「濃厚すぎる…!これは、かぼちゃを超えるのでは?」 一口食べたら、きっと誰もが思うにちがいない「北海道えびすかぼちゃパンプキンプリン」。成城石井の数多くの商品のなかでも珍しい、期間限定販売だったものが定番商品になったほどの人気もの。「特製プリン」に引き続き、人気の秘密を菓子グループ長の光野正三さんにお話を伺いました!
口コミで広まり人気商品に
「北海道えびすかぼちゃパンプキンプリン」は、いつから発売されたんですか?
光野10年以上前です。もともとは季節商品として開発し、ハロウィンの期間限定で店頭にならんでいたものです。
それが定番商品に?
光野はい。じわじわと口コミで人気が広がったのがきっかけです。またこのプリンは社内でも人気の商品なのですが、店舗のスタッフがお客様の手に取りやすい場所に陳列してくれたのも、きっかけのひとつかもしれません。
スタッフもイチオシだったんですね。定番になったおかげで、いつでもこのかぼちゃプリンが食べれて幸せです。この濃厚さがみんなが好きな理由だと思うのですが、こだわっている点はなんですか?
味もレシピも濃厚さがポイント
光野そうですね、まさにこの濃厚さがかぼちゃ感を出してくれる美味しさの秘訣ですが、濃厚さはレシピ開発の壁でもありました。粘度の高い生地に火を通すのは技術がいるんです。濃度と蒸し加減のバランスに苦労しました。サラサラした生地だと火が通りやすいのですがあっさりしてしまいますし、濃厚すぎだと火が通らなくなってしまうんです。
ただ濃ければよい、というわけではないのですね。絶妙な計算のもと生まれた濃度。でも十分濃厚!一口の満足度がとても高いです。そしてこのプリンも「特製プリン」同様に、成分表を見てみると「南瓜」「卵」「牛乳」生クリーム」「砂糖」「ナツメグ」と、シンプルな材料なんですね。
光野はい。お菓子づくり全般に言えるのですが、できるだけシンプルな材料で素材本来の味わいを大切にしたお菓子づくりをしたいと思っています。子どもも安心して食べられるように。でもやはり、おとなの皆さんにも喜んでいただけるように、ひと工夫したこだわりのレシピで作っています。ナツメグを入れたのも、その理由のひとつです。
お肉料理などによく使うナツメグですか!?
光野スパイスの香り付けですね。フレンチのスイーツではよくスパイスが使われるんです。
本格的!ここにも、本格的なお菓子づくりのこだわりが。ほろ苦いカラメルとの相性も抜群の「北海道えびすかぼちゃのパンプキンプリン」、ぜひ皆さんも濃厚かぼちゃ体験をしてほしいなと思います。