ハーゲンダッツ特集、インタビュー第8回は、6月28日より期間限定発売中のクリスピーサンド「ロイヤルミルクティー」。紅茶好きの心をくすぐる、濃厚ながらもすっきりとした味わいが人気です。企画開発担当の武田悠介さんに、開発のエピソードをうかがいました。
・第1回 ミニカップ バニラ
・第2回 ミニカップ ストロベリー
・第3回 ミニカップ グリーンティー
・第4回 ミニカップ 紫いも
・第5回 ミニカップ マカデミアナッツ
・第6回 クリスピーサンド キャラメルクラシック
・第7回 クリスピーサンド 抹茶フォンデュ
茶葉はダージリン一択!
味わい豊かなロイヤルミルクティーがそのままスイーツになったようなぜいたくな味わいですね。ひとくち食べると、紅茶の華やかな香りが口一杯に広がります。
武田おかげさまで、夏の期間限定商品として20〜30代の女性に好評いただいています。実は10年前にも同じフレーバーの商品を出したのですが、そのときは3種類の茶葉をブレンドしていました。今回は、いろいろ試した末、厳選したダージリンの茶葉を一種類だけ使用することになりました。
ロイヤルミルクティーなのに、茶葉はダージリンなのですか?
武田そうなんです。ミルクティーの茶葉と言えばアッサムが一般的なのですが、今回は夏向けのクリスピーサンドとして、ハーゲンダッツの濃厚なミルクと合わせたときのおいしさを追求した結果、行き着いたのが「ダージリン」だったんです。
紅茶の華やかな香り、ほのかな渋みや苦み、濃厚な味わいとすっきり感。ダージリンの茶葉から抽出したエキスを使うことで、すべてがパーフェクトなバランスになりました。
紅茶感の秘密は茶葉から抽出したエキス
どのように作られているのでしょうか。
武田茶葉から抽出したエキスを、アイスクリームとコーティングの両方に使用しています。紅茶とミルクを配合したロイヤルミルクティーアイスクリームを、紅茶を混ぜたチョコレートコーティングで包み、パリパリの食感に。さらにサクサクのウエハースでサンドして完成です。
この冷たいクリスピーサンド「ロイヤルミルクティー」をいただきながら、温かな紅茶のロイヤルミルクティーを一緒に飲みたくなりますね。って、どっちも紅茶になってしまいますが(笑)、このアイスクリームにはそういうスイーツ的な存在感があるように思います。
武田ありがとうございます。発売以来とても好評なので、おっしゃるように、スイーツ感覚で楽しんでいただいているお客さまが多くいらっしゃるのかもしれません。
購買層は女性が多いとおっしゃっていましたよね。
武田クリスピーサンド「ロイヤルミルクティー」に関しては、圧倒的に女性のお客さまが多いですね。
たしかに、コーヒーに比べて、紅茶好きな方は男性より女性の方が多いかもしれませんね。ちなみに、ハーゲンダッツのフレーバーごとに、お客さまの男女比のようなものってあるんでしょうか?
武田女性のファンが多いのは、グリーンティーやロイヤルミルクティーですね。男性は、チョコレートやナッツ、あとはキャラメルのフレーバーがお好きな方が多いようです。「バニラ」や「ストロベリー」などの定番商品は、小さなお子様からご年配の方まで幅広く受け入れられています。
なるほど〜、なんだかすごく納得!確かに、何種類かそろえたハーゲンダッツの商品をゲストに選んでもらうときって、男性のほうがシンプルなフレーバーを選ぶことが多いような気がします。対して女性は、複雑な味の組み合わせや、野菜や和風の素材など、少し変わったフレーバーも気軽に楽しんでいる印象が……。フレーバーごとのファンの分布も、研究してみたら面白そうですね!(つづく)