




昨年冬にお店をオープンされました。タイミングについてどんなきっかけがあったのでしょうか?
岩柳前のお店は都内に数店展開していたのですが、ゆくゆくはひとつの店舗でずっと、おばあちゃんになるまでお菓子をつくり続けていきたい。そんなお店を持ちたいと思っていました。そして場所を探し、後任のシェフに引き継ぎを終えたので、この度このお店をオープンしました。
独立するにあたって、この店ならではのこだわりや、新しくチャレンジされていることなどを教えてください。
岩柳ひとつは「デイリーでカジュアルに食べられるもの」を提供するお店を目指しています。奇抜なデザインのお菓子ではなく、シンプルなロールケーキやキッシュなどを提供しています。
もうひとつは、出荷時期がごく限られた国産のフルーツなど、「希少価値の高いものを使ったスイーツ」を提供しています。これが百貨店の中の店舗ですと、まとまった量を提供できるスイーツをつくらなければいけません。でもこの店舗だけであれば、数が限られたメニューも提供することができますので。
オープンの場所に「等々力」という住宅街を選んだ理由は何かあるのでしょうか?
岩柳一生続けていくお店は「地元」で開きたいと思い、この地域を選びました。中学・高校と自由が丘に通学していたこともあり、この辺りは今も親戚や知り合いがたくさん住んでいるんです。またこの物件については、建物の形ですとか、車道に面していないので排気ガスを気にしないといった点が気に入ってます。
どんな用途でいらっしゃるお客さまが多いですか?
岩柳お昼ご飯を食べた後のおやつとして、大切な方への贈り物として、何回も利用していただいています。またカフェスペースでは、本を読みながらゆっくりと寛がれているお客さまも多くいらっしゃいますね。

まさに地元のお客さまにとって「デイリーでカジュアル」に利用できるお店になっているということですね!この日も家族連れの方が数多く来店されていて、住宅街のお店ならではの穏やかで親しみやすい雰囲気を感じます。それではそろそろ、『PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI』で人気のパフェメニューについてご紹介をお願いします。まずは月替りのパフェからお願いします。
岩柳こちらは、8月限定の「白桃とデラウェア」のパフェです。上からデラウェア、白桃と紅茶のジェラートに、角切りの白桃とフリーズドライのヨーグルト。そしてフロマージュブラン、カモミールのジュレ、ブドウのソースが入っています。当店のパフェに使うフルーツは全て「木で完熟させてから収穫したもの」を、2日に1回取り寄せて使っています。

まずデラウェアの甘さに驚かされます!甘いだけではなく、とろけるように柔らかいです。「木で完熟させてから収穫した」フルーツ、ものすごいおいしさです。
白桃は噛みごたえある食感で、「山梨県民にとって桃はザクザク食べるもの」という、この季節の白桃の特徴なのだそうです。フルーツで甘ったるくなった口を、カモミールジュレの爽やかさとフリーズドライヨーグルトのサクサクした食感が引き締めてくれます。
月替りのパフェは、シェフの義理のご実家である「宿沢フルーツ農園」から旬のフルーツを取り寄せてつくられているとのことですが、毎月変わる果物に対して、どのようにしてパフェのレシピを考案しているのでしょうか?
岩柳その果物を食べてみたときに、「一緒に何を食べたいか」で合わせる食材を選んでいます。また、見た目では色の組み合わせを意識していて、例えばパフェを横から見たときの層の色や、真上から見たときの色がバランスよくなるようにしています。

「白桃とデラウェアのパフェ」は8月限定なのですが、 9月にはまた新作のパフェが登場します。そちらも楽しみですね!それでは続いて、完全予約制の「パルフェビジュー」をご紹介お願いします。こちらは9月から提供される予定の新作パフェですね。
岩柳9月のパルフェビジューは「山梨県甲州産 シャインマスカットと藤稔(ふじみのり)」です。(※ 藤稔はぶどうの品種のひとつ)
上からぶどうのジェラートに、シャインマスカットと藤稔、ぶどうのジュレとパールクラッカンホワイトショコラ。ヨーグルトハチミツとライムのジュレ、ソースフランボワーズが入っています。

パルフェビジューについては、もともとは雑誌の企画の中で「究極のフルーツパフェ」をオーダーされたところからスタートしたと伺っています。これまで作られてきたパフェメニューと比べて、どんなところにチャレンジがありましたか?
岩柳「その人だけのためのパフェ」をつくりたいという思いでパルフェビジューはスタートしました。量産するスイーツとは違って予算を気にせずに、最高級のフルーツや希少なフルーツを思う存分頬張ってもらえるようなレシピを考えています。カルティエやハリーウィンストンのように、“美術館に並べられるような一品” を目指してこの形になりました。

スイーツ撮影のワンポイント ⑤お店全体の雰囲気を写真に取り入れてみる

SHOP INFOMATION
| NAME | PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI |
|---|---|
| URL | http://www.a-patisserie.com |
| ADDRESS | 東京都世田谷区等々力 4–4–5 |
| TEL | 03–6432–3878 | OPEN | 10:00~19:00 |
| CLOSE | 月曜日(月曜が祝日、イベントの際は火曜定休) |
※他、臨時休業する場合があります



