老舗和菓子屋「大文字」の”普通の”お団子は、懐かしさとともに味わう極上の味。

ほっこり日本のおやつ

ふと食べたくなるお団子（ちなみに私はみたらし派）。コンビニでもスーパーでも手軽に手に入るけれど、和菓子屋さんのお団子を食べると幸せ度はぐんとアップする気がする。

ケーキでもおせんべいにもない、このほっこり感。多分、串に行儀よく差されたころころした丸い餅のひょうきんな様子だったり、もちもちとした柔らかい食感だったり、あんこやみたらしの優しい甘さだったり。

いろいろ要因はあるはず！…と団子愛を熱弁してしまったけれど、自由が丘で60年もの歴史をもつ、和菓子 大文字のお団子は、もっちり感、タレのバランスなど、これまで食べたことのあるお団子メモリーのなかでも上位だった。

昔ながらのスタイルで

「ほんと、普通のお団子ですよ」と３代目の大橋陽一郎さんはいうけれど、このほっと安心するお味の秘密、きっとどこかに！…とお店の奥にある厨房をちらりと覗くと、見たことのない古い機械や道具がたくさん。

丁寧に使い続けられた機械や、昔ながらの手法で一つひとつ手作業で作られているその一連の作業が美味しさのひみつにちがいない。

そしてそのこだわりは串からも知ることもできる。一般的にお団子には丸い串が使われることが多いが、ここは四角い竹串。これは機械じゃなくて手作業で作っているという証なのだとか。

「機械や道具を使って形をきれい揃えることよりも、その日の餅の具合を手で確かめながら毎日作ってきました。これが一番たしかな方法」

と、先々代の技と味を引き継ぎ、次へと橋渡しをした２代目ご主人の言葉とおり、昔ながらの手法で手間暇かけて作られた味は、確かに美味しかったのだった。

SHOP INFOMATION

NAME	和菓子 大文字
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ADDRESS	東京都目黒区自由が丘1-27-2 自由が丘ひかり街1F
TEL	03-3717-7701
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CLOSE	水曜定休

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