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【東京・千川】ダージリンティー専門店「Tea Shop Parvati(ティーショップパールヴァティ)」

UPDATE:

お茶好きライター

芦谷日菜乃 ashitani hinano

「紅茶のシャンパン」といわれるほどに香り高く、世界三大銘茶としてもその名が挙がるダージリンティー。インドの北東部・西ベンガル州のヒマラヤ山岳地帯、ダージリンで生産されているお茶です。
その素晴らしいお茶を、せっかくならばお店で飲みたい――と探す中、ダージリンティー専門店「Tea Shop Parvati(ティーショップパールヴァティ)」を知りました。ダージリンティーに惚れ込み、自らも現地に赴きながら茶葉を仕入れているというオーナー・岡本麻衣子さんが東京都豊島区に開いたお店です。

そのダージリンティーと手づくりお菓子の魅力を深堀りしていきます。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。

目次

ナチュラルさにほっとする

木材を使ったナチュラルなテイストの店内には、あちこちに植物やアートが飾られています。

東京メトロ有楽町線/副都心線「千川駅」そばの閑静な住宅街に「Tea Shop Parvati(ティーショップパールヴァティ)」はあります。

開放感のある店内/旅心をかきたてるインド関連の本やアートが飾られています

「Tea Shop Parvati」ではダージリンティーと相性の良いオリジナルの焼き菓子やインドのお菓子が日替わりで3~4種類並びます。岡本さんが、シフォンケーキやパウンドケーキなどの素朴な焼き菓子を手づくりしています。

焼き菓子はテイクアウトも可能です

ここから、CAKE.TOKYO編集部が厳選するおすすめメニューをご紹介します。

蜜のように甘い、夏摘みダージリン

「ダージリンティー 2nd Flush #4 catur “Brilliant”」(¥750)/「デーツのパウンドケーキ」(¥462)

「ダージリンティー 2nd Flush #4 catur “Brilliant”」は、2021年夏季に収穫されたダージリンティー。琥珀色の紅茶から蜜のような甘い香りが魅惑的に広がります。1煎目を飲み終えてから茶葉に再度お湯を注げば、2煎目も楽しめます。2煎目はブドウのような爽やかな香りに変化します。

相性の良い「デーツのパウンドケーキ」は、チュニジアから仕入れたデーツ(北アフリカやアラビア半島が原産の、ナツメヤシの実)のシロップをふんだんに使って作られています。黒糖のようなコクのあるデーツの甘みは紅茶との相性もばっちりです。

緑茶のように清涼感ある 春摘みダージリン

「ダージリンティー 1st Flush #5 Panca “Eleagant”」(¥750)

続いてご紹介するのは「ダージリンティー 1st Flush #5 Panca “Eleagant”」。春摘みの茶葉を使った紅茶です。明るいオレンジ色をたたえており、夏摘みのダージリンティーよりも軽く、清涼感のある香りが特徴です。

インドには有名な紅茶産地がいくつもありますが、なかでもダージリンティーの魅力はその繊細な香りです。

岡本さん

「ダージリンには80以上の茶園があり、その茶園ごとでも、収穫年や収穫時期によって、味わいがガラっと変わるんです。そのなかから、日本の水にも合う茶葉をセレクトしています。ファーストフラッシュは緑茶にも近い香りがあるので、和食にも合いますし、セカンドフラッシュは渋みもしっかりあるので、洋食にも合いますよ」

たしかに、ファーストとセカンドを飲み比べると香りの違いに驚きます。

ふわっふわシフォンケーキ

「抹茶シフォンケーキ」(¥462)

岡本さんおすすめの「抹茶シフォンケーキ」は、茶道のお茶会でも使われるような本格的な香りの高い抹茶を使用しているので、ひとくち口に含めば濃厚な抹茶の香りが広がり、ふわっと柔らかい生地はとろけるような舌触り。

出会えたらラッキー インドの駄菓子

右「ラドゥ べサン」(¥240)/左「ラドゥ ラギ」(¥240)

