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こんにちは、CAKE.TOKYOチームの平野です。

先日、日本テレビの「ZIP!」でも紹介された、蔵前の『DANDELION CHOCOLATE』や、メディアでもよく取りあげられている『Minimal』など、最近じわじわと注目されている、カカオ豆のセレクトから板チョコレートまで、自社で一貫して製造を行うスタイルの「Bean to Bar」。

その名前は聞いたことがあるけど、実際、Bean to Barのチョコレートって、どんな味なんだろう…?

ということで、先週末の2/27, 28に開催された「AOYAMA CHOCOLATE MARKET」に行ってきました!

今回は、そのイベントが実際どういうものだったのか、企画者へのインタビューと会場の様子を含め、写真多めでレポートします!

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まずはさっそく、食べ比べ会場へ!

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今回申込んだ「Bean to Bar 食べ比べセット」は、こちらの10種類。見た目は同じように見えますが、、実はカカオ豆やブランドによって、酸味や苦みがあったり、カカオ豆を粗くローストしシャリシャリとした食感にしたりと、チョコレートによって味が全然違うんです。

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今回、食べ比べセットでいただいた、テイスティングシート。それぞれ、チョコレートがどんな味なのかが書かれています。

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1. Chocolat MADAGASCAR
はちみつやキャラメルのような風味

2. Dick Taylor
ドライフルーツの酸味に、ジャスミンとハイビスカスの香りがあり、わずかにシナモン・ココアの風味

3. Minimal
サトウキビのような重厚な甘み(*限定商品のため、現在取り扱いはございません)

4. LETTER PRESS
ラズベリージャムの酸味にカフェモカのような苦み、甘草やショウガのような漢方を思わせる香り

5. VANILLA BEANS
フルーティーなシエアネバダのカカオの黒糖を合わせたサトウキビのようなビターチョコレート

6. Anti dote
フルーティーで木の実の香りを感じる風味

7. Cacao Priet
ローストナッツの香りと強めなスパイス感。赤ワイン、レーズンに似た香り

8. MANOA
キノコのような土を連想させる香りから、皮付きのブドウの風味や炒ったヘーゼルナッツの香り

9. VANILLA BEANS
クリーミーで渋みがなく、甘めスッキリで滑らか

10. VANILLA BEANS
スモーキーで乾いた質感と柑橘の川のような酸味と苦み

今回食べ比べをしてもらったのは、インターンの樽見さん。実際に10種類食べてもらった上で、独断と偏見で “ベスト3” を選んでもらいました!

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「んー、1番好きだったのは、、3番(Minimal / インドネシア産71%)です!!これまで、チョコレートって口溶けが滑らかなのが当たり前だと思っていたんですけど、このチョコレートはシャリシャリ感があって、出会ったことのない食感で楽しかったです!」(*限定商品のため、Minimalでの取り扱いはございません)

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「2番目は、、6番(Anti dote / エクアドル産84%)です!木の実の香ばしさがあって、フルーティーだったのが印象的でした」

ちなみに、この「Anti dote」というブランド、チョコレートの50%をロー(RAW)カカオで作っている「ローチョコレート」なのだそう。通常、チョコレートはカカオ豆をローストすることによって特有の香り成分を発生させるのですが、ローチョコレートの場合、48度以上の熱をかけずにつくるため、抗酸化作用や栄養成分が熱によって逃げず、体に良いといわれています。

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「3番目は、、そうですね…。4番(LETER PRESS / ペルー産70%)です!シンプルなチョコレートの味なんですが、ベリーの酸味と漢方のような苦みも合わさって、繊細な味のバランスで好きでした!」

イベント主催者に、聞いてみました。

今回参加したこのイベントを、どんな方が企画・運営しているのか知りたくなり、イベント主催者の田中さん(写真右)と、共催者の上門さん(写真左)にお話を伺いました。

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チョコレート大好きな人が知り合いにいたのがきっかけ

平野今回、どうして「Bean to Bar」に関するイベントを立ち上げようと思ったんですか?

田中昨年から、農家さんの話を伺いながら、一つの果物を10種類ほど集めて食べ比べる「フルーツパーラー」というイベントに携わっているのですが、おかげさまでかなり好評をいただいていて。

平野楽しそうです!

田中チョコレートも、元を辿ればカカオという農産物だし、食べ比べてみることで、品種や作り手、土地、または製法による味の違いが楽しめるはずだと思ったんです。

平野メーカーを越えて食べ比べをできる機会って、個人ではなかなかできないですもんね。

田中じゃあぼくらがやるしかないなと! あとは、Fermer’s Marketのスタッフの知り合いの彼(上門さん)が、大のチョコレート好きだということを知って。

平野大のチョコレート好き! あとで詳しく聞きたいです。

田中他にも、LETTER PRESSやMANOAのBean to Barチョコレートを輸入している佐々木さんという方にも相談しました。彼も、イベントの開催を後押ししてくれたこともあり、今回Bean to barの食べ比べイベントをやってみようと思い、実施しました。

シンプルな素材でつくられた甘いものに目がなかった

平野上門さんはチョコレートが大好きだと田中さんはおっしゃいましたが。どうして、チョコレートだったんですか?

