上から下まで、すべて栗というミラクル!
焼き栗、ゆで栗、蒸し栗、揚げ栗、全部好き!とにかく栗が大好物なわたしにとって、「モンブランを食べたい」=「栗が食べたい」でもあるわけで、そんな切実な願いを聞き入れてくれるのがエスプリ・ドゥ・パリの「究極のモンブラン」だ。
「栗の美味しさを、たっぷりと贅沢に味わってほしい」。そんな鈴木俊行オーナーシェフの思いを受けてこの世に生まれた、まさに文字通り「究極」のモンブラン。土台にすらスポンジではなく栗を使うという徹底ぶりで、最初のひとくちから最後のひとくちまで、とにかく、ひたすら、どこまでも!栗の美味しさに没頭できる。
ちなみにお値段は、ひとつ692円。この辺りのケーキの平均価格からすると決して安いとはいえず、初めてのお客様がこのお値段に驚かれることも少なくない。けれど一度食べると、心から納得。「というか、 692円って、むしろ安い!」とリピーターになる方が後を絶たないそう。え、私ですか?ええ、もちろん、三日後にリピートしました。
マロンが奏でるカルテットに酔いしれて
上にででんと乗っているのは、大粒の渋皮付きの栗の甘露煮。これだけでも食べ応えたっぷりだ。その下は、主役級の存在感を放つマロンクリーム。和栗を裏ごししたものに北海道直送の生クリームを混ぜ合わせた特製クリームで、淡く繊細な和栗の風味が口いっぱいに広がっていく。
マロンクリームの中に愛らしく隠れているのは、フランス産マロンペーストを使用した栗のババロア。甘さ控えめのさわやかな美味しさで、全体のアクセントとなりつつも、他の栗の個性も引き立てる仕事っぷり。
そして注目すべきは一番下の土台!スポンジかと思いきや、な・ん・と、天津甘栗の入ったスイートマロン!小麦粉は使用せず、栗を裏ごしして、しっとり、ほっくりとした食感に焼き上げている。とにかくずうっと、栗、栗、栗。食べている間は、ずっと至福の栗づくし。まるで栗の大海を裸で泳ぐような幸福体験ができました。
SHOP INFOMATION
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