冬の一大イベントとして定着した、バレンタイン。街を歩けば例年の盛り上がりに、びっくりするほど。勢いに便乗するわけじゃないけれど、少し気になる相手に何かを贈ろうと考えるときに、ぐいっと背中をおしてくれるものですね。
ということで、今回はバレンタインに役立つ、チョコレシピを難易度順にご紹介します。後半にいくほど、工程が増えますが、その分できた時の喜びも大きいはず。詳細ページでは、各工程を写真つきで解説しています。つくってみたい、食べてみたい、はたまたレシピを教えてつくってもらいたい…!なんて思えるような、とっておきのレシピをご紹介します。
マフィンカップで簡単、飾り付けでアレンジ自在なガトーショコラ
使う材料はチョコレートとグラニュー糖、バター、薄力粉、卵の5つだけ。手間もお金もたくさんはかけられないけれど、手作りしたい!という方でも、とっても簡単に、とってもおいしく作れるレシピです。インスタグラマーのmiki(@koron.n)さんに教えてもらいました。
◆材料(直径5センチのマフィンカップ型6個)
・チョコレート……100g
・グラニュー糖……50g
・バター……80g
・薄力粉……80g
・卵……2個
◆つくり方
1)湯せんして溶かしたチョコレートとバターに卵黄を加え混ぜ合わせます。
2)別のボールに卵白とグラニュー糖を入れてハンドミキサーでツノがたつまでしっかりと混ぜメレンゲを作ります。
3) 2で作ったメレンゲをひとすくいし1のボールに加えてゴムベラでさっくり混ぜ、薄力粉を入れしっかりと混ぜます。
5)残りのメレンゲを加えゴムベラで底からすくい上げるようにさっくりと手早く混ぜます。
6)型に生地を流しいれ、180℃のオーブンで25分焼きます。
7)冷ましたら、完成です!
自分でつくったお菓子は、特別感があっておいしく感じる気がします。かわいいカップで焼いたガトーショコラと、新鮮なフルーツと生クリームを用意して、友だちやお子様とわいわい飾りつけるのも楽しみの一つ。持ち運びやすい小分けのカップでつくるので、余ってしまってもおみやげにできますね。飾り付けは「Little Lemonade」が便利です。
詳しいレシピはこちら ▶マフィンカップで簡単に作れるガトーショコラレシピ&クリスマスの飾り付けアレンジ。
3ステップでつくる主役級チョコケーキ「オペラ」
チョコレート好きのためのケーキ「オペラ」の作り方を、インスタグラマーのえみ(@himawari_emi)さんに教えてもらいました。コーヒー風味のシロップを染み込ませた薄い生地のあいだに、コーヒー風味のバタークリームとガナッシュを交互に薄く挟んだケーキです。いつもよりちょっと手の込んだものをつくりたい人にもおすすめ。
◆材料(直径15センチホール1台)
A)ガナッシュ(※熱した生クリームにチョコレートを合わせたもの)
・チョコレート……100g
・牛乳……30g
・生クリーム……70g
・コーヒーリキュール……5cc
B)バタークリーム
・バター……125g
・卵黄……2個
・グラニュー糖……55g
・水……15g
・コーヒーリキュール……小2
・インスタントコーヒー……4g
・水……4g
C)シロップ
・シロップ……20g
※水:砂糖=2:1量を鍋に入れて砂糖を溶かす
・コーヒーリキュール……20g
◆つくり方
1)ボウルにチョコレートを入れておき、沸騰直前まで温めた生クリーム・牛乳、コーヒーリキュールも加えてガナッシュをつくります。
2)よく混ぜた卵黄にグラニュー糖を加えてさらによく混ぜ、やわらかくしておいたバターと合わせます。インスタントコーヒーとコーヒーリキュールを入れて混ぜ合わせ、バタークリームをつくります。
3)組み立てて、冷蔵庫で30分位冷やし固めたら、完成です!
