携帯電話にカメラがついたのは、わたしが高校生になったころでした。時間割、バスの時刻表、バイトのシフト表……画像フォルダに残されたものは、どちらかと言うと記録用のものばかり。写真を撮るなら『写ルンです』を使っていたし、何を撮ればいいかわかっていなかったんだと思います。

時代は流れ、2017年。スマートフォンについたカメラを使うのも、スマホで撮った写真を共有するのも当たり前になりました。美しいものや驚いたものに出会った瞬間(ときにはそれをつくり出して)スマホのカメラを起動する。そして共有する。そんなことを日常で行うようになりました。

そんなある日、わたしのInstagramのタイムラインに七色のケーキが現れます。気になったわたしは、スマホに指を滑らせお店の場所やアカウントを探していました。