【ショートケーキの日】満開の苺が新年を華やかに彩る「コーヒーハウス ザ・カフェ」

どこをとっても絵になる老舗の佇まい

惹き寄せられるような空気の流れを感じる開放的な入口。

山下公園側にある本館正面入口から左手に向かうとそこが「コーヒーハウス ザ・カフェ」。
店頭にはホテルメイドのケーキが並び、テイクアウトのみでの利用も可能。
スタッフさんに案内していただき左奥へ進むと、気取らない雰囲気が私を迎え入れる。

椅子が背筋をピンと伸ばし、脚を揃えて美しく並ぶ。

明るすぎず暗すぎない、おだやかに馴染むほどよい照明。
窓の上部から赤いサンシェードがちらりと覗き、外からの自然な陽とグリーンが店内に溶け込んでゆく。

テーブルに映し出される窓枠の景色まで美しい。

ときめきが止まらない「苺フェア」

バラエティに富んだ個性豊かなケーキ。

毎年冬に開催される「苺フェア」は、ホテルの数あるイベントの中でも一番の人気だという。
今季は2024年12月1日（日）～2025年3月31日（月）までの期間限定販売。
イートインはもちろんテイクアウトもできるケーキは4種類、イートイン限定のパフェは期間ごとに2種類が登場する。
※パフェの提供は2025年2月28日（金）まで

自分へのご褒美にゆっくり味わいたい、目を惹く真っ赤な苺スイーツ。
山下公園の四季を眺めながら季節の味をいただく、特別のひと皿が待っている。

新年にふさわしい贅沢ショートケーキ（イラストあり）

illustration by まるやまひとみ

今回いただいたのは
●あまおうのプレミアムショートケーキ ¥2,340（税込/イートイン価格）
●コーヒー ¥1,328（税込）

旬のあまおうをふんだんに使った「あまおうのプレミアムショートケーキ」。視覚からも満たされる苺好きにはたまらない逸品。
あまおうらしい鮮やかな赤色と繊細な生クリームの白色が、新春を祝う紅白を思わせる。

2つ並ぶとかわいさが倍増。誰かと分かち合えばおいしさはさらに増す。

フレッシュな卵を使い焼き上げたスポンジは、ややしっかりめ。
土台をしっかりとさせることで、持ち帰っても形が保たれるという。
以前は苺を縦に置き断面を見せるようにしていたが、苺をたっぷりと、そしてスポンジと生クリームの一体感をより楽しめるよう、現在の形に変わったのだそう。
2段重ねで断面に赤い苺を見せることで、苺の主役感が前面に出た高級感のあるスタイルになっている。
均一な厚みで、どこからナイフを入れても苺が追いかけてくるような張りのある感触。
口に入れば見た目通りの濃い苺の味が、生クリームのコクに負けることなく存分に主張してくる。
満天の苺を堪能できるのも、旬ならではの醍醐味。

中の果肉まで赤く、花が咲いたように。

存在感のあるスポンジとかために仕上げた生クリームでボリューミーだが、圧倒的な苺の多さで口の中が常に潤っていて、しつこさを一切感じることなく爽やかな状態が続く。
しかしこれだけの水分量にも関わらず、生クリームは最後までだれることがない。
生クリームの立て方ひとつとってもお客様への配慮が行き届いており、食べるまでの時間や食べる環境まで綿密に考えられているのが伝わる。
手が止まらず、口いっぱいに頬張りたくなるほどの幸福感。
甘さとミルキーさが重なり合って、誰もが思い描く大好きなショートケーキに満たされてゆく。
上品さはそのままに、しっかり食べごたえをもたせるところに“ホテルニューグランド”らしさを感じるひと品だ。

格別な時間を心ゆくまで。

コーヒーや紅茶はおかわり無料。横浜の景色を眺めながらくつろいで。

軽やかな苦みにやわらかな酸味のすっきりとしたコーヒー。
実はホテル内のレストラン・カフェそれぞれで味わいを変えているというこだわりのコーヒーなのだそう。
濃厚な口当たりの食事のあとにも、クリームたっぷりのスイーツのあとにも、口の中をさっぱりとさせてくれる「コーヒーハウス ザ・カフェ」にぴったりの一杯。
あなたもぜひ、ケーキとコーヒーで、ホテルならではのホスピタリティ溢れる優雅な時間に浸ってほしい。

SHOP INFORMATION

SHOP	コーヒーハウス ザ・カフェ
WEBSITE	https://www.hotel-newgrand.co.jp/the-cafe
ADDRESS	神奈川県横浜市中区山下町10番地 ホテルニューグランド 本館1階
TEL	045-3681-1841（代表）
OPEN	10:00～21:30（L.O. 21:00）
CLOSE	無休