突然ですが問題です。
これらのカップをまぜたら、何ができるでしょうか?
答えは「おいしいおやつ」。正しくは現代式菓子椀「ISSUI」です。
え? 菓子椀って一体何?
ゴホン、えー、ではまず「菓子椀」の説明を少々。
「菓子椀」とはその名の通り、お椀に入ったお菓子のことで、歴史は古く、室町時代にさかのぼります。もともとお茶の席で客人をもてなすために振る舞われたというお茶菓子で、和菓子のルーツとも言われるもの。
だそう。…実は私も初めて知ったんです「菓子椀」。その「菓子椀」の現代版が、この「ISSUI」。左が「ふわとろ黒蜜プリン」、右は「抹茶ババロア」です。なんてスタイリッシュ! 室町時代の茶人たちも驚きです。
ところで店舗名にもなっている「ISSUI」は、ひとすじの水の流れをあらわしたもので、「時代から時代へ、季節から季節へ、移ろいながらも、流れをつないで伝統から新しさへ」という思いが込められているそう。
店頭にはさまざまな椀菓子がずらり。まさに和菓子の古い歴史を現代に、新しい楽しみとして私たちに伝えてくれているようです。
どれもキラキラ華やかですね! ちょっとシブイ和菓子のイメージが総崩れです。
さて、今日の主役は「抹茶ババロア」です。
お店の方におすすめの食べ方をうかがったところ、お気に入りのお椀に盛り付けて楽しむのがISSUIの真骨頂なのだとか。
ババロアをすくって、あんを盛り付けて、生クリームを添えて出来上がり。まあ、なんてうつくしい! 老舗の甘味どころのよう。
自分の盛り付けにも満足したところで、さっそくいただきましょう。まずは抹茶のババロアをパクリとひとくち。
想像を超えたふわふわ感。ババロアってもっとねっとりしてるイメージでしたがISSUIのババロアはふんわり優しくお上品。丹波大納言小豆が原料とのあんことの甘さのバランスが絶妙です!さらに、追い打ちをかけるように白く輝く生クリーム。しっかりとした固さの生クリームが深みをプラス。室町時代の茶人たちが知ったら、驚きを超えてきっと悔しがるはず。
そんなおすすめの「抹茶ババロア」のほかにも、「ふわとろ黒蜜プリン」「あんみつ」と、その季節ごとの限定品が。
「抹茶ババロア」には生クリーム。マシュマロみたいなふわふわのおもち入りの「ふわとろ黒蜜プリン」には沖縄多良間島産の黒砂糖のジュレなど、どこかしらに現代風アレンジがされている「ISSUI」。
食べるまでの一連の作業はもちろん、ごちそうさままで驚きの連続で盛り上がることまちがいなし! 手土産やパーティーで注目を集めること請け合いです。
さらに、お椀に入れていただくだけでなく、この器のままでもいただける仕様なのでこれからの季節、お花見でもしながらのんびりといただくのも風情があっていいかも。
ちなみに「ISSUI」ブランドは、カレーで有名な新宿中村屋さんが新宿伊勢丹さんと共同で開発したブランドで、新宿伊勢丹のみの取り扱い。桜の季節はもうすぐそこ。和菓子が似合う季節に、ぜひ新宿伊勢丹へ。
ふわとろ黒蜜ぷりん 648円
SHOP INFOMATION
NAME | ISSUI ーイッスイー |
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URL | https://www.nakamuraya.co.jp/products/brand/issui/ |
ADDRESS | 東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿本店B1F |
TEL | 03-3352-1111 | OPEN | 10:30~20:00 |
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