世界中のグルメ食材からこだわり抜いたオリジナルフードまで取りそろう、成城石井のベストセラー「プレミアムチーズケーキ」と同じシリーズで、同じく人気のチーズケーキ「ナチュラルチーズのクアトロフォルマッジオ」。 今回もこの人気商品の誕生秘話からこだわりレシピを、18年も成城石井のお菓子を開発し続けている、菓子グループ長の光野正三さんに話を伺いました!

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ピザを食べててひらめいた、4種のチーズケーキ

前回お話しを伺った「プレミアムチーズケーキ」よりも、よりチーズ感がよりアップしている、超濃厚な「ナチュラルチーズのクアトロフォルマッジオ」。開発のきっかけはなんでしたか?

光野「プレミアムチーズケーキ」が人気商品となって、さらに新しいチーズケーキを考えていたときに、ある時イタリアンレストランで4種のチーズのピザを食べてピン!とひらめいたんです。

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ピザを食べてて生まれたんですか!いつでもお菓子のことを考えてらっしゃるんですね!

光野そうですね、頭のなかではいつでもあれこれ構想を練っていますね。お菓子が好きなんです、チョコレートにまみれて死にたいくらい(笑)。

光野「ナチュラルチーズのクアトロフォルマッジオ」は7、8年くらい前に登場し、何度かチーズの種類を変えながら進化してきました。現在はマスカルポーネ、マリボー、レッドチェダー、パルメザンチーズの4種類を加えたものになっています。一番下にスポンジ生地、その上にクリームチーズをベースにした生地に、カットしたチェダーチーズとマスカルポーネを加えたチーズ層があり、最後にパルメザンチーズをふりかけて焼いてます。

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食べたときにふわっと香るチーズの香りは、この上にかかっているパルメザンなんですね。いつもぱくぱくと食べていたので気付かなかったのですが、よく見るとチェダーチーズのつぶつぶも!ねっとりなめらかな生地はマスカルポーネのなせる技。チーズのそれぞれの持ち味が存分に発揮されたチーズケーキというわけですね。それにしても、濃厚なチーズ感がたまりません……。

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濃厚なひとくちは、チーズそのもの

光野「プレミアムチーズケーキ」と同じことになるのですが、チーズ風味ではなく、ちゃんとチーズの味を届けたいと思ってレシピを考案しました。4種類のチーズそれぞれの特徴を生かし、チーズそのものを食べているような濃厚なケーキを作ろうと。スポンジには甘さがまろやかなきび糖を使うことで、全体のバランスを取っています。

ケーキなのに甘すぎず、チーズ好きにはたまらない大人のおやつという感じですね。もちろんお子さんにも人気だと思いますが。商品開発する際に気をつけていることはありますか?

光野はい、スーパーマーケットで売っているお菓子なので、お子さんからご年配の方まで幅広く楽しんでいただけるようなレシピではあるのですが、妥協することなく本物の味を届けたいと思ってつくっています。

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光野甘いものが苦手な大人の皆さんでもきっと楽しんでいただけるこの「ナチュラルチーズのクアトロフォルマッジオ」は、ぜひワインと一緒に!

ピザから生まれたチーズケーキが、ワインとの相性もぴったりなところも同じとは。ぜひチャレンジしてみようと思います。2回にわたって人気のチーズケーキの貴重なお話、どうもありがとうございました!

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教えてくれた人
光野正三さん
成城石井製造本部、菓子グループ長。マキシム・ド・パリのパティシエなどを経て成城石井入社18年目。素材のもつピュアな味そのものが活きた菓子作りがモットー。
商品リスト
成城石井 自家製ナチュラルチーズのクアトロフォルマッジオ 917円