上門昔から、甘いものが好きだったんです、単純に。そこから、社会人になると、使えるお金がふえるじゃないですか。

平野わかります。

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上門そうすると、甘いものに対してお金を使えるようになりますよね? 甘いものの中でもひときわ好きだったのが、チョコレートだった、という感じです。

平野おお、そうなんですね(笑)。

上門それに、元々シンプルな素材でつくられたものが大好きだったこともあり、カカオ豆の個性やメーカーの製造工程の違いで、味がダイレクトに反映されるBean to Barの板チョコレートがどんぴしゃだったんです。

上門今回のイベントで、「Bean to Bar」のスタイルを盛り上げる一助になったらいいなと思っています。

カカオ豆の産地と個性をバランスよく食べ比べてもらいたい

平野今回の食べ比べのチョコレートのうち、どういうセレクトをされましたか?

上門1〜5番は、比較的有名というか、産地も有名で個性もしっかりあるタイプを選んでみました。6〜10番は、産地や製造工程が比較的珍しいものを選んでいます。

平野例えば・・・?

上門 「Anti Dote」さん。こちらは、ローチョコをつくっているメーカーさんなんです。カカオ豆をロースト(加熱)しないことで栄養素が逃げないので、健康食とかローフードとか、そういう食べ物が好きな人には人気ですね。

平野6番目のチョコレートですよね?

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上門そうですそうです。木の実の香りが、そのままダイレクトに感じられて。野性的な感じなんですよね。土っぽい感じだったり、しっとりした感じだったり、っていうのがローチョコの特徴です。代表のRedさんは、チョコレートが好きで広告会社を辞めてチョコレートを作った方。デザインがポップでおしゃれですよね。

平野本当ですね! 他にはどんなものがありますか?

上門他は、、3番のMinimalさん(ALPAが限定で作ったものですが、製造はMinimal)。ぼくの中で「Bean to Bar」の興味が一気に上がったのはMinimalさんなんです。

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平野 おお!

上門ふつうのチョコレートの粒度は20μmくらいなんですが、Minimalさんのチョコレートは、2倍の40μm。粗挽き寄りなんです。なので、シャリシャリするような食感があり、豆の個性がわかるのが特徴で。

平野じぶんも先ほど試食させてもらいましたが、びっくりしました!

チョコレートにも “ビンテージ” が流行っている?

上門あとは、4番のLETTER PRESSさん。今回使っている豆は、2013年のカカオ豆なんです。カカオ豆って、収穫して発酵させて乾燥させるんですが、麻袋につめた状態であれば結構長く保存ができるんだそうです。

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平野へえーー!

上門同じ2013年に同じ農園でとれたカカオ豆でも、年数や収穫の時期によって味がぜんぜん違うんです。そういう、ワインで言うような、 “ビンテージ” 的なムーブメントが、これから流行ってくるように思います。

平野(ぐるりと周りを見回しながら)今日来ているお客さんは、どうような方が多いですか?

上門チョコレートが好きで興味を持っていた方と、Fermer’s marketの常連さん。若い人も、おじいちゃんも来られていましたよ。

平野結構、老若男女が来られていますね。今日は、ありがとうございました。他にもたくさんチョコレートが並んでいたので、見てみます!

他にも、こんなチョコレートブランドが!

今回、食べ比べには出てこなかったのですが、他にもCHOCOLATE MARKETにはたくさんの種類のチョコレートがありました。その中でもいくつか特徴的なチョコレートをピックアップしてご紹介します。

■ Cacao Priet – Don Esteban(¥1,100)

チョコ職人による、芳醇な香りのする濃厚カカオリキュール。カクテルにした際もエッセンスが薄まらずカカオ味を感じることができます。

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■ MANOA – BREAKFAST BAR(¥1,100)

ハワイ産のカカオ豆を使用し、豆からチョコレートバーになるまで、一からすべて手作りで、ハワイ産チョコレートを製造しているブランド。焙煎されたカカオニブと、コーヒー豆がバー全体にトッピングされていて、苦みと甘みが両方感じられる、これまでにない食感です。

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快晴の土曜日。これまで食べていたチョコレートとはひと味ちがったチョコレートを発見することができました。カカオの産地や収穫時期によって、少しずつ味が変わる。その変化を楽しめる人にとっては、とても面白い食べ物だなと思いました。そもそも、カカオは農作物ですし!

この記事を読んで、「Bean to Bar」に興味を持ってくださる方がふえますように!

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