こんにちは、ムラタユイです。

少し久しぶりになるカフェ巡り。今回は京都北部・北野白梅町へ行ってきました。

訪れたのは、「EAT LIVES HOTEL by TWOTONE」。

元々学生寮だった建物をリノベーションして出来た、ホテルという名のシェアハウス。その建物の1階にあるカフェが「TWOTONE」です。

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正式名称は、上記のように「EAT LIVES HOTEL by TWOTONE」になるそうですが、通称TWOTONE(ツートーン)と親しまれています。

オープンは2018年2月のこと。つい最近のことなのですが、カフェ好きの間ではすでに話題沸騰。というのも、大阪・高槻の人気店「ROCCA & FRIENDS」のingectar-eが手掛けるカフェだから。

以前、オーナーでありデザイナーの寺本さんに、ROCCA&FRIENDSのあれこれをお伺いしましたが、今回も寺本恵里さんにインタビュー。TWOTONEの立ち上げのストーリーからこだわりまで、お話を聞きました。

コンセプトは、「2つあるから楽しい」

まずは、気になるコンセプト。店名からも分かるように、明確なコンセプトがあります。

「2つあるから楽しい」

寺本まず、同じ建物内にあるシェアハウスのオーナーさんから、賄いが食べられるカフェをつくって欲しいという依頼があったんです。そのシェアハウスの名前が「EAT LIVES HOTEL」。食べることと暮らすこと、どちらも楽しもうというコンセプトのもので。そのテーマからインスピレーションを受け、TWOTONEのアイデアを思いつきました。

お店のデザインやメニューひとつをとっても、そんな思いを感じられる場面がいくつもあります。

例えば、フォトジェニックなスイーツとして人気の「コーヒーゼリー」。

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左から、ぶどう、りんご、アイリッシュクリームのゼリーと、コーヒーゼリーが層になったまさにTWOTONEな一品。下層は全てコーヒーゼリーなのですが、味によってコーヒー豆を変えているのだそう。

一番左のぶどうのゼリーには、エチオピアの香りが特徴的なコーヒーを。ぶどうの芳醇な香りと相まって、より引き立つ味わいに。薄く白い層になっているのはアイリッシュクリーム。程よいまろやかさをプラスしてくれます。

真ん中のりんごのゼリーには、少し酸味のあるコロンビアのコーヒーを使用。酸味を持つもの同士、とてもマッチしています。りんごとコーヒーってこんなに合うんだなと新発見。りんごゼリーには、シナモンフレーバーがとても効いていて、その風味が、りんごとコーヒーをよりマッチングさせる架け橋になっていました。

右側のアイリッシュクリームのゼリーは、TWOTONEオリジナルブレンドとの組み合わせ。ミントやチャービル、ローズマリーなど、ハーブをのせてちょっとおめかし。

なお、コーヒーゼリーに使用されているコーヒーは、兵庫県西宮に本店を構える「taoca coffee」のものと、創業自体からお世話になっている地元高槻の「マウンテン」の豆を使用しているそう。

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TWOTONEオリジナルブレンドをはじめ、常時5種類の豆からお好みのものを選んで頂くことができます

さまざまな角度からTWOTONEを体感できるお店づくり

カフェの店内も、スイーツ同様TWOTONEになっており、それぞれに個性があり、それぞれ別の角度から五感を刺激してくれる空間となっています。

まずは、フォトジェニックなPOP&ARTのお部屋。

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鮮やかなネオンサインがポイントになったかわいい空間

反対の壁にはコラージュ的にアートが飾られ、よく見ると、どれもTWOTONEになっています。

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一方、POP&ART と対照的なCLASSICAL&WORDSの部屋。白と淡いブルーのツートーンカラーになったナチュラルで落ち着いた空間になっています。

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こちらは「言葉」がテーマになっていて、壁には日本語と英語で、それぞれ反対の意味を持つ言葉が並べられています。

