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【お取り寄せ】奥出雲の森の恵み。「たたら製鉄」の里から届く、贅沢卵とスイーツのストーリー

UPDATE:

CAKE.TOKYO編集部

島根県雲南市吉田町。奥出雲の豊かな自然に囲まれ、古くから「たたら製鉄」が受け継がれてきた町です。そんなこの地で今、「たなべたたらの里」が手がける「たたらの里づくりプロジェクト」が進行中。伝統と自然を融合させた、サステナブルな取り組みです。

中でも注目したいのが、日本でも1%未満しか行われていない「平飼い放牧」による養鶏を実践する「たなべ森の鶏舎」。ここで生まれるブランド卵「彩り天佑卵(いろどりてんゆうらん)」を使った、スイーツ開発プロジェクトもスタートしています。

奥出雲の清らかな「水」が育む、極上の卵とスイーツ。
自然の恵みと人の手が重なり合って生まれた、贅沢な味わいをご紹介します。

※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。

目次

奥出雲の深い森と、唯一無二の文化「たたら製鉄」

「たたら製鉄」が生み出した企業城下町、島根県雲南市吉田町。山に囲まれた自然豊かな里。

「たたら製鉄」とは、砂鉄を原料に、木炭を燃料として鉄を生み出す、日本古来の製鉄法です。
日本刀の素材として知られる「玉鋼(たまはがね)」も、この「たたら製鉄」によって生み出される、貴重な鉄のひとつ。
そんな「たたら製鉄」の文化を、有名なアニメ映画を通じて知った方も多いのではないでしょうか。
島根県雲南市吉田町は、まさにそのモデルとなった地。ここには、日本の製鉄文化を今に伝え、日本人の暮らしを支えてきた歴史が息づいています。

左:菅谷たたら山内に残る「高殿」/右:復興した「たたら製鉄」の作業風景

左:日本刀の原料となる「玉鋼(たまはがね)」/右:菅谷たたら山内には今も集落が残る

「鉄師御三家」と呼ばれた田部(たなべ)家と、吉田町の里山

この地で「たたら製鉄」が発展したのは、良質な砂鉄が豊富に採れ、森林資源にも恵まれていたため。全国の鉄生産の8割を担った奥出雲の地で「鉄師御三家」にかぞえられる田部家は、製鉄に携わる人々とともに文化を受け継ぎながら、里山の自然を守り続けてきました。

室町時代から企業城下町として栄えた吉田町。街並みには古の面影が色濃く残る。

しかし、明治維新後、欧米式の製鉄法が急速に普及すると、「たたら製鉄」は次第に衰退。
かつて1万人以上が暮らしていた吉田町も、人々の流出とともに活気を失い、往時の賑わいは次第に消えていきました。

「たたら製鉄」の復興だけでなく、誰もが愛せる里をもう一度

広大で豊かな森を活かし、持続可能な未来へ

「たなべたたらの里」では、現在8つ以上の里山プロジェクトを展開している

この地の山を深く知り、山に生かされてきたと考える田部家では現在、かつて国内の鉄づくりの大半を担い、日本人の生活を支えてきた「たたら製鉄」を現代に蘇らせるとともに、時代に合った新たな価値を創造し、里山の再活性化を目指す「たたらの里プロジェクト」に取り組んでいます。

このプロジェクトでは、循環型の暮らしを実践しながら、自然とともに生きる持続可能な社会のかたちを模索。
その一環として展開されているのが、環境負荷の少ない平飼い放牧や、アニマルウェルフェアの考え方を取り入れた養鶏事業「たなべ森の鶏舎」です。
自然と地域に寄り添いながら、サステナブルな方法で卵の生産を行っています。

ここでしかできない卵づくりがある「たなべ森の鶏舎」

「おいしい卵は、健康な鶏さんから」貴重な平飼い放牧の卵

㈱たなべたたらの里 アグリ事業部 堀 賢一さん/やさしい笑顔が印象的でした

「人も動物も満たされて生きる」という理念のもと、アニマルウェルフェアを実践する「たなべ森の鶏舎」。
ここでは、日本で1%未満とされる「平飼い放牧」を採用し、現在5,000羽の鶏を飼育。鶏たちにとってストレスの少ない環境を整えながら、未来につながる養鶏に取り組んでいます。

太陽を浴び、土をついばみ、地面を自由にのびのびと動き回る鶏さんたち

「怪我をしたり、体の弱い子には保護部屋も用意してあるんですよ」と語るのは、責任者を務める堀 賢一さん。取材で訪れた際も、その言葉や仕草の端々から、鶏たちへの深い愛情が伝わってきました。

こだわりの“食事”と、森が蓄えた豊富な地下水

左:地元の方からいただいた葉野菜はおやつに/右:特別につくられたこだわりの飼料

「卵のおいしさって、水が重要なんですよ」
「うちの『彩り天佑卵』は白身にくせがなく、コクがあるのににおいもありません」

「たなべ森の鶏舎」では、鶏たちが健やかに育つ環境を整えるため、飼育方法だけでなく、飼料や水にも徹底的にこだわっています。
例えば、鶏たちの“食事”には、地元で生産される酒かす、醤油かす、そば、しじみの殻などの副産物をアップサイクルして活用。これにより、鶏の健康と成長を支えながら、栄養価の高い卵を安定して生産しています。

奥出雲の森から湧き出る地下水

さらに、鶏たちの飲み水には、奥出雲の森が蓄えたミネラル豊富な地下水を使用。この清らかな水も、鶏たちの健康とおいしい卵づくりに欠かせません。

白身までぷっくりと盛り上がる「彩り天佑卵」は、本当においしい!

