昨年末、世田谷ものづくり学校にて、minneとのコラボイベントを開催しました。
▶︎オンラインメディアがオフラインイベントを企画したら?minneと1日限りのコラボイベント当日レポート。
実は、私たちにとって初のイベント運営。今回心がけたカフェスタイルのイベントの空間づくりについて、役立ったものやアイデア、気をつけたいことなどを共有したいと思います。
空間の作り方のテーマ
今回掲げたコンセプトは、「冬じたくするホリデーカフェ」。
ただおいしいものを試食するだけでは味気ないし、手作りのおいしいものが持つ”あたたかさ”を言葉以外で伝えたい。作家さんへの取材で感じたことも含めて、空間やカフェ会場装飾のテーマは「季節感+手作りのぬくもり」にしました。このテーマに沿って、使ってよかったものリストをご紹介します。
テーブルまわりのもの
見取り分けやすさ、食べやすさ、衛生面への配慮といった機能的な部分と、見た目から伝わるあたたかみやカフェの雰囲気を、バランスよくつくるためのアイテムたち。
■ 暖色系、木製、クラフト素材のもの
お皿はiitalaやル・クルーゼ、無印良品のアイテムの他、クラフト素材のお皿とカップは100円均一ショップで揃います。大皿にお菓子やパンをたくさん並べて、いろんな種類をちょっとずつ取り分けやすくしました。
■ 木製のカトラリー
100円均一ショップにも販売されていますが、フォークもスプーンも食べにくい形だったので、街の雑貨屋さんを巡って仕入れたもの。
■ minneのそばちょこ
minne作家さんと長崎の波佐見焼はさみやきがコラボレーションした、そば猪口シリーズはグラノーラとヨーグルトを入れるのにぴったりでした。
■ カッティングボード
食べものを切るのはもちろんのこと、何をのせても絵にる便利アイテム、カッティングボード。
■ マスキング爪楊枝
お菓子はいろんな種類を少しずつ試せるように、小分けにして、オリジナルピックを挿してサーブ。マスキングテープと爪楊枝で、かわいいフラッグの完成!つい手を伸ばしたくなりませんか…?
装飾につかってよかったもの
おいしいお菓子を引き立てる、シンプルだけど、”ホリデーカフェ”にふさわしいアイテムの数々…。
■ リース
壁にかけるのではなく、卓上におくことでぐっと華やかさが増すリース。minneのアトリエスタッフさんの私物なのですが、ナチュラルな雰囲気で一気に世界観ができあがりました。
■ ジュエリーライト50m
繊細な光の粒が美しく、配線が目立たない乾電池式ライトです。写真で撮ってもキラキラと華やかで、冬のカフェらしい雰囲気に。
■ カードスタンド
作家さんごとに名前を書いて、商品の隣に設置しました。限られた卓上スペースも有効に活用できます。
■ 植物
特にユーカリ、造花のお花、ドライフラワーなど、白・淡い緑系のもので統一しました。撮影時の演出にも役立ちます。
■ minne作家さんの作品
minneのアトリエには作品が展示されていますが、いくつかお借りして、飾ってもらいました。メインのテーブル以外にフォトスポットをつくると、意外に会話の種に役立ちます。
過ごしやすさをつくるアイデア
■ クロークスペース
カフェ部分の空間の世界観を崩さないよう、手荷物とコートを見えないように配置しました。
■ 幅広の布
お客さんの荷物やイベントの備品類を隠したり机に敷いたりと、無地の布は何かと活躍します。
■ ミニゴミ箱を机の4角に配置
机の下に設置し、ウェットティッシュや使ったお皿をいつでも捨てやすいようにしました。
イベントパンフレット
作家さんの紹介や全国からお取り寄せした商品について、一目でわかるパンフレットを用意しました。(↓)
イベント時に、お店の名前をすべて覚えるのは至難のワザ。家に帰って「もう一度食べたいな」と思ったらすぐ検索できる冊子はあると結構喜ばれます。
次回開催にむけて、活かしたいこと
・会場レイアウトを決めておくこと。装飾アイテムが揃えやすい。
・装飾を偏らないように配慮すること。主役になる大きなもの〜脇役の小さなもの、ものを置く高さ(床〜天井)が、偏らないよう準備しておく。
・備品は詳細にリストアップすること。いつ・誰が・何個買うのかなど、後で困らないように。
・当日使うお皿やカップは事前に大きさ、質感を確認しておくこと。全体の完成イメージがつかみやすい。
・イベント前日までに招待したお客さん・作家さんへのリマインドメールを送っておくこと。場所や時間の再確認ができて双方に安心。
・司会のタイムテーブルをつくっておくこと。お菓子をカットする、パンをわける、冷蔵品を出すなど、タイミングが大切なものをあらかじめ作っておくと、無駄な待ち時間を減らせる。
CAKE.TOKYOにとって、1日限定のカフェイベントという初の試み。全てが手探り状態のなか、ドキドキしながら迎えた当日。作家さん自身の言葉で商品へのこだわり、おいしさの秘密を聞いて、食べるお菓子は一層おいしくて、ほっと心があたたかくなりました。
またできるといいな。参考に出来るところがあったらうれしいです。