【鎌倉甘味処くるみ】人気メニューがリニューアル!|伝統の味と新名物の魅力
フードイラストレーター
まるやまひとみ
鎌倉の小町通りをまっすぐ進み、鶴岡八幡宮近くに佇む昭和43年創業の老舗甘味処「くるみ」。
「くるみ」という店名は、創業者の姉妹が当時住んでいた旧住所表記の「稲荷小路胡桃が谷」からとったもの。
ロゴの文字は鎌倉建長寺法堂の天井画「雲龍図」を手掛けた日本画家・小泉淳作氏によって描かれたといい、深い歴史を感じさせる。
この度、メニューの一部がリニューアルし、新たにテイクアウト商品が加わったとのこと。
試食会にお誘いいただいたので、その模様をご紹介!
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
和の趣が溢れる鎌倉らしい佇まい
店内に飾られた作品も小泉淳作氏によるもの。
モダンな印象の外観と、懐かしさがこみ上げる昔ながらの内装が、古都・鎌倉を訪れる人達に癒しを与える甘味処。
十数年前に建て替えを行なった際、創業時の材木などを再利用し、古都・鎌倉の風情を大切に残している。
ここに来ると決まってこれ!という常連客が多い「クリームあんみつ」や、夏季に登場するかき氷も大人気。
幅広い年齢層に親しまれる地元の方の憩いの場だ。
今回リニューアルしたのはお店の看板メニュー「くるみ特製あんみつ」。
リニューアルに合わせ、持ち帰り専用の新商品も登場した。
落ち着いた雰囲気の中でこだわりの逸品をじっくりと堪能する。
昔ながらの素朴で堅実なおいしさ(イラストあり)
illustration by まるやまひとみ
今回いただいたのは
●くるみ特製あんみつ 単品 ¥1,200(税込)
●くるみどらやき ¥400(税込)
看板メニューの「くるみ特製あんみつ」は、素材選びや製法に至るまで、創業時から愛される味をよみがえらせた唯一無二のあんみつ。
バニラと抹茶、2色のアイスクリームがどどんと乗った贅沢な姿にときめきが止まらない。
この日は試食会用に温かいお茶をご提供いただきましたが、別途飲み物付きのセット1,500円(税込)もあります。
国産の天草から作られる寒天は、しっかりとした食感といてみずみずしさが特徴。
毎朝手作りされる白玉は、新潟県産の白玉粉を使用し、
コシはあるがつるんと舌触りなめらかで喉越しも抜群。
湘南製餡による手練りあずき餡は、あずきの粒と風味を活かした上品な甘さが魅力だ。
丁寧な仕事ぶりがしみじみと染み渡る。
とろりとした特製黒蜜が白玉の表面をゆっくりと伝う。
お好みのタイミングで黒蜜をかけていただけば、すっきりとした甘さとコクが味わいを深める。
雪玉のような白玉に黒蜜をまとわせ、トッピングの組み合わせを変えながら口に運ぶ楽しさ。
赤えんどう豆のアクセントに、甘酸っぱいみかんとの調和。そして寒天の澄んだ味。
クリーミーだけれどさっぱりとする冷たいアイスクリームとの相性も抜群だ。
新たな看板メニューで和菓子をもっと気軽に
新たな鎌倉土産「くるみどらやき」
リニューアルを機に新たに登場した「くるみどらやき」は、テイクアウトのみでの販売。
こちらは1個から購入できる。
※今回は取材のため特別に店内でいただきました。
ムラのない香ばしい焼き色。
手に持つと重量感があり、丸みを帯びたフォルムからもあんこがたっぷり詰まっているのが伝わるほど。
平飼い卵を使用した生地からは、カステラのような濃厚な香りが漂う。
しっとりとしたあずき餡に、コリッと顔を出すくるみ。
生地と餡には種子島産さとうきびを使っているため、口の中にまろやかな甘さが溶け出してくる。
上品で飽きのこない味は、大人も子供も喜ぶおいしさ。手土産にもおすすめ。
「くるみどらやき」を食べながらなら、鎌倉観光の思い出話にも花が咲く。※現在は単品での提供となります。
先代の想いやこだわりを受け継ぎながら、なによりもお客様においしいと喜んでもらえることが嬉しい!と楽しさや嬉しさを感じながら作られている様子がお店の方の笑顔から伝わってくる。
長年変わらぬおいしさで、季節問わず愛されている「鎌倉甘味処くるみ」の和スイーツ。
ほっとしたい時にぜひ立ち寄ってほしい。
SHOP INFORMATION
SHOP | 鎌倉甘味処くるみ |
---|---|
WEBSITE | https://kamakura-kurumi.jp |
ADDRESS | 神奈川県鎌倉市雪ノ下1丁目5-38 |
TEL | 0467-23-1818 |
OPEN | 12:00-17:00(L.O. 16:30) |
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