本格フランス菓子を味わえるパティスリー
今回ご紹介するのは、スイーツ激戦区にある人気パティスリー「アディクト オ シュクル」。2014年にオープン以来、さまざまな媒体で取り上げられ、スイーツ女子の間でいま話題のお店なんです。
場所は、都立大学駅から徒歩5分。打ちっぱなしのコンクリートの建物に、大きな木製の扉が目印です。
甘い香りが漂う店内は、赤を基調としたおしゃれな雰囲気。ショーケースの中には、色とりどりのケーキが約15種類並びます。
ほかに、約5種類のパン、約10種類の焼き菓子、マカロンやジャム…と、小さいお店ながら、かなり充実したラインナップ。
このお店を経営するのは、アテスウェイやVIRON、ラデュレなどの名店で経験を積んだパティシエール・石井英美シェフ。
「人々をとりこにさせるようなスイーツづくりができたら」という思いを込め、店名を『アディクト オ シュクル』=「お菓子中毒」と名付けたそう。
今回は、約15種類あるケーキのうち、特に人気の高いスペシャリテ3種について、詳しくお話を伺いました。
4輪のエクレア風「パリ ブレスト」
一つ目は、別名「リングシュー」と呼ばれる「パリ・ブレスト」。世界最古の自転車レースである「パリ・ブレスト・パリ」の開催を記念して考案されたスイーツです。
一般的なパリ・ブレストは、車輪の形=ドーナツ形ですが、「アディクトオシュクル」の「パリ ブレスト ノワゼット オランジュ」(税抜520円)はエクレア型。
石井オーソドックスなフランス菓子を提供するお店なので、遊び心のある一品もあったらいいかなと。エクレアのように、パクッと食べやすい形にしたかったんです。
自転車らしさはトップのシュー生地で表現。4輪自転車のパリ・ブレストだそう!
製造過程で一番こだわった点は、クリームの柔らかさ。冷蔵庫から取り出したときにクリームが固まらず、適度な柔らかさをキープできるように工夫しているそう。
シュー生地に挟まれるのは、ナッツ入りクリーム、サクサクとした板チョコ、爽やかなオレンジ。一度にさまざまな食感の変化を楽しむことができるのも人気の秘密です。
香り豊かなレモン&ライムタルト
二つ目は「タルト オ シトロン シトロンヴェール」(税抜460円)。タルトと言えば、ご存知の通り、フランス菓子に欠かせないスイーツです。「シトロンヴェール」とは、フランス語で「緑のレモン」のこと。
タルト生地の中は、シンプルにもレモンとライムでつくられたクリームのみ。「クリームをとことん味わってもらいたい」と石井さん。口にふくむと、ふわっとライムの香りが広がり、心地よい甘みとすっぱさが感じられます。
しっかりとしたかたさのあるタルト生地と、口当たりの滑らかなクリームの相性も抜群。人気が高いのも納得の極上のスイーツです。
マカロン版タルトが誕生!
三つ目は、「ショコラ ミュール」(税抜520円)。マカロンを生み出した『ラデュレ』で、日本でのマカロン製造責任者でもあった石井さん。出版社から新しいタルトを作ってほしいと依頼され、誕生したのがこのスイーツだそう。
タルト生地の代わりに使われるのは、マカロン生地。ショコラのマカロンの上は、濃厚なガナッシュクリーム、カシスとブラックベリーのコンポート、口どけのよい泡立てたガナッシュクリームの3層に、ブラックベリーをトッピング。甘いチョコがベースでありながら、しっかりと酸味が効いた味わい深い一品です。
店内には、4席のイートインスペースもあり、コーヒーやフレーバーティーなどのドリンクとともに味わうこともできます。洗練されたフランス菓子の数々は、おもたせにも喜ばれること間違いなし。まさに、とりこになってしまうパティスリーです。
SHOP INFOMATION
NAME | アディクト オ シュクル (Addict au Sucre) |
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URL | http://addictausucre.com/ |
ADDRESS | 東京都目黒区八雲1–10–6 |
TEL | 03–6421–1049 | OPEN | 営業時間 10:00~19:00 |
CLOSE | 火曜日(水曜不定休) |
※他、臨時休業する場合があります