ボリューミー&華やかなビジュアルは圧巻! まるでアートピースのようなケーキがずらり

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創業1996年、ファッションブランドが手がけるカフェとしてはパイオニア的存在の「カフェコムサ」。ショーケースにはまるで芸術品のように華やかなビジュアルのケーキがずらりと並び、訪れるスイーツファンの目を楽しませてくれます。もちろん人気の理由は見た目だけにあらず、旬の素材とベースの組み合わせにこだわった記憶に残るおいしさで、たくさんのスイーツファンをとりこにしています。

いくつも店舗があるなかで、今回訪れたのは地下にある銀座店。落ち着いた照明とインテリアのなかに、ケースに並んだケーキとカラフルなテーブルクロスが華を添えていて、なんともスタイリッシュ。男性がひとりで行ってもゆっくりとくつろげる、大人っぽい空間が魅力です。

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お店の奥にあるガラス張りの調理スペースでパティシエの方々がてきぱきとつくっているのは、本日のお目当てである「マンゴーローズ」。熟したマンゴーを贅沢に使ったその姿は、まるで輝くアートピースのような美しさで、カフェコムサの「顔」といっても過言ではない、とっておきのスペシャリテ。食べるのがもったいないと思うほど、圧倒的な存在感を放っています。

ゴージャスな「マンゴーローズ」に視線集中! 熟練の技で咲かせる、大輪のバラの花束

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ダイナミックに花開くバラのようなインパクト大のビジュアルは、組み立てたときに花びらがキレイに広がるように、包丁をやや斜めに、少しカーブを描くようにカットするのがコツ。薄すぎず厚すぎないマンゴーの花びらは、見た目の美しさもさることながら、マンゴーのおいしさを楽しめるベストな厚さでもあるそう。

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今回成形を手がけたのは、パティシエの荒井瞳さん。ケーキの企画も手がける、勤務7年目のベテランパティシエです。目の前で次々とマンゴーのバラの花びらがつくられていく様子は、まるで魔法を見ているよう。

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最終的には完熟マンゴーをまるまる3つも使い、ベースが見えないほどにマンゴーのバラで埋め尽くされて完成です。

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荒井パティシエのつけている赤いスカーフは、カフェコムサのパティシエの中でもランクが一番上の証。一輪のバラの花の成形をマスターするまでは約半年、それを23cmのホールケーキとして完成できるようになるまでには約1年半の修業が必要。高い技術が求められるため、しっかりと経験を積んだ方でなければ「マンゴーローズ」の成形は任せてもらえないのだそうです。

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完熟マンゴーの濃厚な甘みと味わいをシンプルなベースが限界まで引き立てる

「マンゴーローズ」の構成は、タルト、フロマージュブランのベース、そして主役のマンゴーと、意外なまでにシンプル。

マンゴーの味を最大限に引き出すために、ベースやクリームの甘さはあえて控えめにしています。マンゴーの魅力をとことん堪能してもらうため、マンゴー以外のフルーツは使用していないという潔さ。それだけに、マンゴーの味が全体のクオリティを左右してしまうという、ストイックなケーキでもあるのです。

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使用するマンゴーは、フルーツプランナー(社内に1名在籍しているフルーツのスペシャリスト)がまずは厳選。さらに、ケーキをつくる直前にもパティシエが必ずマンゴーのテイスティングを行い、おいしいと思えるものだけを使うという二重のチェックを経ています。

一年を通して、宮崎産、沖縄産、千葉産、国外産など、そのときどきでベストな状態のマンゴーを仕入れていますが、なかでも春から7月半ばごろまでお目見えする宮崎産完熟マンゴーは、濃さも甘さもスペシャルな一級品。

毎年この時期は、固定ファンからの注文がいつも以上に増え、まさに「マンゴーローズ」の旬を迎えるのだそうです。

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さて、いよいよいただきます。美しいバラを壊してしまうことにもったいなさを感じつつ、勇気を出してフォークを入れる瞬間は、思わず胸がドキドキしてしまいます。

口に入れると、マンゴーの濃厚な甘みがいっぱいに広がって、気分は南国にトリップ! さわやかなフロマージュ味のベースとマンゴーの甘みがやさしく混ざり合って、ボリューミーながらもさっぱりとした味わいです。

しっかりとした硬さのクッキータルトの食感が全体にアクセントを添えて、最後の一口まで、完璧なバランス! マンゴーそのもの以上にマンゴーの奥深さを感じられる、最高のひと皿です。

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大切な記念日の贈り物に、一風変わったマンゴーローズの花束を

マンゴーローズを気軽に味わいたいなら1/12ピースカットがぴったりですが、ゴージャスな姿をそのまま楽しみたいなら、お誕生日やパーティーなどで大人気のホールタイプがおすすめ(要予約)。

「お花を贈りたいけど恥ずかしい……」という方のために、ブーケ代わりのプレゼントとしても提案しているそう。たしかに、記念日にこんなに素敵なケーキのブーケをいただいたらうれしすぎる! 一生忘れられない、大切な思い出になることうけあいです。

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そのほか店内には、ブルーベリーとクリームチーズのケーキやアメリカンチェリーのビターチョコティラミスなど、人気のケーキがずらり。

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足繁く通わないとコンプリートしきれない豊富なラインナップに、さらに季節のケーキが新しく加わったり、数年前のケーキがラブコールに応えて復刻したりと、多彩なフェアも続々開催中。心をときめかせたくなったら迷わずに向かいたい、とっておきのアートなカフェです。

■ 教えてくれた人

荒井瞳さん
カフェコムサのチーフパティシエ。パティシエのスカーフは技術や経験によって赤、黄、緑、青と色分けされていて、勤続7年目の荒井さんの赤いスカーフはトップである証。「マンゴーローズ」の制作を任されるほか、新作ケーキの企画にも携わる。個人的に好きなケーキは「アメリカンチェリーのビターチョコティラミス」。

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■ 商品リスト

「マンゴーローズ」
(7月中旬まで宮崎県産「完熟マンゴー」を使用した『宮崎県産 完熟マンゴーのケーキ』を展開)
1ピース2300円、ホールは23000円