【横浜・関内】個性が光るアメリカンスタイルの焼き菓子店「BAKE ROOM(ベイクルーム)」
フードイラストレーター
まるやまひとみ
JR「関内駅」北口から徒歩約5分、横浜・吉田町にある「BAKE ROOM(ベイクルーム)」。一度訪れると、そのおいしさに魅了され、また足を運びたくなる。そんな魅力を生み出しているのが、オーナーの錦織さんが焼き上げる個性豊かなお菓子たち。
見て楽しく食べておいしい、温かみのあるお菓子がくちに幸せを運ぶ。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
不定期営業でも行列ができる人気店
窓越しに笑いかけるジンジャーマンが看板代わり
2016年7月のオープン以来、多くのリピーターに愛されている「BAKE ROOM(ベイクルーム)」。かわいらしいブルーの外観と大きな窓、そしてジンジャーマンのオブジェが目印だ。
不定期営業ながら、焼きたてのお菓子を求めて開店前から長い列ができることも。
誰でも入りやすい、気取らない空間づくりを心がけたそう
小さな店内を満たす、香ばしく甘い香り。木のカウンターには隅から隅までお菓子が並んでいる。
都内のお菓子屋さんで腕を磨いたのち、地元である横浜にお店を構えたオーナーの錦織さん。アメリカンスタイルの焼き菓子を中心に、これまで自身が味わってきた世界各国のホームメイドスイーツを取り揃えている。
親しみのあるお菓子に小さなひと工夫を
断面を見せる陳列に心が動く
店名が示すとおり、主役は焼き菓子。甘くリッチなアメリカのお菓子から、イギリスやスイスの伝統菓子まで、幅広いラインナップが揃う。
こんがりと焼き上がった表面や、フィリングがのぞく断面に心をくすぐられ、あれもこれもと手に取りたくなる。
ガラスジャーに入ったクッキーたち
「BAKE ROOM」のお菓子は、ひとつひとつが大きく、砂糖やバターをしっかりと効かせている。
決して大味ではなく、郷土菓子らしい素朴な風味と甘さが心地よく調和した、ほっとする味わい。
素材の組み合わせや、色、形にも工夫を凝らした錦織さんならではのエッセンスが加わることで、「BAKE ROOM」でしか味わえない特別なお菓子が生み出されるのだ。
今にも声が聞こえてきそうなキャロットケーキ
遊び心あふれるユニークなビジュアルも、「BAKE ROOM」の魅力のひとつ。
看板商品の「キャロットケーキ」は、フロスティングに顔が描かれた愛らしい姿が印象的。訪れた人をニコッと笑顔にさせてくれる人気者だ。
また、定番以外にもぜひ食べてほしいのが季節の食材を使ったメニュー。
ラインナップは日によって変わり、この日は芋・栗・かぼちゃを使ったお菓子がたくさん並んでいた。
今回は、秋の味覚を楽しめるおすすめの焼き菓子をご紹介。
季節の味も定番も!秋色に染まった焼き菓子(イラストあり)
illustration by まるやまひとみ
季節のお菓子は、芋・栗・かぼちゃからそれぞれ一品ずつセレクト。
おさえておきたい定番からは「キャロットケーキ」を。日持ちのするクッキー系もマストで選びたい。
「キャロットケーキ」¥480(税込)
まずはこちら。ツンと尖った頭がかわいらしい「キャロットケーキ」は、お店のオープン当初から販売されている「BAKE ROOM」の顔ともいえる存在だ。
生地にはレーズン、クルミ、パイン、ココナッツ、シナモンを合わせている。
小ぶりだが、中身はぎっしり。ドライフルーツの甘みや酸味、ナッツの旨み、シナモンの豊かな香りが重なり、クリームチーズをベースにしたフロスティングが全体をまとめる。
甘さはしっかりとありつつ、ココナッツのシャリっとした食感とクルミの香ばしさが味わいにメリハリを与えてくれる。
「パンプキンブレッド」¥520(税込)/「マロンクリーム&カシスジャムのビクトリアケーキ」 ¥650(税込)/「さつまいものスコーン」 ¥450(税込)
秋の味覚からは「パンプキンブレッド」、「マロンクリーム&カシスジャムのビクトリアケーキ」、「さつまいものスコーン」を。
表面にざらめとパンプキンシードをあしらった「パンプキンブレッド」は、ふんわりとした生地にほんのりスパイスを効かせ、かぼちゃの自然な甘みを引き立てている。
シルクスイートを練り込んだ「さつまいものスコーン」は、黒ごまをアクセントに。
バターの風味がじんわりと染みたリッチな生地に、さつまいものなめらかな食感がよくなじむ。三角形の先端はカリッと香ばしく、ひとくちごとに異なる食感も楽しめる。
大粒の栗とたっぷりのマロンクリームが贅沢
そして、とくに印象的だったのが「マロンクリーム&カシスジャムのビクトリアケーキ」。
イギリスの伝統菓子として知られる「ビクトリアケーキ」に、手づくりの栗の渋皮煮とカシスジャムを合わせた、ひと味違う組み合わせだ。
スポンジケーキはきめ細やかで、くちに入れるとバターがやさしく香る。マロンクリームとカシスジャムが生地にしっとりとなじみ、栗のほっくりとした甘みとカシスの甘酸っぱさが心地よい対比を生み出している。
列の先に待つ、店主の明るい笑顔とおいしいお菓子
あげる側ももらう側も嬉しくなるかわいさ
この日は、おばけや猫のクッキーが入ったハロウィン仕様の「クッキーセット」が販売されていた。
アソートになったクッキーは、それぞれ素材も風味も全く違う。
クリスマスの時期になると「ジンジャーブレッドマン」が登場するなど、季節のイベントに合わせたお菓子に出会えるのも、この店にくり返し訪れたくなる理由のひとつだ。
つくり手のこだわりに触れながら、自分好みのお菓子を探す時間も楽しい。
店をあとにする頃には、きっと「次はあれにしよう」と、次回のお目当てを考えていることだろう。
SHOP INFORMATION
| ショップ | BAKE ROOM(ベイクルーム) |
|---|---|
| 公式SNS | https://www.instagram.com/bakeroom_yokohama |
| 住所 | 横浜市中区吉田町6-2 |
| 営業時間 | 12:00〜なくなり次第終了 |
| 定休日 | 不定休 |
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