【北海道・札幌】「Pâtisserie Frères(パティスリーフレール)」が贈る、素材力に満ちたフィナンシェ
文字を紡ぐフィナンシェマニア
らく
日本の豊かな食を支える大地・北海道。その中心都市である札幌に、素材への徹底的な真摯さを貫くパティスリーがあります。それが、店名に「兄弟」を意味するフランス語を冠した「Pâtisserie Frères(パティスリーフレール)」です。華美な装飾ではなく、素材そのものの力強さを最大限に引き出すその菓子作りは、多くの地元住民に愛されています。今回は、この店の誠実なこだわりが詰まった「フィナンシェ」をご紹介します。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
目次
菓子への真摯な想い。「伝説のバイキング」から独自の道へ
生菓子も豊富な店舗
「Pâtisserie Frères」のお菓子作りは、大手焼肉チェーン「徳寿」のスイーツ部門に始まります。バイキングで本格的なスイーツを提供し、人気を博した経験が、その後の躍進の土台となりました。
「常にお客様に斬新なアイディアを提供したい」という信念のもと、食材へのこだわりは人一倍強く、地元・北海道を軸に“本当にいいもの”を厳選。
その姿勢は高く評価され、「さっぽろスイーツコンペティション」でグランプリを2度受賞するなど、確かな実力を誇ります。
職人技が光る、フィナンシェの端正な佇まい
丁寧に仕上げられたことがわかる
見た瞬間に丁寧な手仕事を感じさせる端正な姿をしています。
一般的なフィナンシェよりもやや深めに焼き上げられた黄金色の生地は、高温で丁寧に火入れされた証。外側は香ばしい焦げ目がしっかりと立ち、内側の生地には芳醇な焦がしバターが染み込んで艶やかに光っています。この焼き色の濃さこそが、素材の力強さを引き出すための重要な工程です。
表面が粉糖で覆われたフィナンシェは“くるみ”。プレーンとは全く印象の異なる仕上がりです。北海道の冬を思わせる雪をまとったような見た目で、こちらも美しさを感じます。
サイズはシンプルながらも、重厚感があり、手に取るとずっしりとした満足感があります。この飾り気のなさこそが、厳選された素材と、高い焼成技術に絶対の自信を持っていることの証。この端正な姿には、シェフの求める洗練された美意識が凝縮宿っています。
焦がしバターと素材のアイディアがほとばしるおいしさ
素材を活かした味わい
「Pâtisserie Frères」のフィナンシェは、ひと口で厳選素材の力強さと、シェフの新しい発想が同時に感じられる、奥深い味わいが特徴です。
フィナンシェ/¥270(税込)
主役であるバターは、発酵バターを使用。口に広がるバターの風味が非常に濃厚でありながら、甘さは控えめで、発酵バターの風味を消さないやさしい甘さに抑えられています。生地はキメが細かく、しっとりしつつもふわっとした口馴染みの良い食感。この絶妙なバランスこそが、プレーンの魅力です。
フィナンシェ くるみ/¥302(税込)
くるみが練り込まれており、噛むたびに香ばしさがプラスされます。生地の甘さがやや強めながら、くるみの香ばしさが加わることで、全体のバランスを整える絶妙なアクセントになっています。ナッツの香ばしさが好きな方におすすめの、満足感の高い一品です。
どちらも紅茶のような味わいの濃くない飲み物と合わせることで、発酵バターや素材の繊細な風味を最大限に楽しめます。
心に響く洗練された手土産。フィナンシェが伝える新しい価値
洗練された上品な味わいをぜひ
「Pâtisserie Frères」のフィナンシェは、ただの焼き菓子ではありません。
それは、発酵バターの豊かな風味と、常に新しいアイディアを追求する独自のスタイルが凝縮された、洗練されたおいしさそのものです。
その確かな品質と、常識にとらわれない斬新な発想が光るフレーバーは、贈る相手に札幌から届く新しい価値を伝えてくれるでしょう。
日持ちもするため、出張や旅行の帰りに、心に響く手土産としてぜひこのフィナンシェを選んでみてください。
SHOP INFORMATION
| SHOP | Pâtisserie Frères(パティスリーフレール)COCONO SUSUKINO店 |
|---|---|
| ADDRESS | 北海道札幌市中央区南4条西4-1-1 COCONO SUSUKINO B1階 |
| WEBSITE | https://www.patisserie-freres.jp |
| OPEN | 10:00〜21:00 |
| CLOSE | COCONO SUSUKINOに準ずる |
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