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北鎌倉でほんわか小休憩。「Cast on」の“紅茶にあう焼き菓子”と過ごす穏やかな時間

UPDATE:

CAKE.TOKYO編集部

「明月院」「円覚寺」など紫陽花の名所に彩られる北鎌倉。そんな人気観光スポットを訪ねる人の流れに逆らい、駅から反対方向へと進むと、一軒のカフェに出会います。

カフェ&ニットギャラリー「Cast on(キャストオン) 」は、店主のマダムが丁寧に淹れる紅茶と、キャロットケーキをはじめとするイギリス伝統の焼き菓子が楽しめる小さなカフェ。

あちこち散策して疲れた体がほぐれ、心まで元気になります。

目次

すっと肩の力が抜けるアットホームな空間

北鎌倉駅西口の道路沿いにある「Cast on」

お手製のニット帽がトレードマークの店主のマダム

ドアをあけると、華やかな笑顔の店主・井関妙子(いせき たえこ)さんが迎えてくれました。

昔ながらのコーヒーショップが多いというこのエリアで、紅茶と焼き菓子のペアリングを楽しめる「Cast on」は唯一無二の存在。7畳ほどの店内に光るセンスをぎゅっと詰め込み、ぬくもりのある空間を作り上げています。

木の温もりとお手製のニットアイテムが優しげな店内

人気&定番の甘さ控えめケーキ。お好みのドリンクと組み合わせて

「Cast on」で人気なのが「キャロットケーキ」(¥800)。6〜7月の期間限定です。また、定番の「レモンドリズルケーキ」(¥600)も不動の人気者。どちらもボリュームがあり、お客さんから「わあ、大きい!」と歓声があがることも多いそう。

そんなケーキに合うドリンクは…と妙子さんに伺うと「あなたの好きなものを選べばいいのよ」と優しく一言。“心が赴くままがベスト”と導かれます。

今回は普段あまり飲まない「ニルギリティー」(¥600)と、夏日の鎌倉散策の潤いとなりそうな「レモンスカッシュ」(¥600)をいただきました。

左からキャロットケーキ、ニルギリティー、レモンドリズルケーキ、レモンスカッシュ

英国の定番焼き菓子・キャロットケーキ

クリームチーズのアイシングをかぶせ、シナモンとナッツをきかせたキャロットケーキは、風味豊かでしっとり!甘さ控えめでボリュームもあります。
キャロットケーキは年中お客さんからの要望が絶えず、「もしかしたら定番化するかも…」とのこと。

こちらも英国の定番焼き菓子・レモンドリズルケーキ

生地にたっぷりのレモン果汁を染み込ませたレモンドリズルケーキは、7〜8cmほどの立派な高さ。素材本来の酸味と優しい甘さが口の中に広がり、時折感じるレモンの皮のすりおろしも爽やかです。

マグカップにたっぷり注がれたニルギリティーが嬉しい

そんなケーキにあわせていただくニルギリティーは、紅茶とお茶の中間のような、すっきり飲みやすい味。香りも柔らかくメインの味を邪魔しません。

レモンの苦味も感じるフレッシュな味わいのスカッシュも、夏にマストな一杯です。

提供するメニューは全体的に“甘さは控えめ”が「Cast on」流。お客さんにヒアリングしながら、現在の絶妙なバランスにたどり着いたそうです。

英国文化「クリームティー」を体感できる皿盛りスコーン

スコーンは好きな味を2つ選べます。テイクアウトも可能

こちらも「Cast on」の定番。スコーン(プレーン/チョコ)とイチゴジャム&クロテッドクリームのセットです(¥750)。

濃厚な甘さのクロテッドクリームは、普段なかなか味わえない味

スコーンも甘さは控えめでしっとり、ホロホロ。クリームとジャムで好みの甘さに調整できるのがうれしい優雅な一皿です。

あえてゆっくり味わう、土日限定のサンドイッチ

サンドイッチの具は月毎に変わります

土日限定で、旬の野菜や生ハムを使ったサンドイッチ・甘いフルーツサンドイッチ・ドリンクがセットになったプレート(¥1,400)も登場します。

具だくさんでボリューム満点。両手でぎゅっと抑えて食べるのがおすすめ

旬の野菜を使ったサンドイッチには、生ハム・たまねぎ・クリームチーズ・レタス・トマトをはさみ、ハニーマスタードであまじょっぱく味付け。シャキシャキたまねぎが良いアクセントです。

