はじめまして。りえ(@chocolat_rie)と申します。Instagramでは食べ物をメインに、作ったお菓子やごはん、カフェで食べたスイーツなどの写真をアップしています。
現在は、主人と一緒に、2歳の娘を育てる専業主婦です。この度ご縁があり、CAKE.TOKYOで小さなコラムを書く運びとなりました。拙い文章ですがお付き合いいただけましたら幸いです。
そろそろ本題のコラムですが、テーマは「物語とあまいもの」。毎回何かしらの物語をテーマとし、その物語に因んだあまいものを紹介します。それは簡単なレシピだったり、お店のお菓子だったり。
今回のテーマは「白雪姫」です。そして、簡単なアップルパイのレシピもご紹介します。
「白雪姫」と言うのは、ご存知の通りグリム童話の一編です。もともとはドイツの昔話だと言われていますが、他の童話と同じく、数多くの国で似たようなお話が存在しています。
白い肌に赤い頬、黒い髪の美しいお姫様。
その美しさ故か、白雪姫は数多くの作品にオマージュされています。例えば「靴に恋する人魚」。これはビビアン・スー主演の映画です。とても可愛いです。アジア版アメリ、と言うとピンとくる方も多いかも。他には「魔法にかけられて」「スノーホワイト」「ブランカニエベス」などなどです。
“そのリンゴは、見かけはいかにもうつくしくて、白いところに赤みをもっていて、一目見ると、だれでもかじりつきたくなるようにしてありました。”
これは菊池寛による白雪姫の訳ですが、なんておいしそうで、なんて毒林檎らしい表現なのかと思うでしょう? おなかも空いてきてしまうでしょう?
おなかが空くと言えば、幼い頃に観た白雪姫のアニメーション映画で、白雪姫が作るアップルパイに当時の私はとても憧れました。そのシーンは今観ても本当に可愛くおいしそうなのです。と、ここで白雪姫も作ってくれそうな、簡単アップルパイのレシピをご紹介します。
材料
・市販のパイシート……2枚
・リンゴ……小2個(大1個)
・パン粉……大さじ1杯
・砂糖……適量
・シナモンパウダー……適量
下準備
・林檎は半円型に薄くスライスしておきます。
・オーブンは200度で予熱します。
つくり方
1)市販のパイシートの内、1枚を伸ばし、パイ型にはめ余分な部分を切り落とし、フォークなどでピケをして(*)、余分な部分は好きな型で抜いておきます。
*ピケする : パイ生地を加熱すると、バターが溶けて空気が入り、層を押し上げるためにふくらむ。このときふくらみ具合はけっして均一にはならず、部分的にふくらみすぎたり、火の通り具合にも差が出たりする。これを避けるために、焼く前の生地に細かい穴をあけること。
2)もう1枚はナイフなどで3等分し、三つ編みに編みます。
三つ編みが難しければ、3本に分けるのでなく2本に分けてロープ編み(2本を交互にねじねじするだけ)でも可愛くできますよ。
3)パイ型にはめたパイシートにパン粉を振りかけ、その上からさらに砂糖を振りかけます。そして、その上にスライスした林檎を並べていきます。
4)林檎を並べ終えたら、三つ編みに編んだパイシートをパイ型の縁に並べ、バランスを見て好きな型で抜いたパイシートを並べていきます。
5)真ん中の空きが気になったので、更に林檎を並べ、その上から砂糖を振りかけ、200度予熱のオーブンで30分前後焼き、シナモンパウダーを振って完成!
【ポイント】
食べるときは、バニラアイスやホイップクリームを乗せるのがオススメ。よりコクが欲しい場合は、④の砂糖を振りかける場面で、15g程度のバターを千切って何箇所かに置いてから焼くと良いと思います。
白雪姫に思いを馳せつつ、焼きたてのアップルパイを頬張る。そんなひと時があっても良いかもしれません。