ティラミスとは、マスカルポーネチーズとエスプレッソをたっぷりと使ったイタリア発祥のケーキ。チーズとコーヒーのコンビネーションが味の決め手ですが、ナチュラルローソンのティラミスはそのふたつの材料を使わない、まったく新しいスタイルだそう。さて、その食材とは!?
・第1回 桔梗信玄餅アイスプレミアム、桔梗信玄餅アイスクレープ
・第2回 石川県産 五郎島金時のモンブラン
・第3回 吉本牛乳最中アイス コーヒー牛乳
・第4回 ナチュラルローソンのこだわり
「体に優しいスイーツ」を追求して誕生
11/14からティラミスが新登場とのことですが、「豆乳と和三盆糖蜜のティラミス」という商品名にもありますが、和風なんですね。
小林 はい、そうなんです。マスカルポーネのかわりに「豆乳」を、エスプレッソのかわりに「和三盆糖蜜」を、ココアパウダーのかわりに「きな粉」を使っています。
「和三盆糖蜜」とはどんな食材なのでしょうか?
小林 希少性の高い和三盆の糖蜜で、黒砂糖をまろやかにしたような独特な風味をもちます。
徹底した和食材ですね。それにしてもなぜ和の食材で作ろうと思ったのですか?
小林 もともとナチュラルローソンでは体に優しいスイーツづくりをしているのですが、特に「豆乳」を使ったスイーツが人気で。そこで、豆乳を使ったスイーツを開発するなかでアイデアが生まれました。
あ……このまったり、もったりとした口当たりのクリーム。そして、間の甘くてどこかほろ苦さも感じる和三盆糖蜜のソースが絶妙。ちょっぴり感じる塩気が豆乳クリームにマッチしてますね。
「和の食材」というとあっさりとしたイメージがありましたが、ひと口でティラミス独特の濃厚さを感じます。この濃厚さの秘密はなんでしょうか?
小林 豆乳です。豆乳でつくったクリームをたっぷりと使っています。ザラザラとしがちな豆乳を滑らかに仕上げた特別なクリームなんですよ。マスカルポーネチーズの口当たりに近いと思います。
はい、とっても滑らかです。これなら豆乳の口当たりが苦手な方も食べられると思います!仕上げのきな粉が香ばしさを出していますね。
小林 きな粉が全体のバランスを整えてくれる役割も果たしてくれています。また、ふたを開けた時にきれいなきな粉で上品さを出すため、特別なきな粉を使っています。
和の食材が三位一体となって、見事に “和風ティラミス” へと変身ですね。
体に優しくても、おいしくなければ意味がない
乳製品を豆乳に替えることや白砂糖を和三盆に変えることで、本当に体に優しい食材でできたスイーツになっているんですね。これまでは体にいいスイーツはどこか物足りなさを感じることもあったのですが、このティラミスは本場のティラミス顔負けの濃厚でリッチな味わいでした。
小林 ありがとうございます!やはり「美味しい」ことがいちばん大切ですから。「体に優しくて美味しいスイーツ」を作ることが私たちのミッションです!
■ 教えてくれた人
小林愛花さん
株式会社ローソン 商品本部 ナチュラルローソン商品部 マーチャンダイザー。2013年入社。ローソンの店長から、商品部でのベーカリー担当などを経て現職に。小さい頃からおかし作りが大好き。