日本をこよなく愛するフランス人として、メディアでも人気のサントス・アントワーヌシェフ。パティシエとして日本で生きていく覚悟について、エコール・クリオロのこれからについて、お話をお伺いしました。

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サントスシェフは日本語もとてもご堪能ですし、日本のTV番組にご出演されるなどいろんなメディアでご活躍されていますが、来日当初、フランス人パティシエとして苦労された点はありますか?

サントスいちばんの挫折は、完璧だと思っていた自分のレシピが日本では受け入れられなかったこと。ケーキイベントで自分のケーキだけが売れ残ってしまう、ということも多々ありました。「頭を柔軟にしなければ前に進めない」と考え、まずは、フランスから持ってきた自分のレシピをすべて捨てて、ゼロに戻ることにしました。

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既にフランスでパティシエとして十分経験を積んでこられていた状態で「ゼロに戻る」というのは、並大抵の覚悟がないとできないことだと思います。

サントス確かに簡単なことではありませんでしたが、それくらいのことをしないと、立ちはだかる壁を越えることはできなかったんです。まずは必死に日本語を勉強して、日本の文化の機微も学びました。味の勉強は、妻(千川店店長である岡田愛さん)が最高のコーチになってくれました。彼女はソムリエなので、味に非常に敏感。フランス人のぼくがたじろぐほど(笑)手厳しいですが、とても信頼できます。

他にも、教え子やお客様からの感想はすべて素直に受け止め、思いついたアイデアはすぐに試しました。頭を柔らかくすることで、パティシエとしての世界がうんと広がったと思います。たとえば甘いチーズケーキも、生クリームのショートケーキもフランスには存在しません。けれどそれらを否定するのではなく、僕は心から受け入れることにした。今では、ふわふわのスポンジケーキは大好物です。日本での経験がなければ、ここに並んでいるケーキはどれも存在しなかった。もちろん、今も日々勉強中です!

常に現在進行形のシェフの生き方を伺って、エコール・クリオロの美味しさの理由が少し分かったような気がします。最後に、これからの夢や目標についてお聞かせください!

サントス2016年5月、僕の新しい夢がかないます! 現在本店のある千川の一駅隣りの小竹向原に、工房一体型の新しいお店として本店をリニューアルオープンする予定です。ブランド名も「クリオロ」に改めて心機一転。カフェスペースも広がりますし、僕自身もたくさん店頭に立って、もっとお客様と直にお話できたらいいなと思っています。詳細はサイトをチェックしてくださいね。

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