健康的な“食事”と清らかな地下水、そしてストレスの少ない環境。この3つに徹底的にこだわることで、「たなべ森の鶏舎」ではエコロジカルでありながら、質の高い養鶏が実現されています。奥出雲の森と地元の人々との共生がこの「彩り天佑卵」を育んでいるのです。

貴重な「彩り天佑卵」を使ったお菓子づくり

「ままたまごLab.」から届けられる絶品スイーツ

「ままたまごLab.」では、「彩り天佑卵」を使ったお菓子を製造しています

工房内に広がる甘い香りと、手際よくかつ細やかな作業でお菓子づくりを進めるスタッフ。
「たなべたたらの里」では、この「彩り天佑卵」を活かしたスイーツの開発や、製造販売プロジェクトも展開しています。

今回は、「ままたまごぷりん浮わり」と「チーズinばうむ」の製造現場を取材。
効率的に作業を進めながらも、ひとつひとつ丁寧に仕上げられ、おいしそうなスイーツが次々とでき上がっていきます。

【ままたまごぷりん浮わり】

「ままたまごぷりん浮わり」は熱々のパンナコッタを急速冷凍!

「ままたまごぷりん浮わり」は、「彩り天佑卵」と地元産の「木次牛乳」のおいしさがぎゅっと詰まった贅沢なプリンです。
なめらかなカスタードプリンの上に、「木次牛乳」をふんだんに使ったパンナコッタを重ね、2層仕立てで仕上げられています。

「彩り天佑卵」のおいしさがはっきりとわかる一品

見た目以上に食べごたえがありつつも、ふんわりと溶けるような繊細な口あたりが特長。「彩り天佑卵」の豊かな風味が存分に楽しめる一品です。
スプーンを入れれば、ほろほろと崩れ、口の中でとろける究極の“ふわとろ”食感を楽しめます。

【チーズinばうむ】

チーズクリームがバウムクーヘンの中にたっぷり!

「チーズinばうむ」は、まず工房内でバウムクーヘンを焼き上げる工程からスタートします。
「彩り天佑卵」をふんだんに使った生地が焼き始められると、工房内には甘い香りがふんわりと漂います。焼成にはなんと50分もかかるそうで、じっくりと焼き上げられたバウムクーヘンの中には、「彩り天佑卵」を使った濃厚なチーズクリームがたっぷりと詰められていきます。

つい「もうひとつ!」と手が伸びるおいしさです

クリームチーズと「彩り天佑卵」の絶妙なバランスは、まさに至福の味わい。夏場は、半解凍のままでいただくと、シャリシャリとした食感も楽しめて、またひと味違ったおいしさが味わえるそうです。

「カロリーが気になるけど、もう1個食べたくなるんですよね」と笑顔で語ってくれたのは、製造スタッフの伊藤 真緒さん。
仕上げにバーナーで炙るので、キャラメリゼされた表面がカリッと香ばしくなり、その食感がクセになるのだとか。

左:長崎 寛子さん/中央:伊藤 真緒さん/右:石飛 史子さん 皆さん手際がいい

里の未来に向けて

㈱たなべたたらの里 山本達也さん(左)/福島孝志さん

今回の取材でお話を聞かせてくださった「たなべたたらの里」の山本達也さんは、「たなべたたらの里」が進めている自然と人を繋ぐサステナブルな取り組みには、まだ解決すべき課題があると語ります。

「やっぱり、この場所、雲南市吉田町にどう足を運んでいただくかが大切ですね。この地を知ってもらい、住んでもらい、人々に戻ってきてもらうためには、どうすればいいのかを考えなければいけません」

その取り組みは新しくもありながら、伝統文化を大切にするもの

少子高齢化によって、都市部を除く多くの地域が「街の縮小」という課題に直面しています。
その中で、「たなべたたらの里」は、奥出雲の豊かな森とともに暮らし、里山や人、そして文化を繋ぎながら次世代へとバトンを渡す方法を模索しています。
その取り組みは、サステナブルであると同時に、現実的で地に足のついたアプローチでもあります。

CAKE.TOKYOでは、そんな彼らの想いと行動に共感し、今回取材をさせていただきました。
奥出雲の恵みを味わい、自然や文化、そして人々の温かさに触れてみたい——。
そんな想いを抱くきっかけとなれば、嬉しく思います。

ご紹介した商品はこちら

SHOP INFORMATION

BRAND たなべたたらの里
WEBSITE https://tanabetataranosato.com/shop
Instagram https://www.instagram.com/mamatamago_tataranosato

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