きれいな層に分かれた断面がポイントのオペラ。金粉をかけたり、カードをさしたりするだけでぐっと完成度が上がります。
詳しいレシピはこちら ▶バレンタインに贈りたい、チョコレート好きのためのケーキ「オペラ」。3ステップでつくる主役スイーツレシピ。
酒粕を効かせた粋な一品「あんこフォンダンショコラ」
和も洋もどっちも楽しみたい!という人のための「あんこフォンダンショコラ」。生地に酒粕(さけかす)を加えるのがポイントです。食とアートを軸に活動するにしむー(@1108_ryu)さんに教えてもらいました。
◆材料(直径6.5cmのカップケーキ型9個)
A)生地の中に入れる生チョコ
・チョコレート(カカオ70%くらいのビターなもの)……100g
・生クリーム……120cc
・こしあん……100g
・ブランデー……適量
B)生地の材料
・チョコレート(カカオ70%くらいのビターなもの)……250g
・無塩バター……150g
・グラニュー糖
・卵……4個
・小麦粉……80g
・酒粕……80g
・りんごジュース……80cc
C))トッピング用
・お好みのドライフルーツ(今回はクランベリーとアップル。酸味があるものが合います)
◆つくり方
1)沸かした生クリームとチョコレートを混ぜ合わせ、チョコレートが溶けたらブランデー・こしあんを入れて、さらにしっかり混ぜ、冷蔵庫で1時間ほど冷やして生チョコを作ります。
2)鍋にりんごジュースと酒粕を入れ、ある程度混ざったら、ミキサーでさらに酒粕を細かくして常温で冷まして「酒粕クリーム」を作ります。
3)湯せんで溶かしたチョコレートと、やわらかくしておいたバターを混ぜ合わせます。
4)卵をしっかりと溶き、そこに「酒粕クリーム」を加え、さらにそれを3に注ぎ、混ぜ合わせます。
5)4が混ざったら、小麦粉をふるい入れ、さっくりと混ぜ合わせます。
4)180度に余熱しておいたオーブンで17分焼きます。トッピングは4分ほど焼いたら一度取り出し、お好みで盛り付けてください。
5)オーブンから取り出したら少し休ませて完成です!
生チョコを少し多めにつくって、ココアパウダーをまぶせば、そのまま食べられます。あんこフォンダンはあたたかい焙じ茶や緑茶を淹れて、お家でゆっくりと。生チョコは学校や職場で配ってお茶の時間の、なんて使い方もできますね。
詳しいレシピはこちら ▶バレンタインに「あんこフォンダンショコラ」はいかが?酒粕を使った和洋折衷の上品チョコレシピ。
3層チョコレートでつくる「マンディアンミルフィーユケーキ」
チョコレートに好きなフルーツやナッツをちりばめたマンディアンを重ねた、ホールケーキのような見た目のチョコレート。
「マンディアン」とは、托鉢(たくはつ)修道士のこと。チョコレートに4つの托鉢修道会の服装の色にちなんだナッツやドライフルーツをのせたものがお菓子の「マンディアン」です。ー「ボブとアンジー」より
◆材料(直径9センチホール)
A)土台のタルト
・ビスケット……100g
・バター……50g
B)チョコレート部分
・ブラックチョコレート……80g
・ホワイトチョコレート……160g
・ドライラベンダー……大さじ2(お好みで)
・製菓用抹茶……10g
・ストロベリーパウダー……2.5g
C)トッピング(好きなものをお好きなだけ)
・ドライアップル
・スライスアーモンド
・白いりごま
・金箔
・ドライベリー
D)マシュマロフォンダン
・マシュマロ……60g
・粉糖……120g
・アイシングカラー……適量
◆つくり方
1)「マシュマロフォンダン」をつくります。好みの色に調整し、丸めてラップにくるんだら、冷蔵庫で一晩寝かせます。
2)ビスケットを細かく砕き、溶かしたバターを混ぜ合わせ、型にグッとおしこむようにして詰めていきます。詰めたら冷蔵庫で冷やしておきます。
3)チョコレートを湯煎で溶かして、2でつくっておいた型に流し込みます。
4)好きなものをトッピングしていきます。トッピングができたら冷蔵庫で冷やしておきます。
5)マンディアンが固まったら3つを重ねます。
6)寝かしておいたマシュマロフォンダンでリボンを成型して真ん中にのせたら、完成です!
ベースのチョコレートの味を変えてみたり、トッピングを変えてみたり、好きなようにつくれるのが楽しいマンディアンミルフィーユケーキ。贈る相手の好みに合わせて、味や見た目をカスタマイズできます。
詳しいレシピはこちら▶カラフル3層チョコで華やか気分。特別な日に食べたい、チョコとマシュマロを使ったギフトスイーツレシピ。
1分以内!動画レシピでつくる3種のホットチョコレート
最後に料理創作ユニットGomaさんのお二人に、見ているだけで身も心もホッととろけてしまいそうな、ショコラショー(フランス語でホットチョコレートの意味)のレシピをご紹介します。
1分以内の動画でシンプルな工程なので、覚えてしまえばサッとつくれる便利なレシピですので、この機会にぜひつくってみてください。
オレンジ1個とラム酒でつくるオレンジのショコラショー
しょうがとトウガラシでつくるチリジンジャーのショコラショー
イチゴとホワイトチョコレートでつくるピンクのショコラショー
チョコレートレシピとともに、素敵なバレンタインをお迎えくださいね。
実際につくってみたよ!というお便りもお待ちしています。