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例えば、

・ポップ⇄クラシカル
・言葉⇄絵
・とまる⇄うごく
・あたたかい⇄つめたい etc…

光があるから影がある、悲しいことがあるから、その分楽しいこともある。

真逆の意味を持つ相反する言葉ではありますが、よく考えてみたら、そのどれもが両方ないと成り立たないもので、実は共存しているもの。スイーツにも同じことが当てはまると寺本さんは考えます。

例えば、甘酸っぱいという言葉。

甘いと酸っぱいは、反対のものですが、これが組み合わさることによって、よりおいしく感じますよね。

・ふんわり⇄さっくり
・しっとり⇄食感のある

どちらもあるからよりおいしい。

TWOTONEの法則に沿った本格派アメリカンベイク

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陳列台にずらりと並んだ焼き菓子

テイクアウトはもちろん、店内で頂くことも可能です。POPには、商品名と値段だけでなく、「ぷちぷち」や「しっとり」など、直感的にわかりやすい言葉が記されているのもおもしろいポイントです◎

下の写真は、今回お持ち帰りしたベイク。

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左から、キャロットケーキ、ブルーベリークラムケーキ、抹茶とホワイトチョコのパウンド、ソルトクラムケーキ、タイムとレモンのスコーン、キャラメルナッツソルトのマフィン。

ホワイトチョコの甘さと抹茶のほろ苦さ、キャラメルの苦味&甘味とソルトのしょっぱさ、しっとり生地とざくざくクランブルが醸し出す食感。

スイーツとしてはあまり珍しい組み合わせではないけれど、このTWOTONEの法則があるからこそよりおいしいのだと改めて感じます。

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こちらで焼き菓子をつくっているのは、京都の老舗お菓子屋さん「松之助」で働かれていたパティシエさんとのこと。

チョコレートブラウニーなどは「ROCCA & FRIENDS」でも食べることができますが、 ほとんどがここTWOTONEでしか食べられないお菓子。ぜひ限定のスイーツを食べてみてください。

見た目にも楽しいイートインスイーツ

店内では視覚的にも、よりTWOTONEを感じるスイーツをいただきました。今回いただいたのは、これからだんだんと暑くなる季節に食べたい「アイスクリーム」。

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かわいすぎるカップに釘付けでした!季節限定味も含め、6つの味が揃います。

店内で注文すると、グラスに入れてサーブしていただけるのですが、6つの中から2つの味を選んで、オリジナルTWOTONEアイスが完成!

私が選んだのは、さくらあずき(上)とチョコレート(下)。下にはオリジナルグラノーラが敷かれ、トップにはヌガーがぱらりと散りばめられています。

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レギュラーメニューのチョコレートと抹茶は、阿蘇のジャージー牛乳と阿蘇の天然水を使用し、ひとつひとつ手づくりしているこだわりの味。

さくらあずきは、ほんのりしょっぱさのある和菓子のような味がとてもおいしかったです。季節限定味は4種類あり、夏のフレーバーも楽しみです!

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今回はタイミングが合わずいただくことができなかったのですが、人気のあまおうのパフェも、別のフルーツに変わってまた登場する予定ですのでぜひお楽しみに。

「TWOTONE」=「かけ算」

直感的なイメージのPOP&ARTの部屋、論理的なイメージのCLASSICAL&WORDSの部屋……。ただ単にスイーツやランチを食べにいくだけの場所ではなく、エンターテイメント的なおもしろさが散りばめられています。

1つのメニューなのに、2つの味や食感があって、2倍おいしい。
同じお店なのに、部屋が2つあって、それぞれ違う気分が味わえて2倍楽しい。

はじめは、TWOTONEという言葉の響きから、二分割という意味なのだとなんとなく思い込んでいましたが、決して「÷」ではなく「×」なのだということをこのお店から感じました。

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今回はスイーツを中心にご紹介しましたが、TWOTONEなランチもとてもおいしくて魅力的。TWOTONEのコンセプトにもある「2つあるから楽しい」体験をしに、ぜひ足を運んでみてくださいね。