【ショートケーキの日】シンプルでベーシックなものをよりおいしく。「CAKE&BAKE FELICE」
フードイラストレーター
まるやまひとみ
カレンダーを見ると22日の上に15日(苺)が乗っていることから、毎月22日はショートケーキの日に制定されました。
白いクリームに黄色いスポンジ。そして真っ赤な苺。
いつの時代も変わらず私たちに幸せをもたらしてくれる日本のショートケーキ。
あなたにおすすめしたい、横浜の素敵なショートケーキをご紹介します。
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横浜の百貨店に本店を構えるデザートダイニングカフェ「FELICE(フェリーチェ)」は、シェフのこだわりが詰まったランチにカフェ、ディナーまで常に店内が賑わう人気店。
特に好評のケーキは、テイクアウトの要望が多かったため、2023年に「CAKE&BAKE FELICE(ケイク&ベイク フェリーチェ)」として、ケーキ販売を専門にした店舗をオープン。
上大岡の街角にさりげなく佇むその姿は、誰もが気兼ねなく立ち寄れるやさしい雰囲気で人々に安らぎを与えている。
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
目次
ニーズに合わせたひと工夫。ケーキ店ならではの親しみやすさ。
周囲の景観に馴染むナチュラルな装い。
イタリア語で“幸福”を意味する「FELICE(フェリーチェ)」。
選ぶ幸せ、食べる幸せ、誰かと笑い合う幸せ。ケーキのおいしさが導いてくれる、豊かな時間。大きな窓からショーケースが光り、ケーキがひときわ輝いて見える。
目線の先にケーキと焼き菓子。つい目移りしてしまう。
「シンプルでベーシックなものをよりおいしく」をコンセプトに、気取らないほっとするケーキと焼き菓子が、店内の温もりとマッチして心を和ませる。
駅から住宅街へと繋がる通り沿いにあるため、帰り道に立ち寄る親子連れの姿も。
本店では比較的年齢層の高いお客さんが訪れるのに対し、上大岡店はファミリー層が中心。
また、カフェでお皿に盛り付けることを想定したケーキとは目的も異なるため、ケーキの甘さやクリームの量、サイズなどを店舗ごとに変えてニーズに合わせた形に仕上げている。
ケーキ作りに注力できる上大岡店ではラインナップも増やし、ここでしか味わえないフレッシュなお菓子でもてなす。
ひとりで少しゆっくりしたい時、お友達とちょっとお茶しに、通院の待ち時間にと、さくっと利用できるイートインスペースも完備。
※イートインはケーキとドリンクのセットのみ提供
白い壁に映えるオレンジの椅子。外から覗いた時に明るい印象を与える。
二層のクリームが見事に調和する、プレゼントのようなショートケーキ(イラストあり)
illustration by まるやまひとみ
今回いただいたのは
● ショートケーキ ¥640(税込)
下層にカスタードクリームを挟んだショートケーキは本店でも大人気。
上大岡店ではさらにカスタードクリームの層を厚くし、大きくても飽きのこない味わいに仕上げているという。
スポンジの淡い黄色と真っ白な生クリームのコントラストがいちごの赤をより引き立たせる王道のルックス。
まるでプレゼントを彷彿させるリボンのように波打つクリームと四角い形が印象的で、ピスタチオのトッピングがとてもオシャレ。
スポンジ生地の軽さが、あっさりと仕上げた生クリームに存在感をもたせ、カスタードクリームが口に入ることで卵の風味を色濃く感じられる。
熟したジューシーないちごと、クリームのコク。ひとすくいごとに広がるあじわいが、舌を包んで楽しませる。
ナパージュを帯びたいちごに誘われ、この日はてっぺんのいちごからぱくり。
ケーキの代名詞とも言える定番のショートケーキは通年販売。
いちごはシーズンごとに風味が変わるため、ショートケーキに季節感をもたらす。
夏季には国産の夏いちごが入荷。
少し強めの酸味が爽やかで、暑い日にぴったりのショートケーキに。
いつ食べても安定したおいしさで喜んでもらえるよう、できる限り国産の食材で揃え、安心安全を第一に材料を仕入れているそうだ。
ベイクドチーズケーキとガトーショコラも本店と上大岡店で味の濃厚さを変えているそう。
焼き菓子も鮮度抜群。狙うは“焼きたて”!
ウィリアムモリス柄の包材がお菓子を可愛くも上品にも演出。
店にずらりと並ぶクッキーにパウンドケーキ。
マフィンはリピーターも多く、お土産や翌日の朝食にとケーキと合わせて購入する方も。
種類豊富な焼き菓子の中でもとくにおすすめなのがフィナンシェ。数量限定でその日の焼きたてを販売している。
こんがりと焼けた表面が香ばしさを漂わせる。
きつね色よりもさらに濃く、サクサクに焼き上がった外側。中がほろりと口溶けると、バターとアーモンドのうま味がじゅわりと湧き立つ。ケーキ屋ならではのフレッシュなフィナンシェは、一度食べると病みつきになること間違いなし。
ひとくちの幸せが大きな幸せに。
焼きたてはぜひその日のうちに、むしろその場で!
キラキラと目を輝かせケーキを選ぶ子供たち。これも!と焼きたてフィナンシェを指差す姿に、こちらもふと笑顔がこぼれる。
シンプルで愛おしくなる定番こそ個性が引き立ち、何度も何度も食べたくなるもの。色とりどりのお菓子にワクワクする気持ちは大人になっても変わらないなあ、と、私もつい追加してしまった焼きたてフィナンシェにほっこりしながら、思いを馳せる昼下がりに、ひとくちの幸せを噛みしめた。
SHOP INFORMATION
SHOP | CAKE&BAKE FELICE(ケイク&ベイク フェリーチェ) |
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WEBSITE | https://www.instagram.com/cake.bake.felice |
ADDRESS | 神奈川県横浜市港南区上大岡西2-6-30 マルヨビル 1-A号室 |
TEL | 045-355-0707 |
OPEN | 11:00〜無くなり次第終了 |
CLOSE | 不定期 |
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