こんにちは、ムラタユイです。今回は、大阪でじわじわと話題を集めている素敵なお菓子屋さん「カヌレ堂」を訪ねました。

カヌレといえば、フランス・ボルドー地方で生まれた焼き菓子のひとつ。フランス語で「溝のある」という意味をもつカヌレ。外は程よくかりっと、中はもちっとした食感に、その独特で可愛らしい見た目も、魅力の一つです。

そんなフランスの伝統的とも言えるお菓子に、移ろいゆく日本の四季の要素をプラスして、本場のものともまた少し異なる 「日本のカヌレ」をコンセプトとしたお店です。

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大阪に2店舗を構え、どちらのお店にも何回か訪れたことがあるのですが、今回は改めて、本店である桜川のお店の方へ伺いました。いわゆる中心街から少し外れた立地ではありますが、このひっそり感がたまりません。

店の外観は、パリの街角…、というよりは、地元で愛されている老舗の和菓子屋さんのような雰囲気です。かわいい暖簾がひときわ目を引きます。イートインスペースはなく、お持ち帰り専用となっているとてもこじんまりした店内。

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ショーケースに、ちょこんと並べられたカヌレ。ディスプレイの雰囲気にも、日本っぽい奥ゆかしさを感じます。

時々入れ替わりはありますが、定番の味は6種類。それに加えて、毎月2種類の季節のカヌレが登場するのだそうです。

今回は、全8種類が一つずつ入った箱をお持ち帰りました。

いつもはちょっと和風なテーブルコーデになりがちなので、今回はフランスっぽさと、初夏の爽やかさを意識して。10年ほど前に、パリで購入したお皿に並べてみました。

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写真右上から、抹茶あんこ、あんず、杏仁。白いお皿は時計回りに、黒豆きなこ、しろ、ほうじ茶、グレープフルーツとナッツ、黒糖くるみ。「しろ」はフランス・ボルドーの伝統の味を再現したラムとバニラが香る、唯一ベーシックな西洋風のカヌレ

限定の味は日本の四季の移り変わりとともに、変わっていきます。どんなふうに限定の味を決めているのか、統括店長の柴崎さんにお話を聞いてみると、「こんな味を食べてみたい!」という何気ない会話や、ひょんなことからアイデアがひらめくこともあるのだそうです。

カヌレ堂のホームページでは、毎月変わるフレーバーについての開発秘話や、詩的なエピソードも綴られています。

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訪れた6月限定のお味は、「杏仁」と、「グレープフルーツとナッツ」。夏の始まりを感じさせる、清涼感のあるラインナップです。

「グレープフルーツ&ナッツ」は、少しほろ苦い爽やかさと香ばしさのバランスが良く、食感も楽しいです。「杏仁」は、ほんのり甘いフレーバーが香るちょっとオリエンタルな雰囲気。

定番のお味の「ほうじ茶」や「しろ」も、ふんわりと素材本来の優しい香りが感じられます。小さなサイズですが、「あんず」には果肉が、「黒豆きなこ」には、黒豆がぎっしり詰まっていて満足感がありました。

本場のカヌレより少し小さめのサイズ感は、いろんな味を少しずつ食べたい女子に向けたありがたい配慮♡

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私のようにさらに欲張りな女子は、小さなカヌレをさらに半分こしてシェア。全種類、ちゃっかりいただきます。

次はどの味にしようかな?と、選ぶのも楽しいです。

大阪にもう1店舗ある堂島のお店、「CANELÉ du JAPON dou dou」は、お店の雰囲気も桜川店とはガラリと変わり、ちょっとモダンな外観。

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立地に合わせて、桜川より少しだけ外国っぽい作りになっています(雨の日だったので、よりアンニュイな感じがあります)。

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カヌレ型を使った照明にときめきました♡

お店の作りだけでなく、販売されているカヌレのラインナップも少し異なるとのこと。それは、立地によっていらっしゃる客層が違うこともそうですが(堂島店はOLやサラリーマンの方が多く、会社へのおもたせに利用される方も多いそう)、少し手間ひまかけても「ここでしか買えないもの」を手に取ってほしいからなの
だそう。

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例えば、桜川店の「抹茶あんこ」の代わりに堂島店には「抹茶ピスタチオ」があったり、「ほうじ茶」が「ほうじ茶キャラメル」になっていたり。和の面影を残しつつ、少しだけ洋のテイストが強まっています。

私が以前dou douを訪れたのは、去年のホワイトデーの日。

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3月だったので、季節のカヌレは、「さくら」と「苺」でした。

この時は、少し和菓子っぽくコーディネート。コーヒーや紅茶だけでなく、日本茶にも合うお菓子です。

カヌレ堂のカヌレは、保存料なども使用しておらず、基本的に購入した翌日までしか日持ちしません。ですので、現状ではお取り寄せなどはできず、手に入れるには、お
店を訪れなくてはなりませんが(もしくは「お出かけカヌレ」といって時々出張販売もされています)、その分特別感があり、食べたときの感動はひとしお。

手みやげに買われる方がとても多いそうです。そういえば、私がこのお店を知ったきっかけも、職場の先輩からもらった手みやげでした。

こちらは初めてカヌレ堂を訪れたときの。確かおととしの8月だったと思います。

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かわいいカヌレ模様の手ぬぐいも販売されています。(おもわず買ってしまいました♡)

箱の裏にかわいい隠れキャラ。

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ここはフレンチなんですね。そんな遊び心にもくすぐられます。

和も洋も、伝統も革新も、四季折々の趣も感じられる、小さな一口サイズに魅力がぎゅっと詰まったとっておきのスイーツです。

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インターネットの発達で、家から一歩も出なくても、全国どこでもモノが簡単に手に入る時代。わざわざ足を運んで、ここでしか買えないものを買いに行く。そんな当たり前のことを思い出させてくれ、少し手間ひまをかけても誰かに贈ってみたくなりました。