フルーツサンドイッチにはバナナと生クリーム、そしてパンの内側に隠し味のマーマレードジャムが塗られています。レトロな甘酸っぱさがバナナとも相性抜群。

サンドイッチの内容は月毎に変わります。基本的にはしょっぱいものと甘いものの両方を楽しめるよう素材をセレクト。手軽さで選びがちなサンドイッチも、ここではゆっくりのんびり味わいたいところです。

素敵なエピソードが飛び出す、個性豊かなインテリア

おしゃれな店内には、いたるところにこだわりのストーリーが隠れています。

「くるみの木」でできた優しげな食器棚

たとえば内装全体は、たまたま訪れた横浜市内のカフェの店員さんから聞いて知った、家具職人のご夫婦とともに作り上げました。

棚や机に使用しているのは「くるみの木」。家具職人のご夫婦が「妙子さんらしい木はこれ!」とまるで占いのようにチョイスしたそう。まろやかな風合いが「Cast on」にぴったりです。

マグカップはひとつひとつ柄が違い、個性的

“紅茶に似合うものを”と考えて揃えたマグカップは、新潟の工芸作家さんの作品。鎌倉のギャラリーでたまたま出会ったそう。印象的な柄はもちろんのこと、見た目より軽く、大きな取っ手が持ちやすい!とお客さんに好評。

他にもこだわりと見どころだらけの店内ですが、それでも妙子さんは“未完成”だと語ります。

「あえて、いつまでも完成させないの。人間ってすぐに飽きる生き物だから。来るたびになにか変化がある方がおもしろいでしょう?」

“非言語コミュニケーション”を大切に

とにかく笑顔が絶えず、柔和なお人柄の妙子さん

妙子さんは、初対面にも関わらずプライベートなことから個人的な悩みまで、なんでも話したくなる不思議な魅力を持つ店主です。しかし飲食業の経験はまったくなく、前職は老人ホームの支配人だったそう。

「カフェをやるなんて思ってもいなかった。でも定年退職を前に、会社の肩書きがなくなったら私“個人”ってなんだろう?このままでいいの?…って考え始めたの」

個人としてなにかを表現したい、そんな思いからはじまったカフェづくりの道。
趣味だった“お茶を淹れること”や“編み物”をプロレベルまで高めるため、紅茶のお稽古に通い、編み物講師の資格を取得するなど目標に向かって奮闘しました。

そんな自己表現の場である「Cast on」で大切にしているのは、非言語コミュニケーションです。

「人間は6〜7割、非言語でしゃべっているんですよ。言葉は通じなくてもニコッと笑いかける、お客さんの様子を見守る、そういうコミュニケーションがとっても大事。最終的にお客さんがリラックスした表情でお帰りになったら、役割が果たせた気がするわ」

優しさが滲む手書きのボードと、軒先のグリーンを目印に

観光のついでに立ち寄ったつもりでも、“また行きたいお店”に急上昇ランクインしそうな「Cast on」。
素朴で優しい味と穏やかな空気感で、心ほぐれる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。

SHOP INFORMATION

NAME Cast on
WEBSITE https://www.instagram.com/caston_kitakamakura
ADDRESS 神奈川県鎌倉市山ノ内755
TEL 非公開
OPEN 平日 10:00〜17:00、土日祝 10:00〜17:00
CLOSE 水曜日・木曜日

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