こんにちは。ムラタユイです。

今回は、2016年11月19日にオープンした大阪・北堀江にあるタルトの専門店「◯△□」へ行ってきました。Instagramで写真映えすると、今話題のタルトのお店です。

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記号のようなインパクトのある店名は、そのまま「maru sankaku shikaku(マルサンカクシカク)」と読みます。

一度聞いたら忘れられない名前ですよね。

今回は、マネージャーの植田さんに、フォトジェニックで思わず写真に撮りたくなるタルトへのこだわり、ユニークな形の知られざる秘話などをお聞きしました。

まるでジュエリーショップのよう。上品で洗練されたタルト専門店

一般的にお菓子屋さんといえば、ショーケースに色んな種類のお菓子がもりもりとたくさん並んだイメージがありますが、◯△□のタルトは10種のラインナップが、ひとつずつ、上品に整列し並んでいます。

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その姿は、まるでジュエリーショップのよう。外観からは一見お菓子屋さんと思えないような、スッキリと洗練された雰囲気も、高級感ある世界観をつくり出しています。

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基本的にはテイクアウト専門店ですが、店内に4席ほどのカウンター席があり、こちらで食べることも可能です。残念ながら店内でのドリンクの提供はないのですが、同じ建物内に入っている姉妹店「aparte’ de envue(アパルテ・デ・アンヴュー)」のドリンクであれば、持ち込み可能とのこと。

また、こちらのカフェ店内でも〇△□のタルトを提供されているので、ゆっくりとされたい方はこちらでいただくのもおすすめです。

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季節のフルーツを使うので、種類も入れ替わりがありますが、常時10種類のタルトが用意されています(取材した2月現在のラインナップ)。整然と並んだタルトはどれも美しく、どれにしようかとしばらく悩みこんでしまいました。

ウェディングケーキから着想を得た「ストロベリーショコラ」

今回は3月からの新作、季節限定のストロベリーショコラをいただきました。(3〜4月販売)

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◯△□自慢のしっかりとしたタルト生地に、ホワイトチョコのガトーショコラを重ね、さらにホワイトチョコクリーム、いちごのコンフィチュールで彩られています。中心から外側に向けて、ピンク〜白の三層のグラデーションになっているのがわかるでしょうか?

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実はこのタルト、ウェディングケーキから発想を展開したタルトなのだそう。これはウェディングパーティーなどを手がける姉妹店のレストラン「envue(アンヴュー)」が同じビルの2階にあることから。

ホワイトチョコから想像する甘さよりは控えめで、かといって物足りなさはなく、ちょうどいいあんばい。いちごの酸味も爽やかにマッチします。ガトーショコラのしっとり感も、いい仕事をしています。

ついついお持ち帰りしたくなるカタチ

1ピースずつ△型のおしゃれな箱に入れてもらえるので、無造作にテーブルに並べても写真映えします。これが、インスタ映えすると人気の秘訣です。

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写真左から、4種のナッツとキャラメルのタルト、柚子香る抹茶のティラミスタルト、フレッシュフルーツのタルト

こちらは、以前お持ち帰りした時の写真です( ↓ )。タルトもパッケージも素敵で、テーブルコーデにも気合いが入ります。

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左:木苺とシブーストクリーム 右:タルトオショコラ

ちなみに、Instagram内のハッシュタグ「#marusankakushikaku」を見てみると、みなさん思い思いのテーブルコーデをして楽しんでいるのがわかります。

① まるでジュエリーのような輝き「フレッシュフルーツのタルト」

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カラフルでキラキラと輝き、本当にジュエリーのような存在感。上からの見た目も華やかで美しいですが、タルトやケーキは断面も気になりますよね。

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横からみると美しく層のようになっています。下から、しっかりと硬めの生地に、しっとりしたダマンドと呼ばれるアーモンド生地、さらになめらかなカスタードを重ね、最後の仕上げにジューシーなフルーツが敷きつめられています。弾けるようなフルーツのフレッシュ感を存分に楽しめます。

② 〇△□スタッフ内でも人気「柚子香る抹茶のティラミスタルト」

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こちらは、スタッフさんたちの中で人気の高いタルトなのだとか。

名前から想像するに、ちょっと和菓子っぽいのかな?と思ったのですが、食べてみるとびっくり。マスカルポーネが効いているせいか、甘さの中にもさっぱりとしたおいしさがあって、イメージが覆りました。一口ごとに、柚子の香りがふわーっと広がります。

こちらも層ごとに食感のコントラストがあり、複雑な味の重なりが調和した一品です。

③ ザクザク感とねっとり感がやみつき「4種のナッツとキャラメルのタルト」

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香ばしくキャラメリゼされたヘーゼルナッツ、ピスタチオ、アーモンド、カシューナッツがふんだんに使われ、食べ応えのあるザクザク感とねっとり感がやみつきの一品。

◯△□のタルト生地は、クッキー感を残すため、生地だけで二度焼きしているそう。そのため、フィリングと合わさってもしっかりとサクッとした食感を感じられます。甘さはやや控えめで、ナッツの香ばしさが際立ちます。

ホールの◯、1ピースの△、△を組み合わせでできる□

タルトは、ナイフやフォークを使っても、 うまく切り分けられず、結局ボロボロになってしまって、きれいに食べられない…、と感じている方も多いのではないでしょうか?私もそのひとり。◯△□のような、生地がやや硬めのタルトならなおさらです。

ですが、実は◯△□のタルトは、より食べやすくなるひと工夫が加えられていました。

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それは、あえて高さを低くすること。

そうすることで、そのまま手で持ってパクッとかじりやすいのです。さらに、個別包装の三角の箱から取り出すと、台紙に載せたまま口に運べるという画期的なつくり。

△の箱は、かわいいだけではなかったんです。

スタイリッシュなパッケージデザインにこだわった訳も、ひとつからでも気軽に手土産やおもたせにしてほしいという想いから。

もちろんホールで買うこともできますが、1ピースずつ異なる味を選んでアソートのように詰め、ホール状にして購入される方も多いのだそう。手土産にいただいても切り分ける手間もいらず、ナイフもフォークも使わず、より気軽に食べられますね。

どんな組み合わせでも分け隔てなく選んでいただけるよう、各タルトに価格差をつけず、一律料金なのもうれしいポイントです。ちなみに1ホール用(8ピース)の箱は、ピザのような平たい四角い箱になっています。

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ホールの◯、1ピースの△、△を組み合わせでできる□。お話を聞いているうちに、お店の名前の謎もとけました。

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贈る人贈られる人、すべてのおやつを楽しむ人のことを考え、フォークやナイフがなくても気軽にパクッといただけるおいしいものをつくりたい。そんなあったかい想いがそこに込められていました。

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デザインするということは、単純に見た目のオシャレさだけでなく、使う人の立場に立った思いやり、その先にあるストーリーなど、目には見えないこともたくさん含まれているんだなぁと改めて感じました。お話を聞いて、前より少し身近な存在になった気がします。

これからの季節、◯△□のタルトを買って、コーヒーをテイクアウトして、気軽にピクニックなんていうのもいいですね。

そんなカジュアルなスタイルを楽しめるタルトです。

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