【京都】和魂洋才 | 京の老舗味噌が紡ぐ「Le martin de miso(ル・マルタン・ド・ミソ)」の革新


文字を紡ぐフィナンシェマニア
らく
古都京都の街並みには、長い歴史の中で培われてきた伝統が息づいています。一方で、その伝統を大切にしながら大胆な発想で新しい食の形を創造する店も少なくありません。一条の閑静な通りに店を構える「Le martin de miso(ル・マルタン・ド・ミソ)」は、まさにその象徴。和の伝統と洋菓子の技術を融合させた革新的な「味噌香 京みやこ フィナンシェ」をご紹介します。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
目次
創業天保元年。老舗「本田味噌本店」が手がけるスイーツブランド

JR京都伊勢丹内の店舗
「Le martin de miso」は、江戸時代・天保元年(1830年)に禁裏御所のご用命を受けて創業した、老舗「本田味噌本店」がプロデュースするスイーツブランド。長年にわたり、京料理や和菓子で使われてきた「西京白味噌」の魅力を、洋菓子という新たなステージで表現するために誕生しました。
ブランド名の「Le martin de miso」は、創業以来続く暖簾名「マルタン」と、幸せを運ぶ岩ツバメ(フランス語でmartin)を重ねたもの。「甘くて幸せな気分になれるスイーツをお味噌の風味で引き立てたい」という想いと、幸せを象徴するロイヤルブルーとベビーブルーのパッケージに、作り手の温かさが込められています。
西京白味噌が持つ「和魂」と洋風スイーツの「洋才」を見事に融合させた、単なる変わり種ではない、和と洋の技術が完璧に調和したスイーツなのです。
和洋の趣を感じる「味噌香 京みやこ フィナンシェ」

黄金色のフィナンシェ
■味噌香 京みやこ フィナンシェ/¥173(税込)
黄金色に輝くフィナンシェは、ひとつひとつ丁寧に個包装されており、ロイヤルブルーとベビーブルーのコントラストが美しいパッケージは、箱に詰めればそれだけで上品な手土産に。
一般的なフィナンシェよりも、味噌が加わることでこっくりとした深みのある色合いをしており、表面はこんがりと焼き色がついており、まさに職人の技を感じさせます。
奥深い味噌の香りが広がる新感覚フィナンシェ

空気を含んだふわっとした食感
まず袋を開けると、ほんのりと味噌の香りが。焦がしバターと相まって、他のフィナンシェとは異なる特徴的な香りです。ひと口食べれば、芳醇なバターとアーモンドの香り。噛みしめるごとに、その奥から味噌の香りがふわりと広がります。
味噌の風味は主張しすぎず、バターのコクや砂糖の甘みと絶妙なバランスで調和しています。西京白味噌は甘味が強く、乳製品との相性が良いのが特徴。その特性が最大限に活かされ、甘じょっぱさが交互に訪れることで、味の層が複雑になり、飽きさせません。後味にほんのりと残る味噌の豊かな香りが、新感覚の感動を呼び起こしてくれます。
しっとりとした食感も完璧で、この上質な舌触りが、味噌の奥深い味わいを一層引き立てています。
さらに、微かに感じる柚子の香りが、濃厚な味わいの中に爽やかさを加えており、後味を軽やかにしてくれます。
京の伝統と新しい幸福が溶け合う味わい

味噌からくる甘塩っぱさをぜひ
「Le martin de miso」の「味噌香 京みやこ フィナンシェ」は、単なるお菓子ではなく、老舗味噌店の確かな伝統と、洋菓子の洗練された技術が、見事に融合した芸術品。
それは、まるで京都という街そのものを表現しているようです。
伝統を守りながらも新しい可能性を追求するその姿勢が、このフィナンシェには凝縮されています。京の風情と革新的な味わいを同時に楽しめる、唯一無二の逸品。大切な人に「口福」を届ける贈り物として、あるいは自分へのご褒美として、この特別なフィナンシェを味わってみてはいかがでしょうか。
SHOP INFORMATION
BRAND | Le martin de miso(ル マルタン ドゥ ミソ) |
---|---|
WEBSITE | https://www.honda-miso.co.jp/le_martin_de_miso |
ADDRESS | 【JR京都伊勢丹 B1階 楽味京都】 京都府京都市下京区東塩小路町 【本田味噌本店】 京都府京都市上京区室町通一条上る小島町558 |
OPEN | 【JR京都伊勢丹 B1階 楽味京都】10:00〜20:00 【本田味噌本店】10:00〜18:00 |
CLOSE | JR京都伊勢丹 B1F 楽味京都:百貨店に準ずる 本田味噌本店:日曜日 |
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