわりながら、これまで積み重ねてきた生チョコレートづくりの技をいかし、チョコレートの持ち味を引き立てるシュークリームに仕上げた。
チョコレートが引き立つもちもち食感の新感覚シュークリーム(イラストあり)
illustration by まるやまひとみ
クリームを主役にするため、シュー生地はあえて薄く。チョコレートの濃厚さを際立たせるよう、風味が逃げないクッキー生地で表面を覆っている。
上質なチョコレートを使用しているにも関わらず、価格はお手頃。片手で気軽に食べられる、食べ歩きにもぴったりなワンハンドスイーツだ。
クリムショコラ ¥438(税込)/アイスコーヒー ¥620(税込)
イートインでも、片手で持って食べやすいよう袋で包んで提供される。
まるでマントを羽織ったような見た目がかわいらしく、思わず微笑んでしまう。
見た目はちょっぴりメロンパンに似ている
鼻先に広がるのは、生地の焼き目から立ち上がる香ばしさと、チョコレートの甘い香り。
大きなくちでかぶりつくと、表面のクッキー生地は意外にもしっとり。さらに味わっていくと、今度は内側のシュー生地のもちもちとした弾力が感じられる。ひとくちのなかで異なる食感が重なり、不思議と夢中になっていく。
独特の食感とクリームの軽さでやみつきに
クリームにはベルギー産クーベルチュールチョコレートを贅沢に使用しており、カカオの風味をしっかりと感じられる味わい。まるで生チョコレートを食べているかのような濃厚さだ。
チョコレートのほろ苦さとシュー生地のわずかな塩気が甘さを引き締めるため、クリームをたっぷり使いながらも重たさを感じさせない仕上がり。
ひとくちごとにチョコレートの香りが広がり、クリームのコクが余韻として残る。
変わらないために、変わり続ける
秋に開かれる「馬車道まつり」の様子をカフェから眺める人も多いそう
平塚で生まれた「生チョコレート」は横浜の街にも根付き、今では地元を代表する銘品のひとつとして親しまれている。
ギフトでもらったことをきっかけに、横浜を訪れた際に店へ足を運び、「ずっと来たかったんです」と声をかけてくれる人もいるという。そんなひとつひとつの出会いが、店を続ける励みになっているのだとか。
同じものをつくり続けるのではなく、時代に合わせて新しい商品を生み出していく。30年以上にわたり積み重ねてきた探求心は、とろけるくちどけの「生チョコレート」だけでなく、シュークリームにもいかされている。
完成されたかたちにとどまらず、新たな商品をつくり続ける「SILSMARIA(シルスマリア)」。その姿勢が、世代を超えて愛される味を生み出しているのだろう。
SHOP INFORMATION
| ショップ | シルスマリア 馬車道本店 |
|---|---|
| 公式HP | https://www.silsmaria.jp |
| 住所 | 神奈川県横浜市中区太田町5-58 |
| 電話番号 | 045-640-3077 |
| 営業時間 | 【1F販売店】平日 10:00〜21:00/土日・祝日 10:00〜19:00【2Fカフェ】平日 10:00〜19:00(LO.18:30)/土日・祝日 10:00〜18:30(LO.18:00) |
| 定休日 | 不定休 |
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