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誰もが思わずほっこり笑顔。焼き芋の世界が広がる「焼きいもどーぞ」

UPDATE:

フードイラストレーター

まるやまひとみ

横浜市・磯子区にある老舗がひしめく浜マーケットの奥に、焼き芋専門店がオープンしたのは2021年。
今ではすっかり見かけなくなった石焼き芋の販売車で焼き芋を買うのが楽しみだった幼い頃の私。
そんな世代にとっても新しくて懐かしい、顔がほころぶアツアツ焼き芋が気軽に買えるとあって、老若男女が入れ代わり立ち代わり訪れる。

目次

日々研究。芋も人も個性の塊。

浜マーケット出口の手前、向かいの八百屋さんから張りのある声が響いている。

全長140mの細い路地に個人商店が並ぶ地域の台所、浜マーケット。
戦後の闇市から始まったとする小さな商店街は、独特のアットホームな雰囲気があり、昭和の名残を思わせる。

昔ながらの商店街に馴染む気取らない店構え

さつまいものイベントに訪れたことがきっかけで焼き芋の虜になった店主。「主食はさつまいも」と言うほど、自宅でも焼き芋作りに励んでいた。
会社勤めの中、子供との時間が取れないこともあり、いつか自分で店を開き、子供の時間に合わせた仕事をしたいと考えていたそう。
そんなある日、自身も常連だったという東京・西大井にある「焼き芋専門店 超蜜やきいもpukupuku」店主から誘いを受け弟子入りすることに。修行を経て、地元である磯子の浜マーケット内に2021年11月、「焼き芋専門店 超蜜やきいもpukupuku 横浜磯子店」として2号店をオープン。更なる高みを目指して独立し、2023年11月、同所にて「焼きいもどーぞ」をスタートした。

焼き芋やスイーツメニューなど、手作業で丁寧に仕込む。

さつまいもの品種はその時々で変わり、焼き方はお店の看板商品「ねっとり」と、昔懐かしいほくほくの「皮パリ焼き」から選べる。
「ねっとり」は、溢れ出す蜜がよだれを誘うpukupuku時代から変わらぬ名物だ。このねっとりと蜜を生み出すにはさつまいもの熟成が鍵となる。
甘みを増したさつまいもの芽を丁寧に取り、水を取り替えながら長時間かけてアク抜き。品種の違い、天気や気温に合わせて温度を調整しながら焼いていく。
「皮パリ焼き」は、途中火加減を変えながら、焦げないよう絶妙な焼き色に仕上げる。
さつまいものポテンシャルを最大限に引き出すため、つきっきりでさつまいもと向き合う。こうしてできあがった焼き芋は、驚くほど濃厚で、ここでしか味わえない独特の食感に。

芽を取った部分が水玉模様のよう。

自慢の焼き芋は、ねっとりとほくほくの2種類(イラストあり)

illustration by まるやまひとみ

今回いただいたのは
●べにはるか(ねっとり焼き)小 ¥450(税込)
●シルクスイート(昔ながらの皮パリ焼き) ¥340(税込)

この日のラインナップから、「べにはるかのねっとり」と「シルクスイートの皮パリ焼き」を食べ比べ。

「ねっとり」は焼き芋から蜜が溢れるためアルミホイルに包まれた状態。その場で食べる時はお皿に乗せ、スプーンを用意してくれるので手を汚さずに食べられる。
繊維が口に残らない、天然スイートポテトとも言えるクリーミーさ。べにはるかの濃い甘みがより舌に染み渡り、食べるというよりも「飲む」に近い感覚でスルスルと口に入ってしまう。

一方「皮パリ焼き」は、名前の通りパリッと弾ける皮が香ばしく、割ると美しい黄金色からふんわりと白い湯気が鼻に伸びてかぶりつきたい衝動に誘い込む。皮の歯切れのよさと、はふっと口に転がし入れて食べる楽しさに、幼少期を思い出してつい笑顔になってしまう。
シルクスイートらしい上品な香りとコクのある優しい甘さが際立ち、ほくほくだけれどしっとり滑らか。

皮に近い部分のしっとり感、内側のほくほく感。店主の目利きとこだわりに脱帽。

冬限定!できたてほやほや絶品おしるこ(イラストあり)

illustration by まるやまひとみ

冬の寒い日に嬉しいメニュー
●おしるこ(芋入り) ¥500(税込)

芋入りと芋なしから選べ、注文してから粒あんをおしるこに仕立ててくれる。さらにはなんと、その場でお餅を焼けるというライブ演出!

焼き餅はセルフサービス。焼き上がり待つ間、しばし店主との歓談を楽しんで。

お餅は店主も大好きだという、浜マーケットの老舗和菓子店・太平屋さんの切り餅を使用。次第に香ばしい香りが立ち込め、餅に合わせてこちらもワクワクが膨れ上がる。
手作りのおしるこに手作りの餅。浜マーケットの美味しいコラボに商店街ならではの人情や温もりを感じられる。

ねっとりタイプの焼き芋を使用。焼きたての餅がおしるこの温かさを保持。

年中焼き芋を楽しんでほしい!

浜マーケットの名物の一つとなっている「今川焼」

焼き芋というとどうしても秋や冬のイメージが強く、さつまいも自体もこの時期が最も甘く焼き芋に最適な糖度となる。一方で、旬を過ぎると店自慢のねっとり焼き芋にはならず、夏場は熱い焼き芋は売りにくい。
そこで夏には冷やした焼き芋、年中買える冷凍焼き芋も用意し、自宅で温めたりアイスクリームに添えたりなど自由に楽しんでもらえる商品を販売。
さらに、様々な「焼き芋スイーツ」を開発し、季節を問わず焼き芋を味わってもらえる工夫をしている。その一つが「今川焼」だ。

手前から、芋あん、クリーム、粒あん

粉やあんは“キノアン”の愛称で親しまれている木下製餡さんに発注し、芋あんはシルクスイートで作られたオリジナル。厚みのあるもっちり素朴な生地と、もりもり溢れ出る甘いあんが愛おしい。

まさに「愛」の焼印が似合う芋あん

粒あんやカスタードクリームといった定番も押さえ、商店街に勤める人たちや訪れる常連さんたちにも受け入れやすいラインナップにしている。

浜マーケットの活性化を目指して

焼き芋だけでなく、季節メニューや気まぐれメニューが入ることも。ドリンクまで充実。

話をしている間、浜マーケットに勤める人、近所の人、学校帰りの子供たちが訪れていた。店主のおおらかさと親しみやすい人柄で、開店から3年目にして浜マーケットにはなくてはならない存在となっている。
焼き芋以外のメニューには、訪れる人たちからの意見も取り入れられているそう。人情深い浜マーケットを、もっともっと知ってもらいたい。大きなイベントには出店せず自店にとどまることで、この場所にお客さんを呼び込み浜マーケットの活性化に繋げたいと話す店主。

浜マーケットに訪れたら商店街ならではの多彩な店で買い物を楽しみ、「焼きいもどーぞ」で小休憩。焼き芋をきっかけに、心も体もほっこり温まる時間を。

「焼きいもどーぞ」の看板キャラクター「どーぞちゃん」もこれから売り出す予定

SHOP INFORMATION

SHOP 焼きいもどーぞ
WEBSITE https://www.instagram.com/yakiimodouzo/
ADDRESS 神奈川県横浜市磯子区久木町20-5
TEL 非公開
OPEN 10:30〜16:00
CLOSE 日・月・祝日・9の日+不定休

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