ふんわりはちみつが香るロールケーキ

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ロールケーキ好きとそうでもない派に分かれるとしたら、実は後者のわたし。最初の一口はおいしい!と思っても、どういうわけか、いつも途中で飽きてしまう。クリームよりもカスタード派だからなのか、ふわふわよもしっかり派だからか。

でも「コロンバン」のロールケーキは違った。取材中に2個切れもペロリと食べてしまったほど。

まず、生地が好みだった。もちもちしてさっぱりした食感。その秘密は米粉。小麦粉と2:1の割合で使われているそう。そしてクリームの軽さ。しつこさがなくて、口のなかでふわっと消える口どけは潔よささえ感じるほど。これは、ほかのケーキよりも乳脂肪分を控えめのタイプを使い、砂糖も控えめにしているから。最後に印象に残るのがはちみつの香り。はちみつはシロップにして生地に塗られているそう。その理由は、砂糖の代わりに生地に入れて焼くと風味が残らないから。

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もちっ、ふわっ、ふんわり〜と口のなかで一瞬にいろいろな感動が訪れるのだから、確かめたくてもう一口、と思ってしまう。特にポイントは「はちみつ」だ。

「甘さだけでなく、はちみつの独特の風味を楽しんでいただきたいと考えられたレシピです」
と、コロンバン取締役・商品部長の太田眞裕さん。そしてこのはちみつは、なんと原宿の本社の屋上で作られているというから、さらに驚き!

はちみつ生産が目的ではなかった養蜂への取り組み

製菓材料として、はちみつはよく使われるもののひとつ。でも養蜂をスタートしたのは生産だけが目的ではなかったそう。

太田2010年よりスタートした養蜂は今年で6年目になります。もともとは自然環境に貢献するのが目的でした。植物や農作物の花粉交配などに大きな役割を担っているのがミツバチなんです。自社の屋上で増やそうと、最初は社長や社員によって手探りでスタートしたプロジェクトだったんですよ。今では大学で養蜂を学んだ専門家のスタッフが担当してくれています。

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実は原宿は明治神宮、代々木公園、赤坂御所、新宿御苑などまわりに大きな公園がある、養蜂には適したエリアなんだとか。初年度は270kgだったはちみつ、今年の収穫はなんと500kg!

そしてこの原宿産はちみつを使って生まれた商品の代表が、この「原宿はちみつロール」なのだ。

ところではちみつは自然の産物。季節によって花の種類が異なり風味も変化するんだとか(太田さんが持っている瓶はどちらも原宿屋上でとれたもの。色が違うのがわかる)。

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原宿本店を訪れたらちょっと空を仰いでみて。ミツバチたちがおいしい蜜を運んでいるのに出会えるかも。

商品リスト
原宿はちみつロール(1本)  1620円

SHOP INFOMATION

NAME 【閉店】コロンバン原宿本店サロン
URL http://www.colombin.co.jp

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