心地よさを大切にするお洋服やさんのカフェ

自由が丘にある、緑豊かな熊野神社の境内を抜けて、犬の遊具を右に曲がった静かな路地にLISETTE Café et Boutiqueはある。

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「長く大切にしてもらえる洋服作り」をテーマに、気持ちよく、体に心地よい素材だけを使った服を扱うお店。洋服作りに向けられている上質な空気は、併設されたカフェにも流れている。

「ここはパティスリーではないので、お菓子屋さんとはまた違ったものを提供できたらと思っています。自分の好きなものというよりも、ショップのコンセプトや空気感に合わせたものを作りたいと思っています」

と、カフェで扱う商品のプロデュースを担っている、鶴見昂さん。地方に行くたびごとに無農薬の食材を探し求めるなど、LISETTEの洋服が素材にこだわるのと同様に、カフェのメニューや商品の材料にもこだっている。

たとえばLISETTE Café et Boutiqueのスコーン「ビスキュイ・クロッカン」をカフェでいただくと添えられてくるジャムもそのひとつ。

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地方の果樹園などを巡って仕入れた、季節の果物でつくられたもので、当日店頭に並んでいたのは「熊本産の白桃と青森産のルバーブのコンフィチュール」や「愛媛県産のブラッドオレンジとウガンダ産バニラのコンフィチュール」など、とてつもなく美味しそうな甘美な響きのジャムたちだった。

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アートのようなお菓子の数々

驚くことに鶴見さんのレシピが惜しげも無く披露されたレシピブック『Café Lisette のお菓子』(エンターブレイン)がある。帰り際に見つけ、思わず購入してしまったほど。

早速、家に帰ってレシピブックを眺めながら改めて思ったことは、鶴見さんの手から生まれるお菓子はどれもその佇まいが美しいということ。

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初めてカフェの入り口に並ぶお菓子の数々見たときに、なんだか宝物のようにみえたという謎が解けたよう。果物がたっぷり乗せられたキラキラしたケーキのような派手さはない、ごくごくシンプルなお菓子たちなのに、サイズ感、その形、ディスプレーのされ方、全てにセンスがキラリと光るアートのようなお菓子たち。

お菓子は味はもちろん、見た目でも楽しむものなのだなと、LISETTE Café et Boutiqueで気づかされたのだった。

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商品リスト
ビスキュイ・クロッカン
180円