こんにちは。ムラタユイです。

私は、スイーツ巡りと同じくらい旅行が好きなのですが、メルボルンという街は、実は世界で一番カフェが多いといわれている場所。

カフェ巡りと海外旅行、好きなことを同時に叶えられる場所のような気がして、前々から気になっていた街でした。

今回は思い立って日本を飛び出し、オーストラリアのとある街・メルボルンまで行ってきました。

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オーストラリアには独自のカフェ文化があり、本当にたくさんのコーヒー屋さんに出会いましたが、コーヒーのベストフレンドといえばやっぱりスイーツ。

老舗の人気カフェから、ポップでかわいい今風なカフェまで、メルボルンで出会ったスイーツとコーヒーをご紹介します。記事の最後には、今回紹介する9店をGoogleマイマップでまとめてみました。もしオーストラリアに行かれる際には、ぜひ使ってみてください。

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① Patricia Coffee Brewers / フラットホワイト

到着した日、スーツケースをひっぱりながら、一番に訪れたお店

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平日の午後3時頃だったにもかかわらず、お店から人が溢れ出すほどの大にぎわい。

シンプルなかっこよさの中に、窓辺に飾られたお花、天井の印象的なピンクのネオンサインなど、さりげない可愛さが散りばめられています。

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いわゆるメニューボードらしきものはなく、ポスターのように飾られた「WHITE, BLACK,FILTER」のシンプルな文字のみ。

着いた早々だったので、何もわからないままに「WHITE」を注文しました。

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「Flat White(フラットホワイト)$4.3」はニュージーランドの発祥のラテの一種で、主に南半球のオセアニアで親しまれているコーヒーなのだそう。日本でも提供されているカフェを見かけますが、まだそこまで認知度は高くない気がします。

ラテやカプチーノとはミルクの量が違い、通常よりきめ細かく泡立てたミルクを使用し、表面がフラットなのが特徴。よりエスプレッソの味を感じられるコーヒーです。

アメリカやヨーロッパともまた違ったオーストラリア独自のカフェ文化を知るのにぴったりな一杯目のコーヒーでした。

②LUNE Croissanterie / クロワッサン

メルボルンのカフェは、その営業時間も少し特殊。朝は6〜7時頃オープンし、夕方15〜16時にはほとんど閉店します。

なので、翌日は早起きして朝からカフェ巡り。

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Instagramで見つけて気になっていた「LUNE」。クロワッサンの専門店です。

なんでも、New York Timesで世界一のクロワッサンに選ばれたことがあるそう。

工場をリノベーションしたような広くて無機質で、少し未来的な、潔いほどかっこいい空間でした。

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シンプルにクロワッサンがそのまま並べられただけの陳列台もとてもおしゃれ。

今回は、アーモンドのクロワッサン($9)をいただきました。

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サクサクの生地の中には中にはしっとりしたアーモンドダマンドがずっしり詰まっていて、がつんとくる好きな甘さ。かなり食べ応えのある一品で大満足でした。この味はいまだに忘れられません。

③st.Ali / ホットケーキ

次に訪れたのは、サウスメルボルンにある人気カフェ

大抵のガイドブックに載っているといっていいほど、メルボルンでは有名な人気のカフェです。

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ちょうど日曜日のお昼時で、お店にはたくさんのお客さんが。名前を店員さんに伝えて、お店の前で席が空くのを少し待ちました。

こちらでは、Spot’s Hotcake($19.5)とカプチーノ($4.5)を。

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ウェスアンダーソン監督の映画「犬ヶ島」からインスパイアされたというホットケーキ。

二段重ねの生地の間にはチョコレートソースが挟まっていて、さらにココナッツソースとココナッツアイスも添えられたスペシャルなスイーツ。かわいいだけでなく、とてもおいしかったです。

あとあと判明したのですが、こちらのカプチーノは実は、2018年のオーストラリアラテアートチャンピオンになった方が淹れてくださったもの。しかもチャンピオンは実は日本人だそう。

こんなに広大な国で、これだけのカフェがひしめき合っている環境で、日本人の方が一番になるなんてすごいなぁと、同じ日本人であることがなんだかとても嬉しく思いました。

④CIBI / ロングブラック

日本人といえば、こちらのお店にも行きました。

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2017年、東京・千駄木にCIBI東京店がオープンし、このロゴに見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。

実はCIBIは、ここメルボルンに本店を構えるコンセプトストアなんです。

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日本人オーナーが経営するカフェで、店内にはショップも併設されており、日常的に使える質の良いプロダクトや健康的でおいしくいただけるお料理を提供しています。

姉妹店のminanoieでは、「ロングブラック」(約$4)というコーヒーをいただきました。

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ロングブラックもオセアニア独自のコーヒーの一種で、ダブルショットのエスプレッソにお湯を加えたもので、ドリップコーヒーよりがつんと苦く、目の覚める一杯。朝一番はよくこれを飲んでいました。

