1975年からヒット商品を連発する秘密とは?
代官山の街並みが時代によって変わる様子を、お菓子やパンとともに見守りつづけてきたシェ・リュイ。まるでフランスの街角のようなかわいらしい場所からは、さまざまなヒット商品が時代ごとに生み出されてきた。これからも何十年と代官山の地で愛されるであろう人気長寿店の秘密とは?
お店の歴史を教えてください。
スタッフ1975年に代官山に1号店をオープンしました。当時の代官山はまだひっそりとした住宅街。フランスの街角のような佇まいは当時まだ珍しく、感度の高いお客様に愛されてきました。支店も増え、当初7名のスタッフで始まった当店母体の「日本ガストロノミー研究所」は、現在では150名を超えるスタッフが働いています。しかし、ガストロノミー=美食の言葉を冠する誇りとともに、すべてを手作りし、おいしいお菓子を作る信念は変わりません。また、パティスリーだけでなく、パン、料理、チョコレートなどの各ジャンルでスペシャリストを育成し、活躍する舞台があるのもシェ・リュイ、日本ガストロノミー研究所の特徴です。
長くつづいている人気の秘密、秘訣はなんですか?
スタッフシェ・リュイはとても職人気質なブランドです。いくら会社が発展しても、だからこそ仕事の中身を濃くしていかなければならないと思っています。代官山店だけでなく、どの店舗で買ってもシェ・リュイのお菓子はおいしい。そう言っていただけるように努力している姿勢が伝わっているのではないでしょうか。
これまでどんなヒット商品があったのでしょう。
スタッフシェ・リュイは数々のヒット商品を産んできました。例えば、「カヌレド・ボルドー」。カスタードをそのまま焼き上げたような食感のカヌレは「こんなお菓子があったのか!」と絶賛されてきました。カヌレはフランス・ボルドーの伝統菓子を取り入れたものですが、「代官山カレーパン」、種子島産安納芋を使った「スイートポテト」などは日本的な食文化を展開し、人気を博してきたものです。流行を追うのではなく、作る。真摯にお菓子作りをしてきた結果、そんな立場になったように思います。
どんなお客さまが多いですか?
スタッフ代官山というと若者のファッションの街という印象が強いですが、シェ・リュイには非常に幅広い年齢層のお客様がいらっしゃいます。開店当時から通って下さる方や、20代の若い女性にも人気です。赤ちゃんが生まれて連れて来て下さる方もいます。「生まれたときからあるフランス菓子店」として、お客様と寄り添っていきたいですね。
フランス菓子店としてこれからやっていきたいことはなんですか?
スタッフ既に40年以上の年月を重ねてきた代官山のシェ・リュイ。しかし、進化を止めることなく、これから何十年も愛される店でありたいと考えています。そのための努力は惜しみません。手作りに徹底することで職人が育ちますし、おいしさに上限はありませんから。ヒット商品があってもそれに甘んじることのない「挑戦」も続けていきたいですね。
SHOP INFOMATION
NAME | シェ・リュイ 代官山店 |
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URL | http://chez-lui.com/ |
ADDRESS | 東京都渋谷区猿楽町23-2 |
TEL | 03-3476-3853 | OPEN | 9:00~22:00 |
CLOSE | 無休 |
※他、臨時休業する場合があります