【埼玉・栗橋】「粉問屋」が作る絶品ふぃなんしぇ!百年続く「つむぎや」の技が光る焼き菓子
文字を紡ぐフィナンシェマニア
らく
埼玉県栗橋に、創業から百年を超える歴史を持つ「つむぎや」。ここは、単なるお菓子屋さんではなく、大正元年に小麦の製粉工場として産声をあげた、まさに「粉一筋」のプロフェッショナルです。小麦粉を知り尽くした「粉問屋」が作るふぃなんしぇは、一体どんな味わいなのでしょうか。その魅力に迫ります。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
目次
大正元年創業、粉一筋百年の「つむぎや」とは?
いちノ一(メープル2、全粒粉2、季節限定1)/¥1,466(税込)
大正元年、小麦の製粉工場として創業した「つむぎや」は、うどんやそばなど、小麦粉と深い関わりのある100種類以上の品物を取り揃えています。その名の由来は、創業地である茨城県結城市の伝統工芸品、「結城紬」。華美ではないけれど、素朴な風合いで愛され続ける結城紬のように、何度食べても飽きのこない品づくりを目指しているのです。
特に、「つむぎや」の歴史を語る上で欠かせないのが、埼玉県産の良質な小麦。水はけの良い土壌と豊かな水源に囲まれたこの地は、古くから小麦の栽培が盛んな地域。栗橋本店が栗橋駅のホーム横にあるのは、かつて鉄道で全国に小麦粉を出荷していた名残です。
“粉問屋”として長年の経験を持つ目利き、30種類以上ある小麦粉の特性を活かし、最適な配合で粉を見立てていく。そのこだわりと情熱が、すべての商品に込められています。
ふっくら、愛らしい見た目の「ふぃなんしぇ」
和のテイストも感じるパッケージ
つむぎやの「ふぃなんしぇ」は、個包装されたシンプルなパッケージに包まれています。手に取ると、一般的なフィナンシェよりも少し丸みを帯びた、ふっくらとした愛らしいフォルムが印象的。丁寧に焼き上げられたことがわかる、きつね色の美しい焼き色も食欲をそそります。
特に「全粒粉」は生地に茶色みがあり、素朴で深みのある風味が感じられます。香りもメープル、れもんとは異なり、香ばしさが一段上です。しっとりした仕上がりながらも香ばしさを感じるのは、焼き菓子としてたまりません。
粉のプロが紡ぐ3つの味わい
左からメープル、全粒粉、れもん/断面
それでは、個性豊かな3つの「ふぃなんしぇ」を食べ比べてみましょう。
・メープル
生地はしっとりとしていながら、密度が高く、しっかりとした弾力があるのが特徴です。通常のフィナンシェよりもっちりとした食感で、噛むほどに小麦の風味が口いっぱいに広がります。メープルの風味は控えめにすることで、この奥深い生地の味わいを邪魔することなく、上品な甘みを添えています。
・全粒粉
袋から出した瞬間、香ばしい小麦の香りがふわっと漂い、食べると全粒粉ならではの香ばしさで口いっぱいになります。メープルと同じく、生地は高密度でぎゅっと詰まっており、食べ応えがあります。全粒粉の豊かな風味としっかりとした食感が一体となり、素朴でありながら奥深い味わいを楽しめます。
・れもん(4月中旬〜9月上旬の季節限定)
爽やかな酸味と心地よい苦味がしっかりと効いており、甘さは控えめ。果肉やピールも含まれており、キュッと締まりのある味わい。夏場でも食べたくなる、焼き菓子です。
ひと口サイズの「こ、ふぃなんしぇ」もぜひ
ひと口サイズも好評
つむぎやにはひと口サイズの「こ、ふぃなんしぇ」もあります。
・こ、ふぃなんしぇ さやままっ茶3入/¥594(税込)
・こ、ふぃなんしぇ かさねほうじ茶3入/¥594(税込)
こちらは「さやままっ茶」「かさねほうじ茶」の2種類のフレーバーで、埼⽟県産⼩⻨「あやひかり」を使用し、それぞれ「埼玉狭山茶」「埼玉狭山茶 かさねほうじ茶」も使われており、埼玉の魅力がたっぷり詰まったフィナンシェ。
香料・着色料を使用せず、素材の味わいを活かしたおいしさです。
「粉問屋」が届ける、心温まる逸品
ふっくらしたフィナンシェ
「つむぎや」の「ふぃなんしぇ」は、ただのお菓子ではなく、百年続く「粉問屋」の歴史と技術が詰まった特別な焼き菓子です。小麦粉を知り尽くしたプロフェッショナルだからこそ生み出せる、素材の風味を最大限に活かした奥深い味わいです。
「結城紬」のように、素朴で温かみがあり、何度食べても飽きがこない。そんな想いが詰まったふぃなんしぇは、大切な人への贈り物はもちろん、日々の食卓を豊かに彩る逸品となるでしょう。オンラインショップでも購入できるので、ぜひ一度、この特別な「ふぃなんしぇ」を味わってみてください。
SHOP INFORMATION
| SHOP | つむぎや 栗橋本店 |
|---|---|
| ADDRESS | 埼玉県久喜市栗橋中央1-17-1 |
| WEBSITE | https://tsumugiya.net/ec |
| OPEN | 10:00〜16:00 |
| CLOSE | 水曜日、日曜日、祝日 |
人気の記事
-
【横浜・みなとみらい】限定新作メニューを紹介!「I’m donut?(アイムドーナツ?)横浜臨港パーク」「dacō(ダコー)横浜臨港パーク」横浜ティンバーワーフに同時オープン!
CAKE.TOKYO編集部
-
【大丸東京店にオープン】建築×パティスリー。小住匡彦が描く“唯一無二のスイーツ建築”──「Masahiko Ozumi Paris(マサヒコ オズミ パリ)」東京初出店
CAKE.TOKYO編集部
-
【渋谷・宮益坂】10月11日オープン!「I’m donut?宮益坂(アイムドーナツ?)」&平子シェフの新ブランド「Neo Nice Burger(ネオナイスバーガー)」が誕生
CAKE.TOKYO編集部
-
【2025年】駅ナカで手に入る!JR品川駅でおすすめのお土産5選!話題のスイーツをチェック
CAKE.TOKYO編集部
-
【東京・自由が丘】生ドーナツ専門店「I’m donut?(アイムドーナツ)」とベーカリーカフェ「dacō(ダコー)」が2025年8月30日ダブルオープン!
CAKE.TOKYO編集部
おすすめ記事
-
【お取り寄せ】愛知・刈谷発 こだわり卵と地元素材で彩る洋菓子ブランド「OVALE(オヴァール)」
CAKE.TOKYO編集部
-
【お取り寄せ】山口・柳井発、フルーツの名店「ホシフルーツ」が届ける極上スイーツ
CAKE.TOKYO編集部
-
【お取り寄せ】島根・奥出雲の自然が育む極上スイーツ「桂の木ばうむ」と「奥出雲ぷりん」
CAKE.TOKYO編集部
-
【お取り寄せ】30年愛され続ける名品。グランプラスの「ペカンナッツショコラ」で味わう至福のひととき
CAKE.TOKYO編集部
-
東京・大田区から届いた!噂の二度漬け!「ダブルリッチキャラメル!ポップコーン」はおいしい偶然から生まれた
CAKE.TOKYO編集部