少しずつこの街に慣れてくると、時間帯によってマイベストなコーヒーを選べるようになります。

ちなみにオーストラリアでは、いわゆるエスプレッソのことをショートブラック、ドリップコーヒーのことをフィルターコーヒー(またはポアオーバー)と呼ぶのだそう。

⑤Billy van Creamy / アイスクリーム

こちらもInstagramでリサーチして、気になっていたアイスクリーム屋さん

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訪れたのがちょうど母の日の時期だったので、アイスクリーム屋さんの中で、お花屋さんのPOP SHOPがでていて、アイスクリームにもお花にちなんだ限定のフレーバーが登場していました。

ラベンダーやローズを使ったものなどいくつか試食させてもらって、カモミール&ターメリック($5)という味をチョイス。

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ターメリックといえば、エスニックな少しクセのあるかんじなのかな?と思ったのですが、とても爽やかで食べやすいお味でした◎

乳化剤や安定剤、防腐剤などを使用せず、ナチュラルな素材だけで手づくりされているところも嬉しいポイント。

⑥Dukes Coffee roasters / カフェラテ

こちらもとても有名なお店。メルボルンのランドマーク的な存在でもあるフリンダースストリート駅からも近く、私もたびたびお店の前を通りましたが、いつもたくさんの人で賑わっていました。

到底、席を確保できなさそうな雰囲気だったので、こちらではカフェラテ($4.5)をテイクアウト。

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スイーツもおいしそうでしたが、カフェ巡りでおなかに余裕がなく断念。ラテを片手に街巡りを楽しみました。

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ペーパーカップは、お店のファサードと同じデザイン。実はこちらのお店の店舗デザインに関わっていた方も日本人の方。

観光客っぽい日本人にはあんまり出会わなかった印象ですが、バリスタさんであったり、デザイナーさんであったり、メルボルンのカフェ文化に関わっている日本人がたくさんいることにとても刺激を受けました。

⑦Vacation / ロングブラック&トースト

そろそろ旅も終盤。朝食を食べに、「Vacation」というかわいいカフェへ。

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店内はパステルカラーがメインのかわいい雰囲気。なんとなく韓国っぽい雰囲気だなと感じました。

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こちらでいただいたのは、ピーナッツバターとバナナとセサミとハニーののったトースト($5.5) と、朝一番だったのでロングブラック($4)をオーダー。

このトーストの組み合わせがとってもおいしくて、簡単につくれそうだったので、帰国してからもこの朝ごはんを再現するのにはまっています。

⑧PICCOLINA Gelateria / ジェラート

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お店の内装やパッケージデザイン、さらにはInstagramのアカウントまで、確立したブランディングで、雰囲気がとても好みだったジェラテリア

こちらでは、ピスタチオのジェラート($5.8)をイートインでいただきました。

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ジェラートはリットル単位で購入することもでき、地元の方は、業務用のような大きなカップにたくさんのジェラートを入れてお持ち帰りをしていました。

他にもケーキやちょっとした食品も販売されていて、私はおみやげにピーナッツバターとチョコチップを買いました。

リットルサイズのジェラートカップを包むペーパーやテープのデザインもとてもかわいかったので、私もお願いして購入したものを包んでもらいました。

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⑨Doughboys Doughnut /ドーナツ

滞在していた場所からすぐ近くにあったドーナツ屋さん。テイクアウトしてお宿でのおやつに。

メルボルンにあるカフェとの提携も多く、こちらも有名なお店のよう。ずらりと展示されたドーナツのディスプレイがとてもかわいかったです。

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どれもおいしそうで、個性的で可愛いし、とても悩みましたが、おなかにあまり余裕もなかったため、比較的シンプルなFRENCH TOAST($5)を。

メープルフレーバーのグレイズドに、フレンチトーストのクランブルがのったドーナツ。サイズは大きいけれど、ふわふわの生地でぺろり。とても美味しかったです。

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オーガニック大国としても知られるオーストラリアは、コスメや食品もナチュラル志向なものがとても一般的で、それはスイーツも同様です。

スーパーで販売されているお菓子でさえも、人工着色料や香料、保存料を使っていないものや、グルテンフリー、オーガニック、ハンドメイドなどの表示をたくさん見かけました。

ご紹介したお店で販売されているスイーツも、添加物を使わず、天然素材にこだわっているものや、お店で手作りしているものも多く、安心して食べられるものがほとんど。

オーストラリアに訪れた際は、その独自に発展したカフェ文化だけでなく、ギルトフリーなスイーツとの組み合わせもぜひ楽しんでみてください!

▼ 以下が、今回紹介したお店をまとめたGoogleマイマップです。

※ 商品の金額は、2018年5月当時の値段です。時期によっては金額に変更がある可能性がありますので、訪問した際にご確認ください。