「Tea Shop Parvati」では、日本ではなかなか食べられないインドのお菓子も楽しめます。
例えば「ラドゥ」はインドでは家庭や屋台で親しまれている、駄菓子のようなもの。砂糖と溶かしバター(ギー)、ひよこ豆などの粉末を団子状にした甘いお菓子です。

取材時は、2種類の「ラドゥ」をいただきました。ひよこ豆の粉を使った「ラデゥ ベサン」はココナッツシュガーやカルダモン、ナツメグ、シナモンなどが使用されていて複雑な香り感じられます。一方、ヒエ粉をベースにした「ラドゥ ラギ」はやカシューナッツ、ジンジャーパウダーの香りとほろほろ食感がクセになります。

スパイスとダージリン 駆け引きのチャイ

「チャイ」(¥750)

「チャイ」は、牛乳の甘い香りとダージリンの上品な香りが魅惑的。「ダージリンティーは香りが繊細なので、「チャイ」に使われることは少ないのですが、カルダモンやクローブなど香りの強いスパイスと合わせるのではなく、茶葉の香りに寄り添ってくれるブラックペッパーやシナモンを使用しています」と岡本さん。
「Tea Shop Parvati」の「チャイ」は、すりおろした国産生姜を使用しているので、飲み進めるごとに体がじんわりと温まる感じがします。


それぞれのメニューを味わいながら、岡本さんが「Tea Shop Parvati」をオープンした経緯についても、伺いました。

長年あたためたダージリンへの愛がお店に

「Tea Shop Parvati」オーナーの岡本麻衣子さん

岡本さんがダージリンティーに魅了されたのは、輸入業に携わり、本場の味を知ったことがきっかけでした。

岡本さん

「学生時代から紅茶は大好きでしたが、100%ダージリン産の紅茶を初めて飲んだ時、そのおいしさに感動しました。今まで飲んでいたお茶はなんだったのだろう?と思うほどでした」

インドを訪れるうちに、食やアート、人々の温かさにも惹かれたといいます。他業界に転職してからも「紅茶で、いつか自分のお店を持ちたい」という思いが募り、働きながらお菓子づくりを学び製菓衛生師の資格も取得しました。

そんななか、2017年にダージリンで大規模な茶園ストライキが起こり、岡本さんが個人的に輸入していた茶園から新たな仕入れ先を紹介されることに。それが転機となり岡本さんは開業を決心。準備期間を経て、2020年豊島区千川に「Tea Shop Parvati」をオープンしました。

ロゴマークには紅茶のティスティング用ポットとカップが描かれている

店名につけられた「Parvati」は、「ヒマラヤの山の娘」としてダージリンの山々を守っているヒンドゥー教の女神の名。女神に店を見守ってもらいたいとの願いが込められています。

アトリエ「池袋モンパルナス」のように

「Tea Shop Parvati」では、お茶やお菓子だけでなく、インドの手仕事やアートにも触れることができます。
店内には、「ゴンドアート」と呼ばれるアートが飾られています。インド中央部に住む先住民、パルダーン・ゴンド族が自然や神話をモチーフに描いている作品です。

作品が入れ替わるごとに、店内の雰囲気も変わる

岡本さん

「実は、千川のエリアは戦前、”池袋モンパルナス”と呼ばれるアトリエがあり、芸術家が暮らしながら創作活動をしていたんですよ。”Tea Shop Parvati”もそんなふうに、文化の発信地にしていきたいんです。紅茶を飲んでいただくだけではなくて、例えばインドの職人の手仕事の素晴らしさや、食やアートなど。心の琴線に触れるものを集めていけたらなと」

ダージリンティーの魅力を届けながら、地域に根付いた文化の発信地でもある「Tea Shop Parvati」。
ここへくれば何か心がときめく出会いがありそうです。ぜひ、新たな発見を探しに足を運んでみてください。

SHOP INFORMATION

SHOP Tea Shop Parvati(ティーショップパールヴァティ)
WEBSITE https://www.instagram.com/teashop_parvati
ADDRESS 東京都豊島区要町3-2-8サーラ要町 101
TEL 03-5926-7078
OPEN 10:00~18:00
CLOSE 水曜日、第3木曜日

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