【京都・お取り寄せ】発酵バター香る和洋折衷もなか「果朋-KAHOU-」の「燦樂-sala-」
CAKE.TOKYO編集部
京都・二条城を散策した帰り道、ふと足を止めたくなる和菓子屋さんがあります。
2020年に誕生した「果朋-KAHOU-」は、京町家の趣を残しつつ、旬の果実やナッツを使った創作和菓子を提供するお店。
白ワインやマスカルポーネ、ナッツなど洋の素材も取り入れ、伝統に新しい息吹を吹き込みながら、訪れる人に驚きとときめきを届けています。
今回は、そんな「果朋」から人気商品の「燦樂-sala-」をご紹介します。
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
目次
小さなギャラリーのような、洗練された京町家の店舗
二条城のすぐそば。美しい佇まいの「果朋-KAHOU-」
「果朋-KAHOU-」が店を構えるのは、JR・京都市営地下鉄「二条駅」から歩いて5分ほどの場所。
京都・二条城のすぐ近くという観光地の一角にありながら、昔ながらの京町家が並ぶ通り沿いに静かに佇んでいます。
さりげなく掲げられた店頭の看板からはブランドの世界観が伝わる
京町家をリノベーションした外観は、京都らしい趣を残しつつ洗練された佇まい。
一見するとお茶道具や京雑貨店のように見え、通りに自然に溶け込みながらも、訪れる人の目をそっと引き寄せる上品な存在感があります。
入口を彩る大きなのれんが、穏やかな存在感を放つ
坪庭から差し込む日差しが美しい店内
吹き抜けのエントランスには、一枚岩のうえに栗の木を据えたオブジェのような美しいベンチが
格子戸をくぐると、奥の坪庭からやわらかな光が差し込み、心地よい開放感のある空間が広がります。
檜の風合いを生かした上質さとモダンな雰囲気が調和し、まるで小さなギャラリーのよう。静けさの中に洗練さが息づき、訪れる人を穏やかに迎え入れてくれます。
現代の人々の心をつかむ、数々の和菓子たち
思わず写真を撮りたくなるような美しいお菓子たち
棚には、色とりどりのお菓子が美しく並び、その艶やかな姿が訪れる人の目を惹きつけます。
ディスプレイに並ぶのはすべて本物の和菓子。質感や繊細な表情までもが伝わるよう、ひとつひとつ丁寧に並べられており、その佇まいはまるでアート作品のようです。
一般的に、和菓子といえば餡を中心に落ち着いた印象を抱かれることも多いものですが、「果朋-KAHOU-」では味わいだけでなく見た目にも工夫を凝らし、幅広い世代、さらには海外からの方々にも楽しんでいただけるように仕立てられています。
瓶パフェ「果ルフェ」:左から、「果実よせ」「抹茶」「あんみつ」/全て¥756(税込)
瓶に詰められた「果朋だんご」や、透き通るような美しさの「果ルフェ」は、その華やかな佇まいから新しい京都土産として注目を集めています。
さらに、旬の果実を羽二重餅でやさしく包み込んだ「果福」や、取材時には秋ならではの味覚を楽しめる「栗きんとん餅」も登場。訪れるたびに四季折々の美味しさと出会えるのも、この店ならではの楽しみです。
発酵バターを練り込んだキャラメル風味の新しい“もなか”
造形も美しい「燦樂-sala-」は、ナッツがふんだんに使われている
そして、今回ご紹介する「燦樂-sala-」も、「果朋-KAHOU-」を代表する人気商品のひとつ。
米粉を使った香ばしい最中種(もなかだね)に、発酵バターを練り込んだキャラメル風味の琥珀生地、さらにくるみ・アーモンド・カシューナッツの3種類を贅沢にあしらった、新感覚の創作和菓子です。
ひとくち味わえば、パリッと軽やかな食感のあとに、ナッツとキャラメルの香ばしい風味が広がり、自然と頬がゆるむような満足感に包まれます。
お茶請けにちょうどよいサイズ感で、来客のおもてなしにも品の良さを添えてくれる逸品です。
試行錯誤の末にたどりついた“香ばしさ”のバランス
果朋-KAHOU-の安本萌乃さん
“超進化系和菓子”と呼ばれる「燦樂-sala-」。
その誕生の裏には、本来なら半年ほどで仕上がるところを、一年もの歳月をかけて積み重ねられた試行錯誤がありました。
安本さん
「特に難しかったのは焼き加減です。少しでも焼きすぎると食感が損なわれてしまうので、理想とするサクッと軽やかな歯切れにたどり着くまで、何度も調整を繰り返しました」
繊細な技が形づくる、完成度の高い「燦樂-sala-」
「果朋-KAHOU-」のお菓子に共通するこだわりのひとつが、ナッツを積極的に使用し、その食感や風味を最大限に引き出すこと。
「燦樂-sala-」でも3種類のナッツを選び抜き、それぞれの個性がキャラメルの香ばしさや琥珀の生地と響き合い、深みのある味わいを生み出しています。
さらに、仕上げに加えられたザラメがひとくちごとに心地よいリズムを奏で、香ばしさをより一層引き立てています。
和菓子の魅力を世界へ、そして未来へ
接客も気持ちのいい「果朋-KAHOU-」。ぜひ、店頭へも足を運んでみてください。
「果朋-KAHOU-」が目指しているのは、伝統を大切にしながらも、現代の暮らしに寄り添う新しい和菓子を生み出し、その魅力を未来へとつないでいくこと。
安本さん
「和菓子を後世に伝えていきたいからこそ、パッケージには地球環境にも配慮した素材を使っています」
京菓子の美意識や職人の技を受け継ぎつつ、洋の素材や新しい発想を取り入れることで、和菓子の可能性を広げてきた「果朋-KAHOU-」。見た目にも華やかで遊び心のあるお菓子づくりを通して、和菓子はもっと自由で楽しい存在だということを伝えています。
そのお菓子は、日常のひとときや大切な贈り物に寄り添いながら、京都から未来へ、そして世界へと、笑顔とともに和菓子文化の新しい魅力を届け続けています。
ご紹介した商品はこちら
SHOP INFORMATION
| SHOP | 果朋-KAHOU- |
|---|---|
| WEBSITE | https://kahou.kyoto |
| ADDRESS | 京都市中京区西ノ京職司町67-99 |
| OPEN | 10:00~18:00 |
| CLOSE | 火曜日 |
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